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知佳の美貌録「生保外交員」 所長の送迎

知佳の美貌録「生保外交員」

久美が務めた会社で業績不振になったとか倒産しなかったのは数社しかない。
そのひとつが明治生命だった。
それまで務めていた旅館は、乱脈経営から一時閉鎖になり、職安に出入りしていて拾ってもらったのが商業科と旅館の接客の腕を買われた生保レディーだった。

コンパニオンや旅館に勤めて、その勤務条件の悪さに辟易していた久美は家庭を守っていくための条件を提示した。

保育園児を抱えていること。
その子の送り迎えと子育てのため残業はなくすこと。
自転車しか乗れないことを条件にだし、所長の了解を得た。

当時の生保レディーは、売れればなんでも口車で売っていた。
新卒者に数千万円の生保を掛けさせるなどということを平気でやっていた。当然払えるはずもない。
久美はそれが無駄であることを訪問先でこんこんと説明し、それまでに入っていた保険を整理統合させたりした。

つまり生保レディーの敵になった。
バブルがはじけ、加入したものの払えない顧客が増え、苦情も多くなってきていた。
久美のやり方は、この時代にマッチしたやり方だった。

生保レディーは通常、つてを頼って訪問する。 最初が近親者、次がそれらからの紹介者だ。
一軒一軒回っていても効率が悪いばかりか、玄関を開けてもらえないのが常だからだった。
ところが久美は、この効率が悪い方法をあえてやった。 近親者には一切手を付けなかった。

他の会社の外交員が出入りしている家に、何度も粘って訪問し入り込んで保険証を全てチャックさせてもらう。
その上で無駄な保険を整理し、目的・効率の良い掛け方に変えるよう提案してみた。
その保険会社が他社であっても、それを勧めた。

苦労して家に入れてもらって、一銭にもならない相談や計算を何時間もかけて行う。
そうやって信頼を得た。
久美に、家のことを何でも相談してくれるようになっていった。

新規の顧客は増えないものの、相談に来てほしいという依頼は徐々に増えた。
それらを順次、どんなに遠くても、基本 自転車とバスで回った。
どうしようもない時だけ、所長に頼み込んで車で送ってもらった。

先輩が契約を取ってきた顧客の金額を無駄だと下げ、他社の保険に乗り換えさせる。
送迎を所長にさせるなどということが久美に対する会社内での悪評を買った。

例えば、
客宅を訪問中、子供の保育園のお迎え時間になると所長に電話を入れて車を久美の元に回させ、園児を迎えたその足で自宅に送らせるなどということが常態化したからである。

聞こえよがしに班長に向かって言いつけるものがいたが、久美は採用条件が園児の送迎と自転車しか乗れないから送迎を頼むと最初に言ってあると公言してやまなかった。

この、生保レディー期間中に2番目の子供を出産している。
産前産後は各1ヶ月休んだだけで職場復帰した。
ふたりの子供の保育園への送迎は所長の役目となった。

久美を出先に迎えに行き、ふたつの園を回って子供たちを連れて会社に戻り、所長が子供たちをあやしている間に再び久美は外交に回る日々が続いた。

2番目に生まれた子供は所長の顔にそっくりだと、会社で陰口をたたくものが現れた。
机の上になぜか所長の写真を飾っている女がいて、それが噂の発信源だった。
浮気してできた子供ではないかと疑ったのだ。

久美は思い出した。
旅館に勤めていたころ、出張できていた男性に告白されたこと。
同じく出入りの業者の男性に気に入られ、事あるごとに奢ってもらったこと。

自分では気が付かないうちに、職場内で変な噂が立ったり男性から言い寄られたりし始めていた。
 


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恭介は人妻の他人棒との屋外情交の様子を盗み見ることこそ最高・最大の趣味だった

屋外情交の様子を盗み見る弥生は不動産業の清川功の挑戦を何度も受けた。
今は亡き中島俊介がつけてくれたかに思えた胤は、敦子と清美の指示で襲ってきた男たちによって流れてしまっていた。
清川功は確かに努力の人だった。

だが、恭介と同じ部類に属する清川には弥生に胤をつけられるほど男根が立派でなければ精液も濃くなかった。
注ぐ位置が届かない、それ以上に固く閉ざした子宮口は容易に受け入れ態勢を整えてくれず、弱い精液は途中で総崩れになっていた。
時間をかけて甚振られれば甚振られるだけ弥生にとって嫌悪感が芽生えた。

