まりあ 19番ホール 第3話 Shyrock作
家を出てからちょうど1時間掛かったことになる。
平日と言うこともあって客も少なく閑散としているように思われたが、ゴルフ場は意外なほど賑わっていた。
時間から考えて、早朝から訪れてすでにラウンドを終えた人たちと、これからプレイを楽しむ人たちが混在しているように思われた。
賑わうフロント附近の様子を見ていた車本とまりあの元へ、1組のカップルが現れた。
「やあ!車本、久しぶりだな~!」
「車本さん、ごぶさたしています!」
おそらくこの二人が今日いっしょにプレイをする車本の友達夫婦なのだろう。
男性は長身で眼鏡をかけており、女性は小柄で愛くるしい雰囲気がした。
「お~、望月、元気だったか?」
「うん、変わりないよ。それはそうと横におられる麗人、早く紹介してくれよ!」
「ははははは~!お前相変わらず目敏いな~!紹介するよ、この方が我がゴルフスクール優等生の阿部さんです」
「まあ、そんな……」
まりあははにかみながら挨拶をした。
「はじめまして、阿部まりあと申します。全然優等生なんかじゃないですよ。今日はよろしくお願いします」
テーマ : 官能小説・エロノベル
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