案内された部屋は12畳ぐらいの広さがあってとても落ち着いた雰囲気の部屋でした。
窓からは武庫川が一望できて、天気も良かったこともありはるか遠くには六甲山が望めました。
女性は部屋の中央に敷かれた座布団には座らず、窓際から風景を眺めていました。
「ええ景色やわぁ」
仲居はまるで自分が褒められたかのように嬉しそうに女性と会話を交わしていました。
「こんなええ感じのとこで泊まるん、うち、久しぶりやわぁ。嬉しいわぁ」
「ごゆっくりお寛ぎくださいね」
私は女性から腰をかけるよう薦められましたが、着座は遠慮して立ったまま女性と仲居の会話が終わるのを待ちました。
しばらくしてふたりの会話が途切れたのを見て、私は仲居に話しかけました。
「仲居さん、すまないけど、もう一室用意してくれないかね?」
「今日はお客さんが少ないので幸いお部屋は空いていますけど……でも、お連れ様がいらっしゃるのによろしいので?」
「お連れ様って……ははは、困ったなあ。見てのとおり私は運転手でこちらの女性を宝塚まで送ってきただけなんだよ」
「そうだったんですか。分かりました。それではフロントに行ってお部屋をとってまいります」
続きを読む
テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト
tag : 同衾ともね婚外恋愛寝取られ若妻性行為ワンナイト誘惑雇女