近頃では興奮しているのは清川功だけで、弥生は終わるのをじっと待っている身となった。
「ごめんね恭介、中島さんが普通じゃなかっただけなんだってわかった」
今住んでいる場所が何処かわかれば、歩いてでも帰る気になっていた。

清川功は弥生の月の日以外は休むことなく抱き続け、それに自信を得ていた。
「あれだけ仕込んでおけば逃げるなんてことはあるまい」
そう思って近所の主婦と同じように買い物や家事をさせるため、お金を渡し自由の身にした。

最初のうちはそれで良かった。
弥生は恭介と一緒に暮していたころと同じように、清川功の目から見て普通の主婦になったかに思えた。
だが、一度根底から覆るほどの仕込みを受けた女が元になど戻るはずもなかった。

解放されたある日、買い物に出かけた先で観た、街を行く男の姿に弥生の目は釘付けになった。
清川に比べ精力に満ち溢れ、直ぐにでも胤をもらえそうなほど立派に見えた。弥生は気づいていなかった。丁度計算が合う日だったことを。胤をつけてくれたら誰でもよい日だったことを。
弥生は清川から頼まれた買い物のことなどすっかり忘れて男の後を追っていた。

しばらく歩くうちに、今どのあたりにいるのかさえわからなくなった。迷子になっていた。
心細くなって、思わず小走りに急いで男を捕まえ道を聞いた。男はきょとんとするばかりだった。
実のところ男も敦子と清美と名乗る女に呼び出され、そちらに向かう途中迷子になってしまっていたのである。

その日、男と弥生は日が暮れるまで目的の場所を探して歩き回った。
幸いにも弥生には清川から渡されたお金が少しばかりあった。
飲食だけはそれで済ませたが、夜になって寝る場所に困った。

ホテルやネットカフェに入ろうにも金銭に余裕がなかったからである。
しかも、敦子と清美に向かって何度も連絡を取ろうとしたが電話は繋がらなかった。
男は体力には自信があったが、頭脳はそれほどでもなかった。聞くたびに目的の場所がコロコロ変わった。

電話がつながらない理由は彼女らが立てた計画に問題があり電話が既に使えない状態にあるからだった。
秘密のパーティーを初めて催した。その会場にこの男を呼び寄せ、男欲しさに集まった女に、この男を供するためだったが男が現れず、窮地に立たされていたからだった。

敦子や清美のような女であっても熟したのち、男を欲しがる手合いの女の本当の姿というものを知らない。
普段、表面上はなよなよしていても、いざとなると豹変する。

敦子と清美は、最初この計画を考え付いたのは、あのデリの運転手のあんちゃんを偶然街で見つけ、自分たちで味見してみてこれならと女たちにあてがう男にと計画した。
うまくいくはずだった。
ところが、集まった女たちを見てあんちゃんが怖気ずいた。

煮ても焼いても食えないような年増のおばんばかりだったからである。
それでも一応客だと、敦子と清美はあんちゃんを説得し脱がせ、女たちに差し向けた。女たちは最初の頃は面白半分にあんちゃんをつつきまわしたり、股間に舌を這わせたりしたが、一向に女を相手にすべく逞しくはならなかった。
所詮最初から委縮した下半身はどんなにいじられても縮みあがるばかりで挿し込むような雄々しさにはならなかったのである。

よりによってこの時、あんちゃんがつい、いらぬ口をきいてしまった。
「おばちゃん相手だとは思わなかったから・・・」
聞こえるか聞こえないか、蚊の鳴くような声だったが、悪いことに全身に軽蔑のオーラが漂っていた。

集まった女のひとりが豹変した。
「ちょっと、わたし達を集めといて笑いものにしたかったわけ? ざけんじゃないわよ!」
男女の絡みの様子を心配そうに見守っていた清美に向かっていきなりビンタが飛んだ。

「なにしやがんだ!このくそばばあ~」
いわいでもいい言葉が清美の口からとんだ。出会い系の男たちに守られている間はいっぱしの姉御、絶対的な存在だと勘違いしていた面もある。
止めようとした敦子が血相を変えて割り込んだのがいけなかった。その気はなくとも普段何気なく身についた”メンチを切る”顔つきで相手を威嚇したからである。

それを合図に他の女たちが一斉に敦子に襲いかかった。
多勢に無勢以上に、労働で鍛え上げた女たちの腕力は敦子と清美を圧倒した。着てきた服はズタズタに引き裂かれ、スマホも叩き割られた。
バッグを奪われ、有り金全部巻き上げられ、あんちゃんともどもボロ雑巾のようになるほどぶちのめされた。

