河鹿蛙のように
テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト
女中という名の雇女
テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト
廃村に漂う黒い影 書き終えて改めて思うこと
面白半分に女を襲おうと計画を立てた若者の集団に一家3人が襲われ、妻がゴウカン凌辱され気力をなくした夫は、我が子の身体を使って稼ぐ「売春」ことを思いつき、揚句 欲情に負けて我が子を犯す「近親相姦」という設定。
一見他人ごとに見えて、欲情に負けると妻の連れ子を犯すというのはよくあるパターンです。
生活費を工面するため妻や子を男に斡旋というのもよく聞きます。
本人は斡旋と思っていないかもしれませんが、結局働かず家でブラブラしていて酒代や食費に困れば女が稼ぐしかない。
物語に中で、「結構金になるんだ」という発言があります。
物語だからこんな設定にしていますが、女たちは身体を売るしかないと自覚していて相手を探します。
貧困、閉鎖的とくれば次に続く言葉は「廃村に・・・」の物語に出てくる集落の裕福な家系の男に抱かれる・・・です。
このような育ち方をすると、那落にみられるように身体は確かに成長していますが、心は育ちきらず、文字もろくに書けなければ、恨む相手が誰なのかも定かじゃないというほど、何も知らないまま育ってしまうことでしょうか。
非常に残念なことは、それが代々受け継がれてしまうということ。
そこから脱却を図ろうとすれば、それは村を離れるしかないということになります。
つまり廃村。
親を 実家を 先祖伝来の土地を捨てることです。
欲情、
村にひとりだけきれいな子がいたら、男は誰も彼もその子目当てに身体の関係持とうとするのは当然ですが、過去にこのような慣例がまかり通っていたとしたら・・・
そのことがこの悲劇をもたらした本当の原因だと思います。
「那落」
筋書きが実のところ分かりにくい作品です。
時代背景が母親が襲われたときに車の中にいた女の子、そこ子が成長し売春させられていると頭の片隅に置いて御覧になってください。
更にもう一つ重要な点を
父親に犯されそうになったとき、脇にいた 過去に母を犯した犯人のひとりが止めに入ろうとすると、彼に向かって娘はこう言います。
「いいから、ちゃんと見て!」 燃え上がる父娘の間で一瞬止まりかけた情交はそのまま継続します。
欲情し犯すもの、犯されながら女としていきり立つものを受けとめるもの、そしてそれを凝視するもの・・・3人三様の息をのむシーンがそこに展開されます。
物語の最後に、
娘は自分を助け村から連れ出そうとした男を父と同じように包丁で刺します。
その意味こそがあの時、「あんたも母を犯した時のようにわたしと父の情交を見て欲情してた」 と言いたかったんです。
改心するどころか、昔と変わらぬ獣だと。
仕返ししてやろうと心に決めていた男の前で、犯されながら父と男というを女になって受け止めていた。
わたしと同じように母も、情けない父と違って荒れ狂いながらも割り込もうと必死だった犯人の男たちを、女として受け止めたんじゃなかろうかと。
だから、あれほど慕っていた母を捨て、一人旅立ったんでしょうね。
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女衒 (一般的には貧農が娘を質草として女郎を商う置屋、又は揚屋”あげや”ともいう に売る。このこの仲立ちをする男衆のことを言う) を生業 (なりわい) としていた。 という
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