長編官能小説 『クロス・ラヴ』 第42話 Shyrock作
浩一はそういうやいなや、挿入中の肉棒をグルグルと回し始めた。
ありさ「にゃんにゃんにゃん~!それすごっ!何なのお~?それって!?」
浩一「ふっふっふ、オレの秘密兵器で『バックスクリュー』って言うんだ。どうだ?気持ちいいか?」
ありさ「うん、すごく気持ちいいよお~」
浩一「はぁはぁはぁ、実はね、この技はネットで覚えたんだ」
ありさ「ネットで?」
浩一「そうなんだ。シャムロックという超エロい人がいてね、その人のホームページに載ってたんだ」
ありさ「ありさもそのエロい人のページ見たいよ~!」
浩一「え~と、”http://homepage1.nifty.com/shy/index.html”なんだけど。憶えた?」
浩一はありさとのセックスの真っ最中だというのに、驚いたことにURLをすらすらと暗唱し始めたのであった。
ありさ「にゃあ~ん、今、そんなの憶えられないよ~」
浩一「あははは、それもそうだね。とにかくこの『バックスクリュー』でありさをメロメロにしてやるから!」
ありさ「してして~!」
ありさたちの会話を聞いていた球と俊介は唖然として顔を見合わせた。
テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト
長編官能小説 『クロス・ラヴ』 第41話 Shyrock作
球が頂上を極めた頃、俊介もまた限界に来ていた。
幹全体が岩のように硬くなり今にも炸裂しそうな気配だ。
男の波は女の波とは異なり、突然稲光のような鋭い鋭角を持ちながら忽然とやってくる。
球と抱き合っていた俊介は上体を起こして球の両膝を抱え込み、フィニッシュの体勢に入った。
密着型正常位は気分が高まるし一体感があって良いのだが、男の律動が緩慢になってしまう弱点がある。 男は達する瞬間だけでもギアをトップに入替えてピストン速度を最高値に高めたいものだ。
俊介は球の膝を抱えて激しく律動した。
先ほど一度は絶頂に達した球であったが、俊介の猛烈な蠢動により再び激しい快楽が球を包み込んだ。
俊介「うっ!ううっ!うぐっ!おおっ!うぉお~~~~~~!!」
堪え切れず雄たけびをあげる俊介はまるで獣のようである。
発射する寸前、俊介は可能な限り奥に突き込み激しく揺さぶった。
まもなく怒涛のうねりが俊介を襲い、球にも分かるほど強い痙攣に見舞われた。
発射した後の達成感と脱力感・・・二つが気分が混在し絡み合っている。
抱えていた球の膝から手を放した俊介は球の胸に覆いかぶさった。
球はまるで恋人にするように俊介の髪をやさしく撫でてやった。
テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト
長編官能小説 『クロス・ラヴ』 第40話 Shyrock作
膣の最奥部には神秘の宮殿、子を宿す宮が存在する。
その少し手前には『ポルチオ』と呼ばれる女性最大の性感帯がある。
女性の性感帯の中ではクリトリスと双璧といわれているが、クリトリスとは違い外から目視できないためその存在が分かりづらい。
中にはその存在すら知らない男性もいるし、セックス時忘れられている場合も多々ある。
見えないため無視されたとしても不思議ではない箇所なのである。
専用バイブレーターを使用する方法はさておき、『ポルチオ』を目覚めさせるには、先ず深く挿入できる体位で絡むことが不可欠だ。
深く挿入した後、あるポイントを擦ると女性は泣きたくなるほど気持ちが良いのだ。
『ポルチオ』攻めは肉棒以外でも可能だ。
『ポルチオ』を刺激するには2本または3本の指をできるだけ奥まで入れ、指の先で女性のお腹の方向に突き上げれば良い。
コツはポイントを刺激するのではなく、子宮全体を揺らすようにすると効果的だ。
恥骨部分にあてた親指と、挿入している中指薬指とを挟むようにし、かきまぜるように揺さぶるのが秘訣なのだ。
(ズン!)
俊介は肉棒挿入で球の最奥部を攻めた。
攻めると言っても通常の縦ピストンではポルチオを目覚めさせることは困難なので、最奥部に触れた瞬間、俊介は先端を激しくスイングさせた。
テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト
長編官能小説 『クロス・ラヴ』 第37話 Shyrock作
ありさ「こう?」
ありさは丸い尻を浩一の方に突き出しゆっくりと腰を沈めた。
浩一はありさの腰の両側に手を副え怒張している物体へと導いた。
背面座位はふたりが慣れていないと意外と手間取ることがあるが、浩一の誘導でふたりは容易に結合することに成功した。
(グジュ・・・)
ありさ「あっ・・・!」
見事に怒張したイチブツが桃のような淫裂にずっぽりと突き刺さっている。
その卑猥な光景はありさには見えないが、暗い中であっても浩一にはほのかにうかがえた。
(ズズズ・・・)
ありさ「はぁ・・・」
浩一「どう?」
ありさ「うん・・・すごくいいよ~・・・」
浩一「今からもっとよくなるよ」
ありさ「もっと?」
浩一「そう、もっと」
浩一はそうつぶやくと上体を少し起こし、ギターを演奏するときのような格好でありさを包み込んだ。
左手でありさの左乳房を揉み始めた。
ありさ「あ・・・ああっ・・・」
続いて右手は下方に伸び薄い茂みに覆われた恥丘に差し掛かった。
浩一は茂みのさらに下方に指を伸ばし、丸い突起物を探り当てた。
丸い突起物を覆う包皮をめくり上げ中指で円を描いた。
ありさ「ひぃ~・・・そ、そこはぁ・・・」
テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト
長編官能小説 『クロス・ラヴ』 第33話 Shyrock作
オンゴサマーと言うガーゼ状の下着の感触が珍しかったのか、それとも3メートル向うにいる球への遠慮があったのか、浩一はありさに対し濃密な愛撫は行なうもののなかなか挿入しようとはしなかった。
自分がしていることと同じことをおそらく球も俊介からされているはずなのに、それでも浩一は球を意識してありさへの攻めにかすかな躊躇いがあった。
だがそんな躊躇いや戸惑いも、次第に湿っていく布の感触とありさの悩ましい声に脆くも崩れ去ろうとしていた。
ありさ「あっ、あっ・・・浩一、あぁ、もうダメ・・・は、早く・・・早く触って・・・」
たとえ親友の彼女であっても、ここまで来るともう後戻りはできない。ましてやこれは彼女たちが仕組んだ公然浮気ではないか。
それに耳を澄ますと向こうのソファから球の甘ったるい声が聞こえて来るではないか。
浩一(くわぁ~、球ったらあんな声を出しやがってぇ・・・)
浩一は一瞬イラッとしたが「自分だって同じことをしているではないか」と思い返した。
浩一の心に生じた嫉妬はありさ攻めへのエナジーとなった。
浩一(俊介が球にあんな声を出させているのなら、オレだってありさを・・・)
テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト