爺様から仕込まれた露出癖 貸し出され覗き見され燃える和子の性癖に魅せられて
旦那にそれとなく背徳を覗き見させ、どの程度愛情を注いでくれているか確かめたいというもの。
独身時代、恵子は派手に浮名を流した。
実際男から男へと渡り歩きはしたが、世間が噂する躰の関係を誰かに観られたわけではない。
違う男と一緒に歩いているところを誰かに観られた程度のもだったが、噂は尾鰭を付けて広まった。
自尊心をいたく傷つけられたような気がした恵子は、それならと一見生真面目そうな今のご主人を逆ナンし、同棲を経て結婚に漕ぎ着けたのが半年前だった。
結婚して気付かされたのはレスの辛さだった。
仕事一辺倒の旦那はベッドさえ共にしようとしなくなった。
「朝出かけるのが早いし、深夜になってからじゃないと帰れないから」寝てるお前を起こすのも可哀想な気がして、それで別々に寝ようと思ったんだと言い訳した。
血相を変えて男どもが奪い合ってくれる。
それでこそ衣服や靴を選び化粧のし甲斐がある。
抱きたいどころか一緒に寝るのも嫌だと言われてみれば、全ての人格を否定されているようで不快でならなかった。
だから愛を確かめてみたくなった。
かつて和子が恋人の前で爺様に抱かれたときのように覗き見されている中での寝盗りをである。
和子が耳にタコが出来るほど留め立てしても、いや、言えば言うほどそれに逆らい恵子は己の存在を喧伝した。
男の不思議に自虐があり貸し出しというものがあることは承知していた。独身時代半同棲中の男がありながら他の男に抱かれたこともある。
しかもその、これから抱きたいと請う相手とのやり取りを同棲中の男に魅せつけ興奮したことがである。
当時同棲中の男が行ったこと、それが覗きと下着類の窃盗、それに痴態盗撮だった。
未だ抱けもしないのにLINEを使ってこれらの撮りためたお宝画像を流出させたりもしてくれた。
自分の力で抱くこともできない彼は、これらの画像や動画を相手に贈ることで暗に「貸し出してやるんだぞ」と下目線であることを示したかったんだろう。
悪いことにそれが益々寝盗られに拍車をかけるきっかけになった。
己の優位性を世間に示し、その上で選ばれし者となり抱こうとする。
アブナイ画像・動画ならばこそ恵子の意図が見え隠れし、嫌が応にも女への男の熱意は強まる。
元来男などというものは他人様の大切なお宝を寝盗ろうと躍起になるものでタダマンと聞けばほおっておいても雲霞の如く押し寄せる。
そのお宝が欲情してやまぬとなれば、誰しもこぞって優位性を伝え、出会ってのしかかろうとする。
その、言い寄ってくる男どもに恵子は、次から次へと件の如く自撮り画像をLINEで贈って誘惑し続けた。
「アラ嫌だ!運動不足でこんなにお腹に脂肪が着いちゃって」と、このような文面を添えてLINEを流せば、
相手方から「運動不足を今すぐ解消してあげるから、早く出てらっしゃい」と囁きのようなLINEが返されてくる。
マスカキながら返答を返してくれてる手ごたえを感じることが出来た恵子は有頂天になった。
恵子を、あわよくば呼び出せまいか、呼び出し己の力を人妻に伝えることは出来まいかとLINEを送り鳴らす。
逆の立場にあったとはいえ若かりし頃寝盗られを楽しんだ記憶があり、それがなおのこと発情中の子宮をキュンキュンさせた。
筋肉を興奮のあまり隆起させ、フル勃起した亀頭の先端から涙を流し熟妻にお相手を請う男どもの姿が目に浮かぶ。
発情した牝を数えきれないほどの牡が交尾目的で追いかける構図が目に浮かんだ。
こうなるともう自分で何を考えているかさえわからなくなっていた。
わかるのは、どんな高額な要求を突き付けても彼らは己が先に恵子を抱くことが出来れば条件を飲むだろうということ。
寝盗る様子を周囲に魅せ付け、強く優良な牡であることを示しながら奪いまぐわうつもりであること。
その点については恵子が望む、周囲の女どもに優位性を魅せ優れた牝であることを誇示したい願望、それと同じだった。
発情期の色白な女体は表面に青く血管を浮き上がらせ息づいていた。
「こんなになってる・・・ 綺麗!」
興奮した乳房は上向きに隆起しぬめるように光り輝き、乳輪は乳房から更に豊かに盛り上がり乳首は乳でも出ようかというほど張っている。
三十路も半ばに近づいている。にもかかわらず恵子の躰は在りし日の艶を取り戻しつつあった。
「ウチの人、何かといえば忙しい忙しいと・・・ 盗られても知らないから!」
姦通をもくろまされること、それは恵子の躰にJK時代の若々しいフェロモンを湧き出させることに繋がっていた。
例えば食べ物、
これまでは亭主に家庭の味をふるまう必要などないから互いに外食で済ませていた。
どことなくぽっちゃりしてきたようで、これを和子のように自炊に切り替えた。
特に脂肪を落とし腹部をスッキリさせたくて水溶性野菜中心にメニューを組み立て、それでも足りなくて和子の薦める整体に通い脂肪を揉み落としてもらうことにした。
生まれて初めて整体というものを体験させられた恵子は、そのぬめるように身体中を這いずり回る手にすっかり酔った。
「気持ち良くてなんだか寝てしまいそう」 始まってものの10分も経つと睡魔が襲ってきた。
「気にしないで躰を楽にして、寝てられても構いませんよ」
うつ伏せになり首筋から背骨に沿って整体師に揉み下ろしてもらううちに寝入り始めた恵子。
「この辺り少し右に曲がってますね。矯正しときますが痛い時には教えてください」
太腿の間に整体師の膝が割り込み腰の括れを両の手で締め上げるようにしつつ右に左にと押し込んでゆく。
その頃和子のマンションでは恵子に言い寄る男のひとりがモニター画面を食い入るように魅入っていた。
整体師の部屋に、許可を得て取り付けておいたカメラの向こうで寝盗ろうと言い寄る男の獲物が整体師によって堕とされようとしていて、それが放映されていたのである。
無論これは和子が巧妙に仕掛けた罠だが・・・
手は次第に下に下がり臀部を捉え同じように左右に押し腰の歪みを矯正し始めた。下方のカメラからは恵子の下腹部の布切れが僅かにどかされヌレ始めたマンスジがチラチラと見える。傍から見てもオトコを迎え入れたがって疼き始めているように見える。
重ねた躰の火照り具合からも気が満ちたことを感じ取ったのだろう、やがて施術師のその手は土手の繁み方向に伸び、腰を掴むようにして捻ると期待たがわず陰部をカメラの向こうで魅入る和子や男に向かって「これから奪うぞ!目をひん剥いて見てろ」と言わんばかりに晒してくれた。
「運動不足で腰部のスジが張り過ぎて硬くなっていますので少し揉みほぐしますね」あくまで言葉は柔らかい。
云われるまでもなく腰痛持ちの恵子。だが、最前から恵子のマンスジあたりを生暖かい肉の塊が蠢いていた。
「硬いとどう悪いんでしょうか?」まさかこんなところでとオズオズ訊く恵子にあっけらかんとして答えたところによると
「殿方はホトホトになったアソコが好きなんでしょう。これを体得された女性は重宝されているようですよ」
始まりとも思える言葉を口にした。
隠そうと思えば隠せるはずなのに恵子は誘惑の姿勢を保ち続けている。が、見上げれば整体師は既に恵子の胸を隠していたものを押し上げて、その乳首を口に含んでしまっている。
だから恵子は整体師の肉棒がめり込もうとするタイミングを推し量れないでいた。
