知佳の美貌録「帰らぬ父」
何処に行くあてもない。
ただブラブラとあてどもなく彷徨った。
好子が起きてきて顔を合わせれば、夜中に夫が寝静まったのをよいことに寝乱れ
息を押し殺しながら疼くソコと、それに火をつけた男と戦っている・・・
それを、その嬌態を黙って見過ごせなかったからである。
夜中がそんなだから、当然好子の朝は遅かった。
まだ明けやらぬ前に家を抜け出した幸吉の行方など、とんと解せない妻だった。
昼近く、幸吉が現れたのは親戚の家だった。
汗にまみれ、疲れきった顔で現れ「何か食べさせて」くれないかと言った。
ろくに食べさせてもくれなけりゃ、飲ませてもくれないと、こう言った。
気の毒がった親戚は、ありあわせの食べ物と酒をふるまって
満足した幸吉を気のすむまで寝かしてやった。
このようにして幸吉は、知り合いを転々として食べ物ともらい酒をし、毎日時を過ごしていた。
夫の幸吉がそんなだから好子は家事のしようもない。
暇な時間、外歩きした。
好子の身体つきが、なぜにそれほどまでほかの女と違うかと言えば、一言でこの外歩き
若いころ、一時は自転車にでも乗ろうと練習したこともあったという
だが、どうしても自分でペダルをこいで倒れずに走る。それが想像できなかった。
乗れなかったのである。
それゆえ、「遥か向こうに枕芸者の住む街が見える」の果てまでも、自分の足でせっせと歩いた。
下半身の鍛え方が根底から違って、内臓まで筋肉でできているかのように発達していた。
少しばかり風邪気味と言って薬を飲むようなまねはしなかった。汗を掻けば治ると思い込むような女だった。
その好子が鳶職に勝てなかった。
「まだお礼をしてなかった」
下手なこじつけで、再びあの男の玄関を跨いだ。
そろそろ姿を現す頃と、手ぐすね引いた男の懐に、なんと自ら飛び込んでいった。
それほどに男が欲しかった。狂おしかったのである。
座敷に通され、心ばかりのお礼と差し出した煮つけを、素直に受け取り脇に置いた男は
好子の目の前で、これ見よがしに着流しのまま胡坐をかいた。
好子の眼前に、ふんどしの奥の男の、いきり立つ逸物が露わになった。
好子は、正座の姿勢を崩し 視線をソレから逸らす風にしたが、足のつま先は男のそれに真っすぐに向け意思を伝えていた。
意を介した男は好子の後ろに回り、肩口をほんのちょいと引いてやった
ぐずぐずと好子は男の膝の上に崩れ落ち、男の手で乳房を着物の上からかし抱かれ身を揉んで悶えた。
「美味しそうなものを頂いたんだ、お礼をな」
「ありあわせで悪いんですが・・・」 語尾はよく聞き取れないほどに好子は乱れた
それというのも、好子の腰あたりを男のいきり立ったものが先ほどからしきりに突いている。
男の手は素早く着物の襟をつかみ肩から引きはがし、乳房を剥き出しにし唇を這わせた。
「アッ、アアアッ・・・玄関に鍵を掛けたの・・・誰か入ってきたら・・・」
「丁度いいじゃねえか、見せつけてやろうぜ」
「もし、こんなことしてるのウチのひとに見つかったら・・・お願い・・・」
「今度こそ、しっかり挿し込んでよがっているところを見せつけて、お前を寝取ってやる」
男は好子に対し、そう口にしただけで余計に分身が硬く、雄々しく好子の腰を持ち上げるのがわかった。
その分身は、先ほどから着物の尻の部分を捲りあげ、太腿を割ろうと二つの丘のはざまでもがいている。
「あぁ・・・はぁ・・・、ふっふっ・・・」
好子は男の膝に片手をかけ、その分身が尻の孔を通り過ぎて、
濡れている部分にあてがってくれるくれるように臀部をずらしたりしていた。
男は好子の右足を、太腿が開いてくれるよう懸命に掴んで引き上げに掛かっているが、
好子は好子で玄関の鍵が気になって、一向に割ってくれない。
それでいて、しっかりとカリ首を尻のワレメで捉えしごきにかかっている。