手元に残ったものは、会場として使わせてもらったホテルの修繕費だけだった。
敦子と清美はあんちゃんを雇ったつもりでいた。
終わってみればあんちゃんに雇われ、その日からデリとして働かざるを得なくなっていた。

デリの経営者に向かって敦子と清美は恭介の名前を出した。買ってくれそうな男の名前を出せと言われ手土産替わりに恭介の名前を出した。
長い間、女けなしだからきっとふたりまとめて買ってくれると思ったし、一度は興味を抱いてくれた男性でもあると説明した。
その夜、何度も経営者は恭介に向かって連絡を取ろうとしたが叶わなかった。知らない番号からの電話を恭介は受け付けなかったからである。

後になってパソコンに恭介の番号を登録しようとしてパソコンに弾かれた。検索するうちに驚愕した。
登録してはいけない、恐ろしい番号だったからである。

敦子と清美は恭介だけは自分たちで営業をしたかったが、恭介は弥生が出て行ってから暫らくし、引っ越してしまっていた。
さゆり以外、弥生でさえも恭介の勤務先の住所や正式な会社名を知らなかった。もちろん敦子と清美が知るはずもない。
優秀な会社員とは名ばかりの裏のIT企業だったからである。

つまりは、弥生が興味を示した中島俊介・さゆり夫婦の屋外情交動画も、販売元は恭介のグループで、恭介は元々好きだったこの手のエロ動画を職業として確立させリーダーとして存在しており、会社では時間が足りなくて自宅で編集していただけだったのである。
周囲には隠していた貞淑な妻が、まさか素人男優の俊介に寝取られるとは思っても見なかったが、反面 弥生と俊介の動画を売り込むのも面白いと考えるような手段を選ばない男だった。
それだけに妻の変貌は、ある種抜けた。人妻の他人棒との屋外情交の様子を盗み見ることこそ最高・最大の趣味だったのである。

どうしても今一度スッキリと抜きたかった。そこで、グループ内の他のメンバーを使って密かに弥生を追わせていた。
そして今日になって弥生は清川功の元を離れ、見知らぬ男と街に彷徨い出たところメンバーはキャッチしてくれていた。
残るはこの、いかつい男と情交を交わす様子を撮影するだけの段階と恭介はほくそ笑んだ。

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さゆりの行方

小屋つかの間のぬか喜び、中島俊介はさゆりを失ってみて初めて男所帯の不自由さに気づかされた。
掃除や洗濯は何日やらなくても、それほど気にはならなかったが食事には困った。
食い物にありつきたくて街ゆく女に声をかたが、何日も着替えておらず風呂も入っていなかったので汚いものを見るような目つきをされた。

小遣いは女たちからの俊介でもそうなると手元不如意になる。
コンビニ弁当を買おうにも、先立つものがなかった。
安い期限切れのような食材を買って、調理もしないまま口に放り込んだ。てきめん腹をこわした。

一番安い食材でなんとかしのいだが、筋骨隆々だった身体から筋肉が削げ落ちた。そんな状態でも医者にかかるお金すらない。
さゆりが払ってくれていた家賃も滞納が続き、出て行ってほしいとまで言われるようになっていた。
生活が限界に来ていた。

街の女に相手にされないとなれば、羽振りが良かった頃、何度も言い寄られ足蹴にし続けた一回り以上年上の女に頭を下げて男妾になる以外なかった。
俊介としては自信を持って囲われ者を申し出たはずだったが、年増女からの回答はすげないものだった。「正規の社員だったことなんかないんやろ? 心が病んでるんかな?」
病んでるならそのまま半ば路上生活を続け、行き場がないことを役所に訴え続ければ保護してもらえる。そうすれば衣食住にありつける。頃合いを見計らって一緒に頼みに行ってやるからそうしなさいという。

社会経験が乏しい俊介は、何かにつけさゆりの世話になり続け、役所など足を運んだこともない。
そんなに簡単に生活保護が下りるのかと、年増女の助言に従いアパートを出て路上生活者となった。
着ていた服は雨風にさらされ、あっというまにボロボロになったし、髭も髪も伸び放題に伸び、どこから見ても路上生活者になった。

仕返しとばかりに街に放り出されたことを知った。
腹の立つことさえ忘れた。

もっと変わったのは女への欲望だった。
満足に食べることもできなければ、安らかに寝たこともない。
いつしか欲望と言えばそのふたつが支配した。

安らかに寝ることができれば、それで満足と思えるようになっていった。
路上生活者にも縄張りがある。
最初はわからなかったが、次第に縄張りの外、河川敷の葦藪の中とかマンホールの下に追いやられるのが常と知った。

