啓介を当て馬にしてまでハメ氏と逢瀬を交わそうとする好きモノのピンサロ嬢
他人の持ち物に手を出し奪い取る、言わば男根比べに負け、その悔しさを晴らす手段を今度は得意のネットで探していた。
ひとつは職の定まらない自身の生活費に充てる為。
そしてもうひとつはパチンコ店で遊びまわるピンサロの女を騙して売り飛ばすためだった。
四六時中欲情しているように見えるにもかかわらず、自分を袖にし続けるこの女がどうしても許せなかったからである。
だから明けても暮れても啓介は彼女の尻を追った。
ピンサロの奥まったソファーでおっさんにハメられている彼女を見ても、終わったのちに自分もあやかるんだと心躍らせたほど彼女に夢中になっていた。
啓介はピンサロで本来やってはならないことをやっていた。
それが店内の隠し撮りだった。
たとえおっさん相手に絡み合っていたとしても啓介にとって彼女は格好の被写体だった。
ハメたくてたまらなかったパチンコ店で出会ったピンサロ嬢の、おっさんとの痴態をあまりの卑猥さから思わず隠し撮っていた。
おばさんのマンコを顔に押し付けられながらというものの、啓介の鈴口は彼女欲しさに涙を流し続けていた。
当初はこっそり持ち帰ってオカズにするつもりだった。
その気持ちが揺らいだのは文無しになったからだった。
チンコおしぼりを買うお金がないと店を追い出されたときからだった。
お金がないとピンサロには通えない、彼女を組み伏せることなど一生涯出来ないと思ったとき、こうなってしまった原因に思い至った。
元はと言えば彼女がパチンコ店で誘わなければこんなことになっていない。
それに気付かされた時、猛烈に腹が立って仕返しせずにおれなくなった。チンコの、他の男に彼女を奪われたことへの治まりがつかなくなっていた。
ハメたくてたまらない単独さんを誘い出そうと開設しているサイトにその隠し撮った動画を流し、あることを狙っていた。
啓介が狙っているのは単独さんと称し、女を売り買いしに来る業界人を探していたのである。
ホンモノの業界人に掴まって泣きわめく彼女に讒言の一言でも告げてやれば溜飲が下がると思った。
騙し返せると思った。
この種のネットは狡猾に事を運ぶ必要がある。
やり方はおおよそわかってはいたが、そこはネット運営者に任せた。
何のつてもない一般人が突然投稿サイトで宣伝まがいのことをやるのである。
当然そこには事前いくばくかの振り込みを要求された。
クレジットには信用保証という借入限度額の枠がある。
妻の冴が子供たちの将来に備え懸命に貯蓄してくれていたおかげで限度額が50万になったままだった。
振り出し元が女性の名前であることから運営者側も快く対応してくれて、掲載後すぐに反応があった。
相手からの連絡法は都合の良いことにメールだった。
これなら仕掛け元が男性とは気づかれない。
ピンサロ嬢のアドレスを相手に送り、誘いはおっさん相手に腰が抜けるほどハメてたと一言添え後は相手任せにしてみた。
程なくして相手から連絡が来た。
反応は上々で、メールに恋い焦がれたピンサロ嬢の卑猥な画像を添え彼女の売値を問うてきた。
文末には次のターゲットもよろしくとあった。
こちらの狙いを最初から読んで誘い出してきていた。
啓介はしてやったりと天にも昇る心地がしたのと同時に衆人環視の中でピンサロ嬢を犯したような満足感を得ることが出来た。
啓介もそうならピンサロ嬢にしてみても彼らの出現は大歓迎したいほどだった。
その日から啓介は彼らの意のままにナンパ氏を演じた。
他に先駆けて目立つことが出来れば満足する女性を見つけ出すのにそれほどの労力は必要なかった。
如何にもカメラの前に立たせてあげるような素振りでナンパする。
啓介が編み出したこの独自の方法をやがて業界側が利用することになる。
素人ハメ撮りとそれに続く売春斡旋。
AV女優としてカメラの前に立てることを条件に彼女らは事務所に所属することに合意したという。
その、未発表分の動画を横流ししてもらい啓介はおかずにした。
動画に映し出された面談と称する初対面の場が、明らかに彼女らの住まいだったことにまず驚かされた。
問題が発覚したとしても、そこは同意の上での行為と言ってしまえばコトは片付く。
だからあくまでも彼女らの方から招き入れてくれた体にしたんだろう。
何気ない会話の中で、ここぞというポイントを的確に攻める業界の男。
それにつられるように彼女らは自身の身の上話をするようになり、次第に身を寄せ合うようになる。
さすがと感じたのは業界の彼らは必要となればいつでも股間を膨らますことが出来たことで、
勝機をそこに見出したとでも思ったのだろう、彼女らの方から誘い掛け、フェラへと発展していったようだった。
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