恵子を口説き堕とし胤を仕込まんとする男が、どうしても辿り着けないでいるワレメに整体師の生チンは、先端でパンティーを脇にどけるとあっさり割って入ってしまった。
そんな!と言いかけた恵子を制して「お腹に収まってる硬いものを意識しながら捕まえに逝ってください」
有無を言わさぬキツイ言葉に恵子は「こんな風で良いんでしょうか?これで治ります?」膣に肉棒が突き刺さっていることを認めようとしない。
「う~む・・・ 大丈夫です。とても綺麗ですよ恵子さん」褒めたものだ。
「アイツめ!!殺してやる!」顔を真っ赤にし、それでもモニター画面から目を放せないでいる男。
息巻く男の股間に和子の手が伸び膨らみを捉え扱き始めたのはそんな時だった。
「フフッ、気になるのね。いいじゃない貸してあげるのも」ドレスの裾を捲り、真っ白なパンティーを晒す和子。
「貴方だって旦那から彼女を寝盗るつもりだったんでしょ? あの女 昔は随分いろんな男を咥え込んできたんだもの、今更何よ!不潔!悔しいんでしょ?あんなエロ整体師に施術受けにノコノコ出向く尻軽女が。だったらうんと鍛えて屈服させたら良いだけじゃない」
云うが早いか、もう男の逸物は和子の唇によって先端を吸われていた。
鼻腔を和子の放つ甘い香りが襲う。
足首にその和子の下腹部の温もりが伝わってきた。
男は恵子を想いつつ和子の乳房を鷲掴みにし、寝盗られに堪え揉みしだき、射出に耐えながらなおもモニターを、恵子の様子を覗き見た。
恵子に肉球を使わせながら整体師は恵子の腹部を空いた手で揉みほぐしにかかっていた。
「あっ、そこを押されると・・・」顔をしかめてみせた。イキかけた風は必死で隠していた。
体内に収まった硬いものの先端を腹筋越しに指先が押してくる。
両の硬いものに捉えられた肉球は行き場を失い扱きあげられていた。
「ああああ、そんな・・・いい!」
強い刺激に腹筋が悲鳴を上げヒクついた。両の手は整体師の上腕を捉え引き込もうか突き放そうか迷いに迷っていた。
一方和子の部屋で事の成り行きを見守る男を屈服せしめようと整体師も本気で恵子を堕としにかかる。
恵子は遂にマングリ返しの体勢を取らされ斜め上方から貫かれ、未だ硬い子宮口への施術までをも受けさせられた。
金玉アングルの接写状態で結合部が晒されている。恵子は男を見ぬよう冷静を装っているが、こうなると堕ちるのも時間の問題だった。
事実亀頭冠が子宮口をノックし始めており、もう既に頸部を引き出し始めたのだろう、ほとんどピストンが行われなくなり深く挿し込んだままえぐるような動きが加わり膣入り口が棹によって大きく割り開かれると待ちに待った射出の瞬間を狙いすましてのことだろうか皺袋が幾度か収縮し始めていた。
「決まったわね!いかに若い男たちによって弄ばれ慣れてるとはいえ、あのオトコの手にかかって堕ちなかった女はいなかったわ」
見てご覧という風に和子は大きく映し出された男女の結合部と、組み敷かれている恵子の顔とを指示した。
全神経を使って亀頭冠と子宮頸部及び肉球の探り合いが始まったのだろう、目を閉じわずかに口を開けため息交じりの呼吸をしていたと思いきや、次の瞬間弓なりに反って苦痛に顔を歪める。
徐々に陰部全体が皺袋に向かって開いていき、ヌラヌラと光る陰唇が余程欲しいのだろう棹を弄り続けていた。
整体師の部屋でチンピクが始まろうという頃になった一方の和子の部屋で、今まさに件の恋敵の男の逸物は和子によってモニターを見つめた座位のまま射出させられようとしていた。
和子は知っていた。
整体師が和子に焦がれ、いつか渾身の熱棒を受け止めさせてやろうと狙っていることを。
方やこの男は人妻の恵子を寝盗ってやろうと通い詰めていることを。
恵子はこの男との逢瀬を成就したく、散々お誘い画像を送り付け甘い言葉を返させていた。
整体師は、己の逸物を和子に見せたくて送り込まれてくる女たちとの情交を一部洩らさずカメラに晒し続けていたことを。
そしてそのふたりの男の獲物をそれぞれに貸し与え妄想させたとしたら、さぞ豪快に射出してくれるだろうことを。
この整体師の良いところは性感マッサージも兼ねていて恵子のような女には体型を整えるとは別にその武器をも開拓してくれたこと。
太腿を割り、足元から視姦したとき着衣の段階でいかに誘えるかにまず重点を置いて覗き見連中に見せてくれたこと。
そこでこれまで履いていたショーツを止めスケルトンのパンティーに履き替えさせることにし送り込んで、整体師の勃起度で結果を測ってみたりした。
結果は上で述べた通りとなった。
恵子はものの見事に整体師との肉欲に溺れ、何かと言い訳しながらチンポを味わいに来るようになった。和子の部屋は人妻の背徳行為を見たさの客で再び繁盛するようになった。
但し恵子は恋する男がまさか和子の部屋で整体師と恵子が絡み合い、情を交わすところをモニター越しに見ていたことまでは知らない。
布切れ越しに卑猥な現象が見え隠れしない限り奪ってやろうという気は起らないと知ると恵子は整体師に頼み69でその効果を高めた。
こうして探しあてたスケスケのパンティーはあの年齢に負けないための魅せる武器だったが、男たちの動向を知った今ヌレそぼり欲情しきったマンスジがそれと分かるほど口を開け男の来訪を待ちわびてヒクついていた。
旦那にしても恵子の意図はこうまでされると容易に解明できた。
引き留めることが出来ないのは独身時代は派手に浮名を流したという我が妻の本性を、痴態を診んが為であった。
日々華やかさを増す我が妻の、その時期は確実に近づいてきている。そう感じていた。
それはそう、ある日のことなど忘れ物を取りに自宅に帰った時、玄関先でもそれと分かるほど妖艶な香りが当たりを支配していた。
滅多にコロンなど用いないはずの妻が昼間にシャワーを使いサムライで仕上げた痕跡が残っていたからだった。
脱衣籠の中には濡れたタオルで包み隠すようにしてクロッチに黄ばんだチーズ臭を付着させた下着が脱ぎ捨ててあった。
あれほどだらしなく太った躰を湯上りに隠しもせず部屋中を歩き回っていた妻が、この頃になってその露出をピタリと止めた。
深夜遅くまでお酒を飲んでクダをまいてたものが、その時間までなにやらネットでやり取りしているらしく、自宅近くで寝室を見るとモニター画面の明かりだろう、部屋が妙に明るかった。
恵子がトイレを使った直後に代わって入ろうとすると、妙に甘酸っぱい香りが漂うことがあった。
自堕落な生活を送っていた恵子が糖尿にでもなったかとあざ笑ったのもだが、
自慰を済ませた後であろうことは今になって見れば容易に判断できる。
久しく目にしたことのなかった欲情した妻の自慰の痕跡は強烈なインパクトとなって股間を刺激してくれた。
「男が出来たな! 怪しからん奴だ。私が一生懸命働いてる昼日中に姦通を企てるなどと。バカにしやがって!」
息巻いてるその端から件の妻が昼間に男を引き込みまぐわう情景を覗き診たくてたまらなくなっていた。
そして想い出した。婚約に漕ぎ着けた頃の自分は取り巻き連から恵子を寝盗り有頂天になったものだということを。
その、勃たせてくれた原点は結婚を前提にした付き合い最中に頻繁に裏切りにあい、他の男に抱かれているであろう悶え苦しむ男根を挿し込まれた牝の妄想、それによって勃起を得ていたことを。
「あれは私のマンコだ!私に惚れたと言ってくれたんだ。だからこれまで養ってやった。寝盗られてたまるか!」他の男たちが見ている前で孕ませずにはおれなかったが他人棒に注がれる様子も診たくなっていた。