俊介は河川敷を選んだ。
マンホールの中は、確かに雨露はしのげる。しかしその暗さになれることができず、精神を病むものが少なくない。
河川敷なら廃品で屋根や壁を作ることができる。ただし、食にありつくには相当困難が伴う。

それでも最後だけはお日様の下で終わりたいと思って河川敷に移動した。
小屋を建てる場所と材料を捜し歩き、ある小さな小屋に辿り着いた。
何時間も人の出入りがないものかと見張ったが、丸一昼夜見張っていても誰も来ないし、中から出ても来ない。

それならばここを塒(ねぐら)にしようと小屋の入り口に顔を差し入れた途端腐臭がした。
暗闇になれた目の先に、既に白骨化した遺体が横たわっていた。
薄汚れてはいたが、着ている服に見覚えがあった。

改めて小屋の中に潜り込み、持ち物を探した。
出てきたものの中に、一緒に暮していたさゆりに俊介が買って渡した物があった。さゆりはそれだけは大事にしまっていたようだった。
弥生との情交の後、さゆりは家を出て行った。
実家に帰って元気に暮らしているものとばかりに思っていたが、いつのまにか行き場を失って河川敷に住みつき、何かの理由で命尽きたものとわかった。

狭くてみすぼらしい小屋ではあるけれど、俊介がいつ訪れても支障のないように片付けだけはきちんとできていた。
さゆりの脇に俊介がいつ来て横たわってもいいような場所がちゃんと確保されていたからである。
守るべき俊介がいたら、あのさゆりならこの場からでも立ち上がっただろう。

だが、その俊介はもう遠い存在になったと観念し、この場に横たわったと思われた。
一緒に暮らし始めて今日、こうなって初めてさゆりを護ってやれなかった後悔が俊介の胸をよぎった。
躊躇いはなかった。横になった。さゆりがいてくれるという安堵感が俊介を包んだ。さゆりの横でやっと深い眠りについた。


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07/26のツイートまとめ

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助けに行かな 救命4時間、倒れるまでボートこいだ青年:朝日新聞デジタル https://t.co/OIw6g77eBF
07-26 14:52

知佳の美貌録「子供会の副会長」 リヤカーで廃品回収

知佳の美貌録「子供会の副会長」

リヤカー久美が幼かった頃、廃品回収と言えば子供たちがリヤカーを引いて回収に回っていた。
それが平成初期になると親が自分たちの車を使って回収して回り、分別から業者引き渡しまですべて親が行うようになってしまっていた。

子供たちはと言えば、集めてきた雑誌を面白がって読むとか、配られたお菓子を食べるぐらいがせいぜい、ただやみくもに騒ぎ立てるだけになってしまっていて、到底子供たちのための子供会、子供たちが行う廃品回収とは到底言えなくなっていた。

それを久美は近所の農家に交渉し、リヤカーを借りてきて子供たちに引かせ、回収する楽しみを教えた。
生まれて初めて引くリヤカーに子供たちは喜んだ。
久美はリヤカーの後ろに小さな子供たちを乗せ、大きな子に引かせた。双方とも大はしゃぎだった。

効果が表れたのはそれだけではなかった。
子供たちが各戸に頭を下げて廃品を受け取ったことで、廃品の数は増えた。
子供たちに頭を下げられ、大人たちは嬉しかった、可愛らしかったからである。

回収日に集まっても、ただ騒ぐだけで手伝おうともしなかった子供を、遠慮よしゃくなく久美は叱りつけ、言うことを聞かなかった子供は自宅に帰れと厳しく言った。

友達と一緒になって遊びたかった子供たちは、久美の説教に素直に従うようになった。
頑張ればすぐに褒める。
悪いことをすれば誰の子だろうと親の前で叱る。これを徹底させた久美は、特に子供たちに慕われた。存在意義を初めて認めてくれる大人が現れたからだろうか。

普通なら、廃品回収はものの2時間もあれば終わる。
それがリヤカーになってから半日はかかった。疲れて汗びっしょりになったが、働いて得るお金の大切さを子供たちに教えることができた。

回収で得たお金が親たちの交流会に使われていたものを、久美は全て回収したその日に子供たちに還元した。
ご褒美を受け取った子供たちは得意満面だった。


当初、久美が住む地区の自治会は町内西地区の外れにある弱小地区で、校区は西地区に所属していた。
だが、西地区は自治会費が高い。久美たちは狭い地区だったため払ったお金に比べ配当金は極端に低かった。
だが、東は自治会費が少ない割に配当金は高かった。

