束縛から解き放たれる唯一場所、それが比葡の里への道 知佳作
巨乳爆乳の人妻たちが集まりました!
「買い物ついでに薬草の持って行ってきます」
このように告げて下薬研 (しもやげん) のを早朝に出立していった真紀さんでしたがあるところに辿り着くとプイッと道を逸れました。
そこはかつて下薬研 (しもやげん) の衆が苦心惨憺し一度は開墾したであろう道程の中ほどにある一見してそれとわかる広さを持つ休耕田様の雑草地でした。
閉じ込められた世界から一刻でも解き放たれると真紀さん、せめてもそこに夢を見いだせないかと通るたびに周辺を散策してしまうのです。
この時代結婚とは必ずしも自分の意思に沿うものでもなく、時には仲人と呼ばれる方が勝手に決めてきて親も立場の弱さから首を縦に振ってしまい泣く泣く嫁ぐこともままあったのです。
真紀さんの場合それほどでもないにしろ、まさか自分が鳥も通わぬと言われる山間の地に生涯にわたって閉じ込められるなどと夢にも思わず成り行きに任せ嫁いで来てしまったのです。
来てみてわかったのはその不便さ、何時しか閉塞感ゆえの孤独さにさいなまされることになったです。 将来を誓い合い共に生きていこうと言ってくれたはずの夫でさえ時に耐えきれなくなり、こともあろうに親に向かってではなくよそから嫁いできた自分に向かって愚痴るのです。 無理難題を吹っ掛けて来るのです。
テーマ : 官能小説・エロノベル
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生活すべてが薬草頼みの下薬研 (しもやげん) 知佳作
自分たちの生活を脅かす入谷村に集落の村道入り口を塞がれたような格好となった下薬研 (しもやげん) では家を建てるにしてもそれなりの場所に建てざるを得ませんでした。 入り口を塞ぐようなやり方をするということは攻めてくる可能性もあるからです。
このためまず最初に建てた場所というのが入谷川を分岐点とし下馬見川を遡った最も谷幅が狭くなった地点でした。 これは入谷からの侵入路である村道に関所を設けるためでした。 これに当たったのが加納家です。
次に建てたのが上薬研 (かんやげん) から峠を越したばかりの丘の中腹に見張り小屋を兼ね建てました。 杉山征市さんと須恵乃さんが住まう出城の役目を果たす杉山家です。
そして最後が上馬見川の向こう岸、自分たちの耕作地が一望に見渡せる地に建てたのです。 これが加藤新太さんと真紀さんが住まう本丸ともいえる加藤家です。
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淋しさを一時でも忘れるための求めあい 知佳作
山間に閉ざされ雪に閉ざされと、兎に角何事につけ耐えるしかない入谷の地にあって老いて家族からも見放され薄暗い部屋でじっと虹の橋を渡るのを待つというのは下るのを看ているしかない史帆さんにとっていかにもつらいものでした。
その史帆さんとて今はもう親は亡く、伴侶であったご主人も亡くし天涯孤独の身、年齢こそ違えど淋しいには違いなかったのです。
しかも史帆さん、ひとりっ子に生まれさぞかしちやほやされたと思いきや親は本家という名に負け世間体を重んずるばかりで子育てには関心を寄せなかったのです。
生まれて初めて地元の人に本気で打擲され妙な気持が湧いてきたのは確かでした。 親が本気になって叱ってくれたとか褒めて教えてくれたことなかったからです。
末は良い婿を取って家を守ってくれたらそれでいい、農家の仕事なんか覚えなくていいと言われてきたからです。 生まれてこの方山間の孤立した集落に住み暮らしいながら自分のことを門外漢って感じてたからです。
こういった心境の変化はたとえプロとはいえ街でしか暮らしたことのないケアマネや介護士では推し量れないところがありました。
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浮気をオカズにし始めた加納夫婦 知佳作
浮気、されたらされた方は腹が立つんですが、そうは言っても背徳行為こそ一番興奮しオカズにも成り得ます。 そのオカズというのが寝取られの覗き見ではないでしょうか。 この時ばかりはハメ合ってる方はもちろん覗き見ている方もこの上ないほど真剣だからです。
夫側にしろ妻側にしろたとえお互いがお互いを三下り半を突きつけてやろうかと云うような関係に成り下がっていたとしてもいざ寝取られたとなると心穏やかでいられるはずもありません。
それはともかく、これが他人の持ち物を掠め取ろうとしているときは尚更で、それすなわち浮気であったとしても誰でも女のハメ合った後の行方に夢中になります。
ましてやそれがご主人も放したくなくて懸命に引き戻そうとするような賢夫人が目の前で寝取られつつあるなら格別です。
莞爾さんと美澪さんは自分たちがそうであることを重々承知していながら寝取られ性癖に負け浮気をオカズにしようとしてたのです。
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賢夫人の野田原詣で 知佳作
禁止されるからこそ興味を抱いてしまうのがエロの世界。 行くなと言われたりその場所に行ったんじゃないかと疑われたりすればするほど逆にこれに逆らい行ってみたくなるのが人のツネ。
当時野田原 (のうだはら) とはそれほど婦女子にとってエロい危険な地域と思われていました。 安達義道さんは実際には話しの良く分かる心根の優しい人なんですが見た目には奥山から這い出した熊に似ていて精力に満ち溢れていたからです。
野田原 (のうだはら) は迷わず道を進めば行き着くことはできるのですが、万が一道を逸れたりしたら樹海に入り込み抜け出すことが出来なくなるほどの山奥です。 だからこそなのか足を運ぶ漢も中にはいましたが女人となると極秘裏にコトを運ばれるためなのか全く噂に登らなかったのです。
この地の主である安達義道さんでさえまさかこんなところに妻のオ〇ンコ欲しさにノコノコ現れるバカもいまいと安心して立ち働かれていて、いつのまにやら愛妻の珠子さんを寝取られてしまってたんです。
その野田原 (のうだはら) にわざわざ足を運ぶ女人がいました。 賢夫人であるはずの加納美澪さんその人です。
ご主人が夫婦和合の折にしつこく野田原 (のうだはら) の名前を出すものだからつい興味が湧いて足を向けてしまったのです。
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