「バカな!妻を騙して露出させ、輪姦・乱交されるのを覗き見て扱きたくなるとは!」
萎えて久しかった股間が熱くなるのがわかった。
爺様から仕込まれた露出癖 意図しない妊娠や体調不良の時に襲われる恐怖
恵子は、結婚するまで夫以外の男と、もしかしたら孕むかもしれないというほどの身体の関係を持ったことはなかった。
省学生から忠学生の女性といえば、一気に性が芽生え始め、それでなくとも異性を、知らず知らずのうちに求める年ごろなれば、やっぱりいたしたいし、友達との自慢比べで負けたくないから、秘かに男とやった。
それでも、指マンとかクンニまでは許したものの、ゴムなしで入れさせたことはない。
熱し切ったペニスから注がれる精液を受け止めてみたいという欲求に、もやもやして、どうしようもない日もあったが、男にだらしない母を見てきたせいか、自堕落な生活は身を亡ぼすと自らに言い聞かせ己を抑えこんで耐えてきた。
その、タガが外れたのは、夫が同窓だった美也子と萱の原を含め、場所を変え幾度となく情交を持ったと知った時だった。
〈男だけ許されるなんて・・・〉
仕返しのつもりで、敏行に誘われるまま、相手を嬲ってやるつもりで誘惑チラリズムで誘い込み挿し込ませ、挙句男が持たないほど欲情に突っ走った。
運がよかったのは、夫と床を共にしたり、敏行に幾度となく生で挿され奥深く射出されても、妊娠の兆候は一向に表れなかったことだった。
「産まず女だから良かったって思ってるの?それってやばいんじゃない?」返す言葉が見つからない。
敏行とナマでするからには常日頃夫に生ハメさせておく必要があってその点は抜かりなかったはず。が、万が一にもできた時のことは考えてもみなかった。
和子に言われ、初めて恐ろしいという自覚が芽生えた。
忠学生が夫や爺さん・おっちゃんに、あくなき欲望を爆発させたい気持ちはこの時の恵子には痛いほどわかった。
ひとつは生殖機能が活発になり、身体の芯から沸き起こる何かに抗えなかったこと。
そしてもうひとつは、色や型が違う肉体に興味を抱き、それらが交わればどうなるのか試したくてたまらなかったこと。
恵子も、そのことについて芽生え始めていたと思える年代に、目の前で母が魅せてくれた男に組み伏せられ、身悶えして苦しみながら射出を受けていることの卑猥さと美しさ。自分の力では抗いきれない男への憧れと欲情を、それに伴う快感を心ならずも忠学生という身の上で自慰にふけりながら覚えた。
いや、覚えさせられた。
男も、おそらく女の娘が観ていることに気づいたればこそ、なおのこと母親を責め苛ませた。
我が娘に視姦されていて、それでも自分の力で男の挿し込みを止めることができない女の悲しい性は幼い娘に得も言われぬ衝撃を伝えていた。
下手すれば、身籠るかもしれないと、わかっているから挿し込まれたその、怒張し、膣を掻き回し、許可を得たくて子宮をノックするペニスを、心まで奪われぬよう必死で振り払おうと、母は胤搾りプレスをやった。
背面騎乗で怒張を咥え込んだヌレ光る結合部を男の視線の先に魅せつけておいて、その豊かな臀部をグラインドさせ搾り上げた。
だが、それはすればするほど男に快楽を与える結果になった。魅せてはいけないと警戒怠らなかった娘をいっそう凝視させた。襖越しに覗き診た結合部を卑猥さで魅入らせ自慰に耽らせてしまっていた。
窮屈なはずのワレメが必要以上に押し広げられていたのも初物が熟しきり、その欲望が我に向いていることを知ったためであり、そのことが母にとって女同士の争いの元となっていて、だから組み敷く女を下したのち、隙あらば娘をと想う男にとって殊の外欲情が増したのである。
性が芽生え始めている娘に向かって、大人の女の何たるかを魅せ付け、成長を促すことほど、この時の男にとって欲情につながるものは恐らくなかったと思われた。
だから、我が娘の前であっても男に捨てられまい、寝取られてなるものかと卑猥に振る舞う母親に、或いは邪魔立てする奴と怒気を含んで挿し貫いたかもしれない。
「よく観とくんだぞ。そのうちお前もこうなる」ニヤリと笑ってみせ、
母にだけ聞こえるように淫語をささやく男に、逆に母はそれ以上の淫語を返し、娘に男を奪われまいと、悲しいかな娘をライバル視し本気になって男根を誘い込み、射精を促し続けた。一滴残らず搾り取るためにである。
そうなってしまって、既に自身の肉球が亀頭冠を深く引き込もうと舐っているのに、先のことがあって、それはそれで抗い続ける母は、
「・・・ダメ、そこは・・・あああっ、もっと強く!あんあん、あああ」
湧きおこる欲情と身籠る恐怖、逝かせてくれた男を失いたくなくて、いつしか我を忘れて肉にすがっていた。
和子に言われ思い起こしたのはこのことだった。
「和子さんにアフターピルのことは聞いた。けど・・・」
そんな薬品が簡単に手に入るわけがないし、母子家庭で育ち、どちらかと言えば全体的に育ちが悪かったあたしと違い、萱の原で魅せてくれた、あの成長著しいようなピンクの秘部をもつ娘はきっと、
「あの時射出に加わった男の誰かと、疼きに抗えず、きっと再び関係を持ち、その時こそ恐らく孕む・・・」
今はまだ、妊娠の恐怖を知らないから、男の欲情の赴くままに興味本位で迎え入れ、次第に開発されていく性器がもたらす快楽を楽しんでいるが、きっと近いうちに泣くことになる。
「和子さんにピルコンのこと、もっと詳しく聞かなくちゃ」
あの娘が可哀そう、せっかくセックスの快感に芽生えたなら、爺さんやおっちゃん、夫のためにも必要な時、必要なだけ生で挿し込んでもらって楽しんでほしい、
孕ませたは良いが、それと知って捨てられるのは同じ女として見るに忍びなかった。
「きっと和子さんなら、アフターピルっていうやり方、教えてくれる」
受胎しても、早い段階なら自分で流せる薬があるって聞いたから、
「親にも、もちろん学校や友達にも知られることなく・・・」
妊娠の恐怖さえなくなれば、本来女は男以上にセックスしたがるし、男が離れて行っても怖がる必要もなくなる、
「そうすれば、雪囲いの日に覗き見し、こそこそ逃げ隠れしてた男も誘ってあげて挿し込んでもらうこともできるんだ」
食うや食わずの村でも姦通はよくあることだった。
村では、体調が悪くてうなされているときにでも ー普段優しくて、なんでも気を利かせ手伝ってくれていたはずの男がー 拒む妻に向かって強引に挿し込み射出するという話をよく聞く、その悔しさ辛さに人妻は隠れて泣いたとも。
男の性とは、性欲の対象と見た女に、己が溜まっていれば時と場合を選ばずのしかかり、射出したがる。
この時拒むことは、逆に男の欲情を助長してしまうことになる。
何故ならば、それこそ上記の恵子の母のように男に組み敷かれ、己が逝く寸前、男を中途退出させないために一層深く誘い込み、射出させたくて晒す女の痴態を垣間見るにつけ男は、或いは噂話でも聞き付ければ妄想を募らせ試したがるからだった。
「だれもが絡み合うところを魅せ合い、状況をもっと学べば、こんな間違いは起こらないんじゃない?」
和子がオーナーと絡み合うところを披露させられ、逝かされた後、そのように聞かされたことがあった。
「そうね。よく観てたら、女が欲しがってる時と、体調悪くて拒んでるときって明らかに違うし、体調悪い時に挿し込んでも逝くわけないもんね」