その理由が、運営費名目で親たちの飲食・行楽費用に充てられるからだと、熱心に聞いて回ってわかった。
運営母体が自分たちの楽しみのため浪費し、子供の苦労は無視し続けていたことになる。

通学の距離も、西に通うより東の方がずっと安全で近かった。

久美はここで、各自治会長に向かって移転の交渉を行った。
西は難色を示したが、東は受け入れを歓迎してくれた。
そこで久美は西に向かって、会費の用途明細を提示要求した。 こんなうわさを耳にしたがと付してである。

示せるはずもなかった。なにかと理由をつけて久美が務めていた旅館にも度々遊びに来ていたからである。
西の班長は、久美の町内の賛成者が多ければ認める言った。 あくまで自己責任は回避したのである。
久美は子供会の会長とふたりで手分けして戸別訪問し賛同者を募った。

3日後、8割がたの賛同を得、集まった名簿を西と東の自治会に提出し、子供会は校区ともども東に移転した。
西の班長はたかが弱小班がひとつ消えた位と鼻先で笑ったが、東は大歓迎してくれた。

たかが借家住まいの貧乏人の久美、それがいつのまにか強い発言権を持つようになっていった。



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07/23のツイートまとめ

LetsgoChika

中国 海底資源サンプル採取か | 2018/7/23(月) - Yahoo!ニュース https://t.co/nckuQgAkPh @YahooNewsTopics
07-23 12:21



日本近海に眠るレアメタルの品質は中国をはるかにしのぐと言われています。

知佳の美貌録「駐車場の雪かき」

知佳の美貌録「駐車場の雪かき」

雪かきその冬一番の寒波に見舞われた翌朝、女将は早めに出勤してきた事務員である久美に駐車場の雪かきを命じた。
雪かきができる余剰人員は久美以外誰もいないから、とにかくチェックアウト前に車が駐車場から出せるように雪をかけという。

個人の家の庭程度ならいざ知らず、旅館のだだっ広い駐車場をである。
無理難題だった。

それでなくても、自宅の駐車場から夫の車を出すために久美は、夜も明けぬうちから雪かきに追われくたくたになっていた。
そのおかげで夫は普段通り起きてきて、いつもの通り食事を終えると何事もなかったかのように出かけて行った。

これを予測していたから子供は早く起こして幼稚園の用意だけはしておいた。
夫の、こんな日でも無理やり仕事に行かされるといった顔からも、子供が幼稚園に行くための心配など、悲しいかなどこ吹く風と感じた。

通りも雪は多かった。歩道付近は長靴がすっぽり埋まるほど積もっており、自転車が普通に使えなければ(乗れなければ)バスも当然遅れているはずだからと自宅から子供を自転車に乗せ、延々押して歩いて幼稚園に送り届けてからきた。

履いてきた長靴は雪が入ってぐっしょり濡れ、足の指は凍傷にかかるぐらい冷たく痛い、ハンドルを握っていた手はかじかみ、睡眠不足も加わって泥のように疲れていた。

何処の旅館でも駐車場の雪かきは重機か男手で行っている。 だが、女将はよそ様に頼んでくれる気配はなかった。
くやしかったが、苦情を言ってみたところで、聞く耳持つ女将ではない。

お客様がお帰りになるまでにはなんとしてもと駐車場の奥の方から、とにかく懸命に除雪した。
もう少しで雪かきが終わろうという頃になって、雪の中から1万円札が5枚出てきた。

猛吹雪の中、久美は帰り際 確かに宴会が引けてから誰も見ていないこと幸いと女遊びに出かけたものがいたように思った。
欲求が満たされ、気持ちが大きくなって落したことさえ気づかなかったんだろうと思ったが、今のところ届は出ていなかった。

頑張ったお駄賃だと、久美はそれをポケットに入れた。
あんなに辛かった雪かきが、なんだか楽しくなった。

翌日も同じように雪が降ったが、久美は頼まれもしないのに進んで雪かきした。
今度こそ丁寧に雪かきした。


 

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07/21のツイートまとめ

LetsgoChika

体罰:教諭2人懲戒処分 炎天下ランニングで生徒一時重体 (毎日新聞 - 07月20日 18:03) https://t.co/wFs5rpsrBO
07-21 20:48