男はついに好子の足を手放し、直接下の繁みに手を伸ばし、濡れた襞の入り口に指を挿し込んで
親指でクリをこねまわすようにしてやった。
「アッ、ダメ、観られてしまうから・・・お願い」
ビクンビクンと身体を震わせ悶えながらも抗った、人妻の襞を弄ぶ屈強な鳶職の腕に血が滲むほど爪を立て訴え続けた
先だっては初めて見つけたブツブツを刺激すれば一発だったものを、今回は容易に太腿を割ろうとしない。
最後の手段と、男は好子を畳におろし、上から覆いかぶさり膝で強引に太腿を割った。
「ほうれみろ、こうやればお前のマ○コに儂のを挿し込んでも玄関からは見えまい」
女は抵抗する余裕を失い襞から大量の愛液を滴らせ、割り込む男の膝を濡らしようやく開いてくれていた。
難儀して男が女の太腿を割ったときには、男のカリ首から先だけが
好子がヨガって擦り付けた愛液でベットリ濡れワレメにあてがえばスルリと飲み込まれる状態にまでなっていた。
「あとはお前が腰を使って儂をワレメで咥え込む番だ」
「そんな・・・早く・・・お願いだからっ」
好子はなんとしても、一時でも早く迎え入れたかった。
それなのに、勢いが良すぎる男の逸物は好子の愛液で滑ってワレメに沿ってクリに向かってカリ首が抜けてしまう。
腰を後ろに引こうにも、下半身でしっかり太腿を押さえ込まれ身動きできないでいて、
僅かにワレメに沿って裏筋を擦りあげてやることだけができた。
だがそれは、好子が自分自身を苦しめることになった。
「アッ・・・もう、もう、」
首を横に振って苦しみを訴えるが、
男は先ほどから舌先で乳首を弄び好子が入れてほしくて苦しむ表情を見て楽しんでいる。
男の、十分勃起した逸物の下にある袋ごと、ワレメを押し開き 中に挿入を繰り返せるほど壺は開ききっていて
抱きかかえ、指で触れた尻の孔の菊門さえ愛液でしとどに濡れ、窄みが開いたり閉じたりしながら腹部とともにわなないていた。
そうまでしても、好子は男の逸物を自分の指で摘まんで壺に導こうとしなかった。
男は、寝取るには好子をそこまで追い込まなければ、この女はすぐにほかの男に寝返ると踏んでいた。
「ワッ、ワッ・・・」
打ち寄せる快感に男の背に爪を立て、太腿をバタつかせ首筋に血管を浮き立たせながらも
自分が先に逝かされるもんか、先に男に放出させてやると抵抗を繰り返していた。
幸吉は夕方近くになるころにはしたたかに酔い、足取りもおぼつかなくなっていた。
それでも家に帰るといわれ、引き留めるのもなんだからと
「気を付けて」帰るように言い含め送り出した。
元々幸吉は酒は一滴も飲めないでいたことは前に話したと思う。
僅かチョコ一杯で体中真っ赤にし、それ以上飲ますと気分が悪いと吐いたものだ
それが今では浴びるように飲む、が、決して強くなったわけではない。
酒が好きになったのは確かだが、相変わらず弱かった。
普段、三度三度ちゃんと食事もしていない幸吉は、この年齢になると酒は足に来た
朦朧とする意識の中、家までたどり着く体力は残っていず、路上で気を失って寝ることが度々あった。
その都度、知り合いという人たちから連絡が入り
好子は近所の男衆に頼んで家まで負ぶって帰ってもらっていた。
その幸吉は、とうとうその日の夜は家に帰りつかなかった。
朦朧とした意識の中、幸吉はある家を目指していた。
その家とは・・・ 今 時間を忘れて情交を繰り広げている鳶職の男の家
窓の下から中の様子を聞き耳を立てて伺い、我が女房が まさに寝取られる様子に打ちのめされていた。
好子が獣の咆哮を放ち、逝ってしまったのを聞き届け、幸吉は家を離れた。
あてどもなく彷徨い続け、路地裏で気を失って朝を迎えたのである。
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