相談してくれたら、ちゃんと説明も紹介もできるのに、と和子は言った。
それなら、妊娠の恐怖から解き放たれたときにこそ、その男が好みそうなタイプの女が誘って願いをかなえてあげれば良いだけのことだった。
理屈はそうとしても問題が無いわけではない。
そもそもその妻に変わって挿し込ませてくれる、発情しきった女がいて、共に暮らす、或いは付き合っている男に貸し出し許可を得てからじゃないとコトはすんなりと運ばない。
寝取られ性癖の無い男に貸し出しなど頼めるはずもない。
了解を得て今日ここに来たなどとうそぶく女をうっかり抱きでもしたならその女は、帰ってしこたま掻きだしされてしまう。
間男との行為を覗き見し、目の前で金玉アングルを魅せつけられイキそうになる妻にチンピクされでもしたら、それこそ帰宅した妻への掻き出しは容赦のないものとなる。
誰もが考えること、発情期に男の精液を生で受けると孕む危険度はうんと高くなる。
妻とすれば許可を得たからには孕んでも良い行為であるから快楽の門戸は大いに開け、快感に浸れる。
覗き見側もイラマチオ・エクスタシーに浸れる。が、課題は残る。
貸し出せば、前後の経緯からも孕まされる確率は高まる。
危険が伴うから燃えるともいわれ、だからこそ間男は中だししたがるし、責任転嫁できる人妻を好むこともわかる。
「魅られてたら、熱くなっちゃったもんね」
アフターピルの出現で孕む瞬間の、あの極限の快楽を味わえるばかりじゃなく、帰り着いた後、覗き見で嫉妬心に燃えた夫に仕置きしてもらうこともできる。
和子の提言を聞きながら恵子の想いは別の空に飛んでいた。
オトコから来訪を告げる何かが入ると、苦労の連続で倒れはすまいかと気が気じゃなかった母がその日だけは妙に浮足立っていたこと。
意図しない妊娠や体調不良の時に襲われる恐怖から人妻たちを解放させてあげられ、貸し出しでもっともっと燃えてみたいと恵子は思うようになっていた。
爺様に仕込まれた露出癖 夫に魅せてしまった爺さんやおっちゃんとの3P
恵子にとって、都会の女たちの生活を知る手段は、当時は唯一和子しかなかった。
それだけ、これらに関しては閉鎖的だった。
和子はこの村しか知らない恵子に、都会で体験し、見聞きしたいろんなことを話してくれた。
それまでの恵子は、
どこそこで、誰彼が秘かにつるんでいると聞けば、何はさておき覗き見に出かけたくなるほど、男と女に尽きない興味があり、誰でもいいから挿しつ挿されつしている情交を観たくてたまらなかった。
そんなあたしは、人として特別厭らし女だと卑下したことは何度もあった。
人のうわさというものは、一夜にして千里を走るともいう、とかく噂好きの村の衆、浮いた噂はよくあった。
「すごい!強烈・・・」観たい! 行かないように耐え忍べば耐え忍ぶほど欲情が増し、それこそ何も手につかないほど惑乱してしまって、トイレに駆け込み、指を使うこともたびたびあった。
結婚に至って、いや、結婚にまでに至らなくても同棲したり、将来結婚したいと考える男性がいたりしても、都会ではみんな多少なりとも別の人と付き合っている。
大人が付き合うということは、必然的に肉体関係がそこには存在していて、むしろ本命より欲情を満たす意味では、回数もやり方も濃かったよと教えてくれた。
しかもそれを、時として友人たちに教え、あからさまに相談し、場合によっては相手を交換したりもすると聞かされた。
交換などという気持ちになると、何となく情報を事前に入手しておいて、絡み合う様子を覗き見し、観たことで嫉妬にかられ関係が本末転倒になって修復したり、逆に相手を完全に交換したりもするとか・・。
それもこれも、もっと強い刺激を求めたくて、何食わぬ顔をしながら、平日昼間から気を張って、ただ歩いているだけに見せかけ、実は新たなセックスの相手を探しているとも聞かされた。
それであっても夫婦双方が不倫していると知ってて離婚しないのは、ひとつは世間体、もうひとつ、女性は暮らしていく上で必要なお金の工面があるから、あえて離婚しないとも。
或いはバレたら泣きついて詫び、或いは夫の嫉妬心を呼び覚まし、数か月・数年ぶりかで身体を貪り合うことも珍しくないという。
和子によれば都会では、もはや家族は、その時々で相手が入れ替わる、恵子にしてみれば都合の良い集団といえた。
それでも、そのような胸のあたりがキュンキュンする「交換」という行為が盗み見の中で実現出来たら、毎日、あの逝くを何度でも味わえると思った。
和子の言う、交換には男女平等の原則があるように思えた。
だが、この時の橘夫妻は、だれが見たとしても優劣があった。
男性群から観ても、嫉妬にかられる新鉢を割るための行為、
許可を得、懸命に未通に挿し込む夫が勝ち組なら、その夫を未通ごときに盗まれ、行為を魅せ付けられることによって、不覚にも嫉妬にかられ、おっちゃんの充血したものでこね回してもらい、それで耐えているが恵子が負け組とみて間違いように思えた。
和子の言う、彼・夫以外の男、ボーイフレンドを持つ理由は、夫に対し、他人棒で貫かれ悶え苦しんでいるさまを覗き見されたなら、女としてなお燃える、そこには禁じられた愛、不貞という行為があるからだという、一方的に女が勝ちと決めつけた意見では、恵子も憧れの思いもあり一致した。
グループ旅行し、一緒に入浴したりして、愛し合う様子を魅せ合うなどは、この典型だと教えてくれた。
女が萌えてくれ、ワレメを差し出すから、男も溜まりにたまった膿を吐き出すために挿し込める。
「主人が忠学生の女の、未通のアソコを割るのを魅せ付けるってことが、和子が教えてくれたグループ旅行?」
今回は恵子が疑問を呈す通り、確かに立場が逆で、恵子の方こそ秘かに覗き見ている。
憧れのはずだったのに、なぜか疼いて溢れかえるアソコ。
どうにかしてほしい感覚に、つい、おっちゃんの生を、「たっぷり出してくれる」条件付きで受け入れてしまって腰を襞を無意識に使っていた。
それでも負けは負け。
夫が我慢に辛抱を重ね、やっと根元まで挿し込んでゆっくり腰を使い始めたころには、おっちゃんこそ目の前の新鉢に先に、妻を目の前で寝取るはずだった橘に挿し込まれ、今まさに射出体制にあることに我慢できず、射精感が募り、恵子の中に勢いよく発射してしまっていた。
恵子も悪かった。
嫉妬に狂って、膣を押し開く肉胴・亀頭冠を襞やワレメの入り口で嬲っていたからだ。
意識が夫の勃起が挿し込まれた場所、受け取る忠坊の恥骨や腹部に集中し、おっちゃんが苦し紛れに引き抜くタイミングを忘れ、肉を切り裂く切っ先の味に酔っていたからだった。
息が上がって横臥したおっちゃんを休ませることなく騎乗し、萎えたペニスをワレメで擦りあげ、勢いを呼び覚ましてそのまま強引に挿入させ、乳房をおっちゃんの胸に押し付けた時、お尻に妙な感覚を覚えた。
誰かが後ろからのしかかってきたような気がした。
次の瞬間、まるで嘔吐するような感覚が全身を襲った。
無防備になったアナルに爺さんの年季の入った黒々としたモノが突き刺さっていた。
初アナル、膣に挿入されたおっちゃんの亀頭と爺さんの亀頭が襞を通して擦れ合う。
Gを裏から突かれ、同時に子宮頚部をノックされ、意識が宙を飛んでいた。
ふた組の情交が始まってしばらくは、橘家の主を迎え入れようとしていた忠学生が優位に立っていた。
それが気が付いた時に相手は、一匹のメスに複数のオスがのしかかる乱交に転じて、明らかに負け、見学させられる立場になってしまっていた。