この記事について取り上げたのは、炎天下であの距離を走らすこと自体、陸上長距離選手の練習であっても危険です。

生徒が自分で決め、必要な練習をさぼって遊んでたなど極端な理由で行わなかったから目標に達しなかった。だから半ば自主的に走ったのか、
それとも目標タイム自体が顧問のメンツにかけてのお仕着せか。

生徒が悪い場合は自業自得。
教師が威厳を保ちたくて行わせた体罰だった場合は懲戒が停職というのはどうでしょう?
あまりに軽く、それこそ公務員の事なかれ主義がこうなってもまだ行われているということを知っていただきたい。

低年齢の学生に、1キロ歩かせたばかりに亡くなるという事故も起きています。

日大以上に危険なことを行わせていますので、脱水症状で倒れたなら裁判沙汰も有り得ます。
懲戒免職(解雇)は当然だと思ったからですし、メディアもあの時と同等か、それ以上にに叩くべきだと思うからでした。


倒れた方へ:倒れたときは何でもないと思うかもしれませんが、一時的に脳内の動きが制限されたことは事実。
         後遺症の危険も存在することを考慮に入れていただきたい。

知佳の美貌録「恐妻に怯えるダメ男」

知佳の美貌録「恐妻に怯えるダメ男」

恐妻お客様から車検の依頼が来たが、3人の検査員のうちふたりが同時に休みを取っていた。
お客様の依頼を受けた久美は残りのひとりAに車検を頼めば出来ると踏んで、これを受けた。
ところがフロントは、Aに車検を任すことなどできないから、明日ふたりが出勤して来たら彼らにさせると説明して今日のところはお引き取り願えという。

何度やらせても有資格者なのに肝心な部分はさっぱりで、どこか抜けてしまっていて客からの苦情が絶えないという。
第一、Aはそのことでどんなに叩かれてもカエルの面にショ○○ン、翌日は何事もなかったかのように出勤してくる無駄飯食らい。
フロントからこんなことを言われるほどのダメ男に、悔しいけど謝ったとこがあった。

ある日のこと、昼休みが終わる時刻に業務委員の休憩室を覗くと、テーブルの上に食べ終わった弁当箱が、蓋が開いたまま投げ散らかしてあった。 まさに散乱というにふさわしいほどに。
きっと、食事もそこそこに作業依頼が舞い込んだんだろうと、久美は食べて大丈夫な物が残っていないことを確認し、その弁当箱を洗い、きれいに包んでテーブルに戻しておいた。

翌日、別の業務員が大慌てで事務所に飛び込んできて久美にこう問いかけた。

「久美ちゃん、確か昨日休憩室の掃除当番だったよね。部屋に掲げてある掃除当番表はそうなってたから間違いないと思うが・・・。そこに置いてあった弁当箱を洗わなかった?」
普段以上にきれいに掃除したつもりの久美は、褒めてくれると勘違いした。
「ええ、洗ったわよ。食べ散らかしたまま放置してあったし、ハエがたかってたから不衛生と思って」
「お前、大変なことしでかしてくれたな~。  Aのやつ昨夜は大変だったらしいぞ~。 まっ、 とにかく謝っとけ」

たかがそんなことぐらいで大げさなと思ったが、一応急いで検査場に行ってAに、先ほど忠告を受けた通りに、とりあえず謝った。すると・・・
「ああ・・・ 今度からやらんとってな、頼むから」
否定するどころか、苦渋の顔をし昨夜恐妻からこっぴどく叩かれたことをあっさり認めた。

Aの実家は酒屋を営んでいる。彼は跡取り しかも町内では比較的裕福だった。 
嫁いで来た嫁に、そんなご家庭のご両親がいらっしゃる前で
「弁当箱を事務の女に洗われた」と
Aが言うには叱られたことになる。

職場でそれほどまでに言われている女が、もしも間違って良妻賢母ならバカ男のふがいなさとして納得する。
職場と言えども公共の場で、弁当を投げ散らかす。その頭の程度が知れる。
叱られた原因が弁当を洗ってくれるほど親しい女ができたのかと言われたらしいから気分が悪かった。

その恐妻とやらは一度見たことある。
なぜあんな不細工な、しかも夫の会社の人間とわかっても挨拶もできない、かなり年上に見えるような女と結婚をと思った。
それ以上に、弁当箱を会社の事務員が洗ったぐらいで、変に勘ぐって血相を変えて怒るのかと。

