落涙
まさかと思ったその日

喫茶店の窓辺の席に、いつもと同じように彼が座ってくれていた。
同じ看護師仲間もこの喫茶は仕事帰りによく利用する
彼との待ち合わせみたいなところを見つかったらと思うと怖くて
結局玄関の外の植え込みの脇から彼の姿を見続け
彼が諦めて喫茶を出て
隣街に帰るため、駅方向に歩いて向かうのを陰ながら見送り
姿が見えなくなってから帰宅した。
辛かった。
彼に一目会って、気持ちを伝えたくて喫茶に行き、玄関前に行きつきながら入れず
しょんぼり帰る。
その後ろ姿を見てしまったことで、会いたい気持ちが抑えきれなくなってしまっていた。
「・・・とりあえず電話しました」と告げたときの
言いようのない不安と期待
ちゃんとそれに応えてくれていたのに、わたしの都合だけで顔も合わせずに立ち去らせてしまった。
怒っているだろうと思うと自然、涙が頬を伝った・・・。

喫茶店の窓辺の席に、いつもと同じように彼が座ってくれていた。
同じ看護師仲間もこの喫茶は仕事帰りによく利用する
彼との待ち合わせみたいなところを見つかったらと思うと怖くて
結局玄関の外の植え込みの脇から彼の姿を見続け
彼が諦めて喫茶を出て
隣街に帰るため、駅方向に歩いて向かうのを陰ながら見送り
姿が見えなくなってから帰宅した。
辛かった。
彼に一目会って、気持ちを伝えたくて喫茶に行き、玄関前に行きつきながら入れず
しょんぼり帰る。
その後ろ姿を見てしまったことで、会いたい気持ちが抑えきれなくなってしまっていた。
「・・・とりあえず電話しました」と告げたときの
言いようのない不安と期待
ちゃんとそれに応えてくれていたのに、わたしの都合だけで顔も合わせずに立ち去らせてしまった。
怒っているだろうと思うと自然、涙が頬を伝った・・・。
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