〈本当に形ばかりの夫婦って、いたんだ。恵子さんには、あんなに胤つけたがる男どもが・・・それに比べ・・〉
期待したほどの毒々しさがないことに、少々がっかりしたが、まさか目の前で寝取ってやろうとした当人の妻が乱交を繰り広げてくれるとは思わなかった。
〈そうか・・・あれが友達が言っていた父と母の厭らしいまぐわいってヤツか・・・〉
キリで突かれるような痛みを伴った、友達の話とはずいぶん違う初体験だったはずが、いつのまにか橘の肉胴にたっぷり液をまぶしつけるほど感じ、濡れそぼってしまっていた。
「おまんこって、こんなに厭らしくて気持ちいいものだったんだ。だから家族の目を盗んで・・・」
昼間は散々けんかしていたくせに、夜になるとみんなが寝静まった夜更けに母親が変な声出して父親を迎え入れるんだ。
「いろんな男の人が入ってきてくれたら、恵子さんみたいに燃えることできるかも」
萱の原にふたりの女が奏でる喘ぎが響き、男どもがリズミカルに音源に向かって腰を打ち付けている。
最初に女の腰に強く打ち込み、動きが止まったのは未通の方だった。
自身が相手をしている女もだが、後ろで侵略されている女房が気になって仕方がなかった。
「待ってろ、耐えるんだ。今すぐ仕込んでやる」
橘は射出後、すぐに引き抜き、濡れて光るペニスを恵子に向けた。
恵子への他人棒の仕込みは、それでもなお、橘の棹を無視して延々と続いていた。
終わりを告げたのは、太腿の間から血液をにじませながら忠学生がまじまじと覗きに来た時だった。
アナルを責めていた爺さんが、いきなり引き抜いて忠学生を押し倒し、太腿を割った。
爺さんの欲望は厠の垂れ落ちるシルを舐め、いつか貫いて・・・と寝取りを念じた時より、新鉢の方がうんと強かった。
己の亀頭冠を使って、今注がれたばかりの体液を、すべて掻き出して、新たな液を注ぎ込んでやりたい、
「胤がつくまでに、まだ少し時間はあるはずじゃ」
これを見て、慌てたおっちゃんも、恵子から引き抜くと光り輝くペニスを忠学生の唇にあてがい、未発達の乳房に吸い付いた。
「おなごは最も強い胤を宿そうとするそうなぞ」
許可もくそもなかった。
目の前で展開された卑猥さに、欲情しきっている間に、ありったけの精液を未通に注ごうと懸命に押し広げていた。
逆に橘は、放心して横臥する恵子のワレメを開き、中を覗き込んでうなったまま動かない。
「儂が忠坊にうつつを抜かして居る間に孕まされてしもうた・・・」
夫の気配に気づいた恵子、
「あらっ、あなただって未通を割って、熱い想いをしっかり届けたんでしょう?ちゃんと認知してあげてね」
お前はどうなんだ?
「あの、長距離野郎が認知してくれるっていうんか?」
「だって~、家を出てから半年以上経過してたっけ?それとも生まれた子のDNA調べるとでも?」
弁護士や裁判所が関わったら、それこそ・・・、
「儂はそんなことは一言もいっとらんぞ。生まれたら認知するに決まっとる」
そうでなくちゃ、手が後ろに回る。
「由緒ある家柄に・・・でしょ?」
橘は、そこから先は黙秘した。
忠坊は爺さんとおっちゃんの射出を交代しながら幾度も受けていた。
爺さんもおっちゃんも、溜まっていたことは確かだったが、忠坊はそれ以上だったとみえ、飽くことなく抱かれ、男どもをすっからかんに抜いて開放してやり、ようやく納得しエッチを終えワレメをしまった。
「恵子さんて、あんなにエッチ好きだったんだ・・・」
「人のこと、言えないでしょ?」
「ふふっ、でも凄かった!また魅せてくれる?」
甘えた声で聴く忠坊に、
「儂しゃ、ええけどなぁ~」
爺さんの一言に、一同大笑いして解散になった。
恵子は橘のうしろに従って家路に向かい、
トレーラーはとみれば、方向変換する場所も考えずに、ただ恵子とハメたくて、農道を遮二無二突っ走ったのもだから、延々爺さんの迷惑な誘導でバックし、何度も田んぼに脱輪しながら、這う這うの体で帰っていった。
爺様に仕込まれた露出癖 萱の原で橘夫婦は寝取りを晒し合うことで燃えた
裏山には山頂部分を切り開入れ作られた高台がる。
そこから村を見下ろせば、それこそ隅々まで一望できた。
加子の目は高台から見下ろす、ある田の窪の一点に注がれていた。
その場所を確認した後、今度は登ってきた道とは別の道を辿って、意を決したような顔つきで山を下り始めた。
街には町の人と人の交わりがあるように、村には村の交わりがある。
例えば街では人と人とのかかわりを一番持つ職業を上げるとしたら、売り子・営業だろう。
訪問販売であったり店の売り子であったりしても、どうしても人の心を動かすようでなくてはならない。
動かないものを動かすため、時には心を売る。
それでだめなら身体を使うしかない。
更にそれに疲れたとしたら、それもまた、別の意味で身体を使う。
村でも同様に、最後の手段は、どうしても身体になる。
わけても、女という種は、生涯かけて男根の数を競う習性がある。
将来を誓い合った仲の男がいたり、連れ合いがいたとしても、それとは別に恋愛感情に似た欲情を秘かに燃やす。
その対象となる男たちこそ、軽やかに女から女に舞う働きバチでなければならないと決まっているようだ。
頼まれれば拒否しない。
お世話になったお礼に糸目はつけないなど、人生すべてがおまんこ崇拝の輩。
この村で言えば、さしずめ橘家の主か。
街が年がら年中、大特価と店じまい大売り出しをしているとしたら、村であってみれば春の田植えと秋の刈り入れ。
その時は何が何でも気持ちを、別の意味においても一致させる必要がある。
街では、一刻を争って売り上げを伸ばそうとする。
村も村なりに、各々の家がほんの少しでも収穫を増やそうとするが、そこは村、所詮お天道様の下でしか共に働けない。
それも、優れた人物ほど都会に出たがり、村に残ったものは都会ほど俊敏な動きはしない。
地面に這いつくばり始めたら、這いつくばりっぱなしになるし、休むと言ったら世間話が尽きるまで休みは終わらない。
都会に比べ、誠にのんびりした光景が広がる。
例えば、ひと窪の田んぼで集落出揃って農作業に精を出している風に見え、決まった人数が出そろったから作業が始まるわけでもない。
いい加減なところで作業は始まり、気が向けば、勝手のその場を離れ自由気ままに他の仕事を始めてしまう。
農作業が終わった秋祭りの夜に、盛大に野辺でまぐわい・足入れが行われると同様に、ちょいの間を使って場所を変え、想いを遂げるカップルもよくあることだった。
この日の橘家の主がそうだった。
見た目には、田んぼで懸命にコンバインを乗り回し、収穫して満杯になったコメを次々に、カントリー・エレベーターに運ぶ軽トラックに移し替えていく。
実に小気味よく、てきぱきと指示を飛ばす橘家の主。
誠に慣れた手順だが、その実、今日の橘の視線はあらぬ方向に注いでいた。
遠間に見える、林道を下って出た先に、何かが現れるのを待っている風の目だった。
そしてその、目的のものが来た。
午後も、夕暮れ近くになり、丁度コンバインを別の田に切り替える時間でもあった。
橘は、何か意味ありげに、この時コンバインのエンジン回転を低速で稼働させたまま、走行をやめ、その場を離れた。
見守っていた衆は、大方休憩がてら、用足しにでも出かけたのだろうと思っていたので、皆もこれ幸いと休憩に入った。
当の橘はとみれば、