あんなダメ男、誰が好き好んで・・・と久美にしてもプライドが・・・ 職場でこの件は物笑いの種になった。

後日談だが、その恐妻は 結婚前から同じ職場の上司と不倫関係にあり、普段でも家に帰らないことが度々あったが、後になって手と手を取り合って家を出て行き、離婚しないまま同じ町内で同棲を始めていた。

だが、そのことで職を追われ、収入を絶たれたことから独立して会社(介護施設)を設立、最初はうまくいっているように見えたものの雇い入れた人との人間関係が上手くいかず、利用者が減り続け負債が募り生活に行き詰って閉鎖し別れた。

体裁が悪く実家にも帰れず、再びAとよりを戻し、新居に引っ越したが子供が非行に走りはじめ争いが絶えなくなり、ついに離婚し女の方が街から姿を消した。



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今頃の女に処女性を求めること自体、無駄なこと

肉壺の戸をノック弥生の売り先を男たちは足のつかない早いうちにと、デリを運営している男に声をかけてみた。
「俺たちの会で見つけた好きものの人妻っていうの、お前んとこどうやろな~」
「病気なんか大丈夫?見て良かったらってとこかな」

車に乗せていた弥生をデリの事務所に引っ張り込んで、散々遊んだ汚れをサワーで流させ運営者に隅々まで開いて見せた。
「ふ~ん、こんなもんどうやって見つけたんや? こりゃ上玉やで。よっしゃ買うたる」
50万でどうかという。異論はなかった。

弥生も事務所で使う部屋を与えられたことで安心したのか、疲れからすぐにうとうとと寝始めた。
男達は弥生を置いて去って行った。
事務所にはいろんなデリがたむろする。


化粧道具などは、その女たちから少しずつ出させ、何とか間に合わせた。
着替えなどは古着屋で適当なものを見繕って男が与えた。
客から電話が入れば、もしそれが一見なら弥生を使ってみるつもりだった。

弥生はコンビニ弁ばかりの日々が続いても別に文句は言わなかった。
いろんな人間が入れ代わり立ち代わり出入りするさまや、客の電話で情事に出かけていく女たちに興味を抱いたようだった。
「変わった女やな~。普通こういったところに閉じ込められたら、多少は抵抗するもんだが・・・」

それが慣れてくるにしたがって出入りの女たちが交わす客とのやり取りを興味津々に聞き入って、質問までするありさまだった。
これには最初の頃、特別扱いだのライバルだのと白い目を向けていた周囲の女たちも早く客を与えたらどんな状態になるか興味を覚えたらしく、簡単な賭けまで始まっていた。
こういったところは常連客が多く、女たちはそれなりに縄張りみたいに男を抱えている。

弥生を買ったその日も翌日も、客はつかなかった。
そんな時、出入りのある人妻が「ねえ、送迎のあんちゃんにあの女抱かせてみたら」と云い出した。
「どうせ稼ぎに来てないんでしょう? なら、あんちゃんにも抜かせてやるぐらい試験と思えば」

「まあ、お前たちがそれで納得するんなら、ただしあくまで試験だぞ。商売もんだから中に出すなよ」
運転だけが取り柄の送迎の男が弥生を奥の部屋に連れ込んで最初の仕込みが行われた。
こっそり付けたモニターの向こうでは女たちが興味津々で見守っていた。

その、初心のように見える弥生が俊介に仕込まれた性技をことごとく、あんちゃん相手に披露したから事務所はやんやの喝采だった。
商売以外では男と契ったことのない、いいだしっぺの人妻は興奮のあまり頬を紅に染め見入っている。
「凄いね~、見てるだけで濡れちゃった~ これどうにかしてほしいわ」

女たちの中には履いていたパンティーを脱いで湿った部分を晒し、指先で絡み取った糸を引く液を自慢げに見せつけ、お互いの絡めた指先の臭いを嗅いで「クサイ!」だのと騒ぎ立てる者までいた。
身を売る行為のための集まり、そこにあった暗い雰囲気がその時だけは和んだ。
「あいつはいつかここの看板になる」デリの経営者は喜んだ。出来たら、こういった女がいると大々的に宣伝してもいいと思った。

一日が始まると三々五々に女たちは顧客の元に運ばれていく。
その行った先で、なんとあの試験を云い出した人妻が助平話しのついでに弥生という変わった女が入ったと、ついしゃべった。
デリを利用するぐらいだから街ゆく女には絶対モテないタイプ、そんなお金と精力だけ有り余るブ男が目を付けた。