林道から抜け出して、一散にどこかに向かう女を、遠間から、周囲に気づかれないよう別の道を使って追い始めた。
だが、よく見ると、双方とも、ある一点に向かって足を運んでいる。
そのことに、近隣の山でキノコ狩りをしていた爺さんだけが気づいて、後をこっそり追っていた。
その場所こそが、村の中でも秘かに名をはせた萱の原にあるまぐわいのメッカだった。
加子は美也子の血を分けた妹、美加の娘だった。
橘が、萱の原を始め、各所で姉の美也子にしでかした数々の凌辱のことで美加に謝りに行き、機嫌を取りなすうちに美加の恵まれない境遇を知り、つい相談に乗った。
ある日の午後、裏木戸を抜け、こっそり潜んできた橘は、美加の相談事に付き合ううちに、つい、情にほだされて組み伏した。
たまたまそれを、加子が物陰に潜みながら観ていた。
母親が、時折現れる男に組み伏されている。
苦し気に身悶えし、懸命に男の腕から逃れようとしていた。
よくよく見れば母の、下腹部深く、男から伸びたとぐろを巻いた大蛇のようなものが出入りし、その動きに母が苦しんでいるように思われた。
両腕を使って母の肩口をガッチリと押さえ込みながらも、男の顔は母の目や唇に向かってチロチロと蛇が舌を伸ばすように襲い掛かろうとしている。
下になった母は、懸命に男の胸や腕に両手を伸ばし突っ張り、払いのけるがごとく仕草を見せ、一方で両足はしっかり男の太腿を捉え、自身の下腹部に引き寄せようとしている。
「・・・ダメ・・・あの子に観られてる」
「魅せてやれよ、減るもんじゃなし、第一 今更抜こうにも抜けないだろう?それとも抜くかい?」
観るものをして、疑問と言わざるを得ない格好で、母と男は長い間絡み、鬩ぎ合っていた。
「・・嫌! いじわる・・・」
リズミカルに動く男の腰の、その先に生えたような大蛇が母の体内に出入りするたびに、母の表情は、まるで言葉とは裏腹にとろけるような表情に変わっていった。
「あああっ、いいわ・・もっと、もっとよ」
腰が一段と強く打ち付けられたかと思うと、男の人はぐったりと母に身をもたせ掛け、しばらく重なり合ったのち、母の体内からしぼんでしまった蛇が抜き去られた。母のものと思われる液をまとわせ、糸を引きながら。
「どんなに謝られたって、許せるものじゃないでしょう?」
帰っていく男を勝手口で見送りながら母が言い放った一言は、やはり男と争っていたんだと幼心にも納得できた。
その反面、男が潜んでくる日に限って母は、薄汚れ、カビが生えてよく見えない鏡に向かって髪のほつれを治す風をしていたのを覚えている。
想い起せば夏休みに入る少し前、あまりの暑さに河原で水遊びをしていて、用を足したくなり草むらでしゃがんだ時のこと。
なにかアソコあたりがチカッとした。
思わず立ち上がった目の前に、血相を変えて飛び込んできた男の人がいた。
それが、母を組み伏せ続けた男、橘だった。
あたしは手を引かれ、田んぼの畔に連れていかれると、男は母に向かってしていたように、下腹部にいきなり顔を埋め、さっきチカッとした場所を吸い始めた。
「あんな場所でしゃがむなんて・・・」
マムシに噛まれていた。
「いいかい、大人しくしてるんだぞ」
そう言うと、
橘は、幾度も噛まれた後に吸い付き、血液を吸い出すと、病院に連れて行ってくれた。
この時になって初めて、なぜ母が橘に組み伏せられながら耐えていたのかわかった。
傷口を吸いながら橘という男は、しっかりとクリに手を置き擦りあ上げ、痛みと恐怖が湧かないよう逝かせてくれたからだった。
「なにかあったら、おじちゃんに相談すればいい?」
「ああ、いいとも。お母さんだって、いつでも相談に乗ってあげてるだろう?」
「うん、わかった。ありがとう」
相談したいことがあったら、連絡するね。
そういいながら、加子は帰っていった。
数日後、加子の見舞いもかねて美加の元を訪れ、母美加をいつものごとく組み伏せた。
「・・・相談があるの・・・」いつものように物陰から観ていた加子が小さな声で、だがきっぱりと言った。
その相談こそが、「萱の原で・・・」だった。
恵子を乗せたおっちゃんの長距離トレーラーが萱の原に向かったのは、丁度農繁期で村のそこここにコンバインやらバインダーが唸りを上げ稲刈りをしている真っ最中の午後も遅い時だった。
日暮れが目の前に迫り、みんないきり立って脇目も振らず地面に這いつくばっている、そんな時だった。
普段なら、当然村内を大型トレーラーが唸りを上げて走れば目に付くものを、この時期ばかりは農機の音にかき消され、稲穂に目を奪われ、みんなそれどころではなかった。
さが、唯一そうでないものがいた。
この繁忙期に ”儂ひとりぐらい抜けたとて” どうってことはない。
そう思っている輩、美也子とかつて萱の野で契りを結んだ橘がいた。
新妻の恵子に三下り半を下したのも、この日、新たな女と契りを結ぶためだった。
契るために必要な条件、それが敏行らと情を重ねた恵子との縁を切り、時を重ねたのちに橘家に迎え入れる。
それが条件だった。
橘は、それがため恵子を見張り、田の畔で敏行との契りを観て脅し、作業小屋で竜彦との決定的な証拠を見つけて脅した。
庄屋の威を借りて、ひたすら水飲みや、それ以下の身分の者を脅し寝取りはしたが、唯一新鉢だけは割った感触がなかった。
三下り半を押し付けた恵子ですら、その行動を観るにつけ、とても処女とは思えなかった。
むしろ、使い古しを掴まされた感が強かった。
この日、秘かに契りを結ぼうとしている女こそ、橘が知る範囲では、つい今しがた、その目で初潮を見たばかりの、まさしく新鉢だった。
間違いなく、そう信じた。
美也子を苦労の果てに組み敷いた、想い出の萱の原に、村の衆の目を盗み誘い出し、押さえ込んだ。
うまく口車に乗せて寝かせ、全体重をかけて押さえ込み、唇を奪った。
そうしておいて、指を這わせ、執拗にクリを擦った。
手の感触の中で、未発達とはいえ明らかに大きく芽を出し、弾けるまでやさしく擦り続けた。
恵子とおっちゃんが萱の原に到着し、いざ事を始めようとした眼前の草葉の陰で、恵子の元旦那が新鉢相手に挿し込もうと嬲っている。
恵子の目には、上に乗る男が、かつての夫とわかったが、組み敷かれている女のことは誰なのかわからなかったし、興味も抱かなかった。
だが、歴戦の勇士であるおっちゃんには組み敷かれている女が新鉢ではないかと、おおよそ見当がついた。
そして、恵子の様子から、上に乗る男こそ、元夫のような気がしてならなかった。
「三周り近く歳の違う、しかも新鉢と見える女を夢中で組み敷く、元夫の前で、これを視姦しながら いかにもその男の新妻挿し込む、たまらんな、これは」
どだい、だれもまだ手を付けていない新鉢に挿し込むとなれば、それはそれで焦りが生まれる。
失敗したら、或いは途中で邪魔が入り、掠め取られでもしたらと、
「あやつ、潤みきってホトホトになるのを待たずして、亀頭をあてがうつもりだ」
おっちゃんが心配した通り、橘は、未だ柔らかさが確認できてもいない花芯に、我慢が限界に来てしまった亀頭をあてがって押した。
「わっ、・・ったい!」
それでも男の身体を押しのけないことを良いことに、そっと顔を、挿し込みかけた花弁に近づけると、幾度も舌を這わせ、吸った。
加子にとって、これから先の世界こそ、母を夢中にさせ、いつかの河原で夢のような気持ちにさせた、あの舌と唇だと、
「いいいっ、おじちゃん、凄いの!」遠間にも開き始め、ピンクがのぞき始めたのが分かった。
そうしておいて、また亀頭をあてがうを繰り返している。
物陰に隠れるでもなく、恵子とおっちゃんが見守っていることなど眼中にないほど、ふたりは身体を重ねることに夢中になっていた。
幾たびかののち、僅かに亀頭が隠れるほど挿し込みができ、迎え入れた女から深い吐息が漏れた。
身じろぎもせず、夫が新鉢を割るさまを見届ける恵子のバックから、おっちゃんは反り上がる勃起を片手で押さえ込み支え、すっかり興奮し濡れそぼったパンティーをほんの少し脇にずらし、滾り勃つペニスの切っ先で肉を切り裂いた。
肉襞の入り口付近で恵子の天井を幾度も叩いて、奥へ通る許可を求めていた。
〈夫がほかの女に夢中になって挿し込んでる・・・〉
目の前で繰り返される処女を割る夫の神聖ながら卑猥極まる行為、寝取られが嫉妬と欲望へと変わった。
「ちゃんと突いて掻き回して・・・もっと深く挿し込まなくちゃ・・・」
夫が処女加子に仕込む行為と、夫の目の前で妻である自身がおっちゃんに寝取られる行為の区別すらつかなくなっていた。
「妬いてるんか?それならもっとお前も突き上げてやる」
空いた手で、乳房を鷲掴みにすると挿し込んだ腰をひねった。
めくるめく、締め上げるのもがあった。
興奮しきった夫の怒張が小指程度しか入りきらないような穴を引き裂くようにして、奥に突き進み、完全に未貫通だった女を割っていた。
血をにじませながらも、精いっぱい広げた壺で、いきり勃つペニスを包み込み、あまつさえ、肉胴に愛液をまとわりつかせている。
ゆっくりと引き抜きが始まると、あまりの狭さに耐えかね、襞が肉胴に引っ張られるようにしながら外にはみ出てしまう。
いたいけな行為が延々続いていた。
ピストンと思える行為は、肉胴に白濁した液がまとわりつく頃になって始まった。
恵子は凝視していた。自分ですら受け取れなかった胤を夫は処女の加子の奥深くに置いて来ようとしている。
その、欲情に滾り立つ肉のぶつかり合いが、なぜか自分の中で感じられることに驚いた。
「ああっ・・・いい・・凄く大きい」
夫が罪と知りながら新鉢を割り盗ろうとしていて、あたしもまた、その夫の前で行きずりのおっちゃんに注ぎ込まれ、盗られようとしている、
「あなた、そんなことしてていいの・・・」
今日は丁度孕む月齢に、間違いなく危険日にあたる。
そう言いかけたが、あまりのおっちゃんの責めに、あとの言葉が続かなかった。
トレーラーの物陰で爺さんが、年季の入った棹を取り出し、目の前の寝取られる光景をオカズに扱き始めていた。
爺様に仕込まれた露出癖 寝取られて逝く母の姿を盗み見た娘恵子は・・・
誰でもいいから、燃えるようなエッチを、始終したくて身体中が沸き立っていた。
和子にすがれば、年中好きなだけ男が抱いてくれ、胤をまき散らしてくれる。
あの日の両親を見ていて、それが理想に思えた。
幼いころ、物音がして起き出し、明かりが漏れていたリビングのドアを開けかけて、思わず立ち止まった。
「・・・あああ・・・」
かすかだが、中から母の苦しげな声がした。
見知らぬ男が母を抱き、変なことをしている最中だった。
「ねぇ・・こんなことさせといて・・貴方は本当にいいの?」
男は母の背後から、片手は腰に、もう一方の手は腹部を抱え込んで、己の股間を母の尻に押し付け、欲情させてやろうとでもするように、こねくり回している。
「もう・・もう・・」
苦し気に父に向かって問いかける母、
「変な事させないで!どうにかしてよ」
母の尻が言葉とは裏腹に、男のふくらみを求めるように蠢き、次第次第に両の太腿が開き始めていた。
「・・あん・・あああ、お願い!やめて・・」
男は、母の動きに合わせるように、ゆっくりと腰を振り、母の開きに合わせて片足を母の股間に割り込ませてゆく。
欲情した母の体温が、女の香りが立ち上り始めたと見え、腹部にまとわりついていた男の手が、ゆっくりとせり上がり、やがて豊かな乳房をとらえていた。
「服の上からわかるほど、乳首が勃っていやがる。どうれ・・」
母が、股間から自身の意思で男の膨らみを振り払えないと見るや、上着を捲りあげて乳房をあらわにした。
「嫌っ、・・・あなた!」
捲りあげた手の指が、ゆっくりと乳房を包み込み、身体にまとわりつくように腋の下をかいくぐった男の唇が乳首をとらえた。
「こんなに勃起してツンと上を向く乳首を、ほっておけないだろう」
片手で母の腹部を器用に抱きしめ、もう一方に手を使って、己のズボンのベルトを緩め、トランクスごと脱いだ。
弾き上がるようにペニスが躍り出て、母の眼前でビクンビクンと跳ねている。
青筋の立つペニスに母の目が吸い寄せられていた。
「奥さん、きれいな乳首観ちゃったら、こんなになっちゃったよ」
母の手を誘って、彼女の秘部めがけそそり勃つペニスを、その手のひらに握らせた。
当然拒否するだろうと思った母が、身動きできないでいる。
男は、母に向かって柔和な行動を示したが、父には儂の女に手が出せるものなら出してみろと目で威嚇した。
母が愛おしさに掌で押し包むようにペニスを握る。
その感触を得た男は、再び母の乳首をとらえ、舌先で転がし、強く、時には弱く吸った。
母の顔が朱に染まるのが分かった。目の焦点が合わなくなっていった。
肩口から首筋にかけ、悶え苦しんでいるさまが青筋が浮く首筋や欲望というと息を吐く開いた口に見て取れる。
掌の中で息づくペニスに、抗いようのない女の欲望が渦巻き始めている。
ペニスを握った手を放そうとしない母の心情を推し量って男は、そっと腰に回していた手を母の下着の中に忍び込ませた。
「あっ、そこは・・・」
ぱっと母の顔が赤らんだ。
「なあ~んだ、奥さん。濡れてしまってますよ。ほらっ、こんなに」
下着の中から出てきた男の指は、細く糸を引いて愛液がまとわりついていた。
「早く言ってくれなくちゃ、困るじゃない」
男は母の片足を担ぐようにして太腿の間に潜り込み、父の目に留まるように履いていたパンティーを脇にずらし、顔を埋めた。
「はんっ、あああ・・・」
男の頭を抱え込むようにして、母は身悶えた。
クチュクチュと厭らしい音を響かせながら、男が盛んに母のラビアを啜っている。
母の脚が、ガクガクと揺れ始めると、窓枠に手をかけさせ、四つん這いにしてパンティーを引きずり下ろし、剥き出しのソレに舌を這わせた。
男の顔が、母のラビアから離れると、ソコはもう唾液と愛液で照り輝き、舐めとりきらなかった新たな白液がシズクとなって垂れ落ち始めていた。
「ちゃんと開いて、旦那に観てもらわなくちゃ駄目じゃないか」
「堪忍してください・・・もう・・」
そんなこと言っていいのか、そう言うと男は、
「立ってられないんじゃ、魅せることもできないな。横になってもらうしかないじゃないか。えぇ、そうだろう?ご主人」
立ったままの母の花芯目掛け、2本の指をかぎ状に曲げ、挿し込んでこねくり回した。
「ああん、・・・やめてください」
言葉では拒否していても、敏感に反応したクリは、遠くからでもソレとわかるほど勃起し、めくれあがっていた。
花弁から、これ以上ないほど汁が溢れ始めている。女の反応が始まっていた。
「ほらっ、早くしろ」
男の言葉に従って母が床に横になると、男は組み伏せる形で覆いかぶさって太腿を割って腰を割り込ませた。
「目を開けて、ちゃんと診ておきなさいよ」