話を切り出した人妻には内緒にしてくれたなら、そして使ってみて本当に話し以上に具合の良い女なら買ってやっても良いという。
親が残した財産を元手に不動産関係に手を染め、今では借家を随分沢山持って、その家賃で生活している男だった。
空いている部屋はいくらでもあるから、囲おうと思えば好きにできる。

これまでお世話になった女と鉢合わせになることなど無いと男は言った。
足入れは事務所のあるマンションの空き部屋をレンタルし、あの人妻が別口でデリ出張している間に行われた。
助平同士のお見合いは、デリの経営者から弥生に向かって、今回の男もあんちゃんと同じように女に不自由している男だから抜かせてやってくれないかと頼み込んでいたため、弥生主導で行われた。

先に部屋に通されていた弥生の元へ男が送り込まれ、案内していった女が立ち去ると弥生は俊介の時やあんちゃんの時と同じように、男が何も言わないうちに自分から下半身だけ脱いだ。
四つん這いになると尻を広げてワレメから菊門まで残らず見せた。
魅せておいて、モゾモゾと自慰のような妙な動きを始めた。

弥生は熟した女が良く行う自慰というものを知らない。
木立の中で、ムラムラする気持ちを抑えようと身を揉んでいるうちに手や指が勝手に蠢きまわったに過ぎない。
これを見せつけられた男は気を揉んだ。 弥生は性技に関しては素人そのものだった、これを初手から仕込めというのかとうんざりし、ただ時間だけが流れた。じれた男は、そこはそうじゃないだろうと思わず手が伸び舌が秘孔を這ってしまっていた。

その瞬間である。
ビクンビクンと激しくのけぞりながら女が咆哮し、悶絶を始めたのである。
発作でも起きたのかと驚いた男は、必死で女を抱きとめた。とにかく組み伏せた。

両腕でガッチリと身動きできないように抱きしめた。
一方の手は肩甲骨の後ろを押さえ、他方の手は腰から尻に回し込んで動きを止めた。
本当は乳も揉みたかったし、クリも弄ってみたかった。

試に身体の隙間から手を挿し込んで乳房を掴もうとしたが身体を振りほどかれそうになって慌てて元に戻した。真っ赤になって女を締め上げていた。
男は気が付かなかったが、この間にも女は自由な足首を使って男の脛に己の踵を巻きつけて腰に引き込もう絡み始めていた。
男の股間の膨らみが丁度潤み始めた肉壺の戸を先ほどから幾度となくノックしてきたからだった。

顧客である自分を目当てに来る人妻は、このように組み伏せるとひんやりとした水枕でも抱いているような気分になれたが、弥生は違った。
ぬめる様な肌は男以上に燃えて熱を帯びていた。香り立つ淫臭はむせ返るほどに男の股間を刺激した。
気が付けば、男の勃起は弥生の壺の中で十分に熱し、脈打っていた。

腕の中で悶え苦しむ女を、全力で押さえ込みながら遮二無二割入った。
屈服させ、素直に身体を女の上に預けることができるまでに一度は発射させられてしまっていた。
預けることができたのは、抜けばこの女の腹上にはいられなくなると組み臥し続けた結果、弥生自身肉球に集中できたかららしかった。

そこにはブ男などという理屈は存在しなかった。
ただただ全力で組み伏せ、男を割り込ませ肉の交わりを持てたら納得する女だとわかった。
デリ訪問の女を相手にするときのように、勃起しなかったら恥などという心配は微塵も必要なかった。

弥生の体内から淫臭が発せられるほど男の肉を女に重ね合わせることが出来たら、あとは女が勝手に男根を沸き立たせ飲み込んで搾り取る。
男はできる限り搾り取られないよう、長い時間をかけて女をいたぶればそれで済むことだった。
弥生は買われた。それも元値の十倍だというと「安い!!」上機嫌だった

一時も早く孕ませて我が子を産ませてみたいとも言った。
遊んだあと、捨ててしまうというだろうと踏んでいた。
それが、妻に迎え入れるつもりでいると言う。

「ブ男と馬鹿にされ、散々騙されたが、この女なら騙すはずが無い。俺の思い通りに仕込む楽しみがある」
弥生の、過去の男性遍歴など眼中に無いと言った。「今頃の女に処女性を求めること自体、無駄なことだ。奴らは好き放題遊び歩いていながら、いかにも貞淑そうにウソをつく。だから女が大人しくなるには、それ相当の男根も必要なんだろうさ」とも。
要は女の真の部分さえしっかりしていれば、あとは押さえ込む男の責任だと言い切った。弥生はうれしそうに男の後ろに従って事務所を離れた。

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