すっかり濡れそぼった花芯に、男の充血してどす黒くなった亀頭があてがわれる。
「あかね!」
父が悲壮な叫び声を、初めて発した。
「あなた・・」
先端が挿し込まれようとした瞬間、母は男の亀頭を花弁で振り払った。
「耐えるんだ。あかね・・」
憤怒の表情で男は再び花芯に亀頭をめり込ませる。
「いやっ、あなた・・・助けて」
振り払いかけた母の太腿を、今度はガッチリ男の腕が押さえ込んだ。
「このアマ」
この体制では亀頭冠が母のGスポットを苛ませているのは確かだった。
組み伏せられている母はとみれば、一見ひどく怯えて逃れようともがいているように見え、その実、抑え込む男の腰に足を絡ませ、芯部に引き込み身悶えていたようにも見えた。
「どうしたい?あんたが交代して挿し込んでやるとでもいうのかい?」
首を精いっぱい伸ばし、食い入るように母と男の結合部を診る父。
「はぁ・・はぁ・・ううう・・」
脇で見守る父は、いかにも嫉妬に狂った鬼の形相をしていながらも、母がどのような気持ちで男を受け止めようとしているか、覗き見たい気持ちが入り混じったような、前のめりの不思議な体制でそれを、眼を如何にも逸らす振りをし、絡み合う様子を見守っていた。
「あん・・もう・・イッちゃう・・」
男の腰がリズミカルに母の花弁に向かって打ち付けられ、出入りを繰り返すペニスに母の愛液がまとわりつき、白く光り輝いていた。
パンパンという音と、欲情に耐え兼ね放つ母の淫臭が部屋を支配している。
父は、
男と母の行為がいよいよ佳境というときになって、それまで掌で押さえていた股間のファスナーをおもむろに引き下げ、凄く大きくなったものを母に向かって晒すと握って、男の責めに喘ぐ母の痴態に合わせるように擦り始めた。
「すごいわ、あなた・・・雄々しくなってる」
同時にふたりの男を欲しがる母、
「あああっ、ツヨク!逝きそうなの、もっと・・。このひと・・中に出そうとしてるのよ、それでもいいの?」
母は母で悲壮感と喜悦が入り混じった表情をしながら父を見守っていたが、男が一段と強く腰を送り込むと、ついに父の存在を忘れ、襞で今挿し込まれているペニスを味わうべく、腹部の、恥骨のしゃくりがあらわになった。
「出してもいいんだな?儂の胤が欲しいんだな?そうだよな、奥さん」
つい弱音を、男は吐いた。
男の動きも、射精感が極まったのか、時々止まり、耐え兼ねて宙を仰ぎ、ともすれば引き抜こうとする。
「中はダメ・・・主人が観てる!中は・・あああっ、逝く・・」
引き抜かせまいと、母が必死でペニスを肉球を、足首を使って引き寄せようとしていた。
大きく口を開け、のけぞりながらペニスの味をピンクのラビアで楽しもうと、その状態を推し量っているさまが見て取れた。
〈男の人が母に苛まされている・・・〉
へし折れんばかりに加えこんだペニスをラビア俗にいう下付きのごとく下に向け、その入り口で締め上げ捻る。
男の顔が憤怒の形相に代わり、したたかに腰を打ち付け迫ったとき、母は男の両腕に爪を立てながらのけぞり、全身をガクガクと震わせ絶叫した。
「ちょうだい!!いっぱいちょうだい・・・出して、お願い!!」
母の尻が一段と高く持ち上がり壺を上向かせた。ややあって腹が九の字に曲がった。子宮深くペニスの送り込みを受け入れたのが分かった。
「あん、あん、あああ・・いい、すごくイイ・・」
亀頭が子宮頚部を精液を注ぎ込もうと許可を得るためノックしているんだろう、
男の腰が母の陰部に強く押し付けられ、ふたりは全身をこれまでになく密着させたかと思うと、傍目にも母の体内に男の胤が注ぎ込まれたのがわかるほど愛に満ちた痙攣がふたり同時に湧き起こった。
母がついに男の胤を受け取るべく許可を出していた。
幾度か、父と母の夜の生活を盗み見たことがる。
それと比べ物にならないほど、今夜の母は欲情し、激しく逝った。
「うう・・・バイタめが・・」
父は低く呻くと白濁した液をペニスから大量に放出していた。
貞淑な妻を装い、母は子供のため、家系のため、男欲しさを包み隠しながら生活していたのがわかった。
抱いてくれる男が、もしいたのなら、それは誰でも、どこで抱かれようがよかったようにみえた。
新婚当初は、仲睦まじい夫婦だったと聞く。
それが、子供を身籠ってからというもの、安全のためと称して寝室が別になった。
それを機会に父は、仕事一辺倒の人間に代わっていったと聞く。
たとえ男として物足りない父であっても、抱いてくれていた時代なら堪忍できたが、一切手も触れてくれなくなると、それはそれで物足りなくて、ついつい外出先で男に目が行ってしまったようだった。
母は父をだまし、男を招き入れた。そして、男に襲われたのに助けようとしなかったので犯されたと言い放ち、慰謝料と、財産分与を受け、離婚した。
今思えば、あの時母を組み伏せ、挿し込んでいた男こそ、母と結託して父を欺いた張本人ではなかろうかと思った。
顔をマスクで隠していたとはいえ、体格や肌の艶から母とは相当歳の離れた若い男を選んでいたと見た。
「だからお母さん、挿し込まれた直後から夢中で襞を使ってペニスを味わってたんだ。お父さん可哀そう、悪人扱いされてお母さんを目の前で寝取られて・・」
そうつぶやいて、
「でも、よくよく考えてみれば、お父さんだって、あんなに興奮して大量に射精できたんだから、やっぱりお母さんが寝取られ、ラビアが裂けてしまいそうなほど大きな怒張が挿し込まれ、注ぎ込まれた秘部を観賞させてもらったのは良かったのかも」
そうしてみると和子さんて、とっても商才があるわ、なんてったって、凄いの見せつけられた。あたしだって観るに堪えられなくて濡れてしまったもん、
「どうやったら、あんな男の人たちを集められるか、教えてもらい、お世話にならなくっちゃね」
ヒッチハイクしようと車を待つ間に、道の脇に腰掛けながら、幼いころの想い出にふけり、知らず知らずの間にパンティーを脇にどかし、指を使ってクリを弄り始めてしまっていた。
シュポッ、シュー
エアブレーキの音がしたかと思うと、目の前に長距離貨物が止まっていた。
「よう!姉ちゃん。パンツどころか観音様が丸見えだぜ。塞ぐモノを探してるんだったら、儂の愚息をちょっと使ってみないか?」
車の助手席の窓が開くと、いかにも肉体派のおっちゃんが声をかけてきた。
「おじさん、どこまで行くの?」
「わははっ、天国までだ。一緒に行くんなら後ろのベッドが空いてるぜ」
「へぇ~、もうベッド用意してくれてたんだ」
乗り込んだら直ぐにでも抱いてもらえるとわかって、
「いいわよ、乗ったげる。そのかわり・・・」
「ああ、わかってる。天国だろう?溜まって困ってんだ、腰が抜けるまでワレメとやらに精液送ってやる」
恵子が乗り込むと、トラックは勢いよく走りだし、ほどなくして国道からわき道に外れ、元来た村へと入っていった。
恵子はとみれば、乗り込んだ瞬間から座席の後ろの、薄汚れたベッドを見つけ、喜んでそこに潜り込みはしゃいでいた。
〈変わった女を拾ったもんだ。儂ですら汚くて、よっぽど疲れが溜まった時でもなけりゃ横にならんベッドで・・・〉
まぁ、溜まって溜まってやりたくてしようがなかったんだ。あの村にゃ覗き見が好きなやつらがごまんといると聞く。見せつけながらすっからかんになるまで抜くのもいいかもしれん。
トラックは、ほどなく目的地である、かつて美也子が橘に抱かれた萱の原の脇に停まった。