人妻との不倫契約
街角ナンパは啓介が思ったほど声掛けに応じてのこのこついてきてくれない。
それならと思いついたのが鑑定家のような名刺を持って各家庭を回ることだった。
名刺はもちろんハメ氏が所属する業界が如何にもという風なデザインで作ってくれた。
啓介は何げない風を装って街を歩き、眼をつけたご婦人宅に家族の留守を狙って忍び込む方法を取った。
押し買い鑑定は相場の数倍勉強させてもらうという触れ込みで相手に貴金属を提示させる前に例の名刺と提示額を指示した。
この日が3回目の訪問となった佐藤道子さんの家に上がり込み、さっそく鑑定にかかった。
道子さんがテーブルの上に出してくれたもの、それは婚約指輪だった。
啓介はハメ氏が教えてくれた通り、まずダイヤの鑑定に入った。
神妙な顔をしてルーペを覗き込み、ダイヤについての講釈を並べ立てた。
「こんな素晴らしいダイヤは滅多にお目にかかれないものです」
「あらっ、そうなの? 主人が私と付き合いたくて買ってくれたものだから安物と思ってたわ」
「とんでもないことですよ奥さん、ご主人はあなたのことをとても大切に考えておられる。その大切な指輪を手放されて大丈夫なんですか?」
あくまでも低姿勢で立派なご主人と持ち上げる啓介。
「優しいわね、貴方って。 そんなんじゃ商売にならないんじゃないの」
すっかり気を良くしたのか、キッチンに立ってお茶を煎れてきてくれた。
その彼女の首に、どこで手に入れたのかパールが輝いている。
「とてもいいパールですね。とてもお似合いです。ちょっと拝見させていただけませんか?」
啓介は道子の背後に回りうなじ越しに胸元を覗き込んだ。
似合うの一言が気に入ったのか道子さんは警戒心も抱かずに啓介に背中を預けネックレスを手に入れた経緯を話し始めてくれた。
「売るつもりはないけど鑑定ならかまわないわよ」
装着したまま魅せてくれるという。
肝心のルーペは道子さんとは座卓を挟んだ反対側に置いてある。
「拝見します」
両肩を抱き、うなじに熱い吐息を吹きかけながら覗き込む啓介。
覗き込んだ視線の先に豊かな乳房があった。
まさかに備えシ〇アスを服用してきた啓介の股間が乳房や腋から立ち上るかぐわしい芳香に反応し道子さんの背中をノックする。
「素晴らしい! こんな光景はこれまでお目にかかったことがない」
「フフッ、よかったわ気に入ってもらえて。本当のところ自信なかったのよ」
「しばらく拝見してて構いません?」
「観てるだけでいいの?触れてみたいんじゃなくて?さっきから背中変のものがノックしてるわよ」
「奥さん・・・」
「いいわよ、今日は。主人仕事でこの時間帰ってこないから」
道子さんは啓介に背中を預け甘えるような仕草を魅せた。
啓介の唇は先ほどから盛んに道子さんの首筋を這いずり回って唇を奪う機会をうかがっていた。
その啓介の唇を人妻が自ら求めに来た。
首筋に腕を絡ませ、互いに唇を奪い合った。
空いた道子さんの右手は、先ほどから背中をノックし続けていた啓介の股間に伸び、ファスナーを開け肉胴を摘まみだしていた。
「硬いわ!とっても硬い!こんなにしちゃって・・・」
躊躇い続けた啓介の情念が迸った。
両肩から手を放すと慣れぬ手つきでブラを外し、こぼれ出た乳房を両の手に納め乳首を嬲った。
人妻道子は完全に身体を啓介に預け足を開き気味にしてパンティーを濡れ始めたマンスジを期待を込めて晒してくれていた。
スカートをたくし上げた啓介は下着の上からマンスジを幾度もなぞってはまさかに備えた。
女とは不思議なもので、十分に引き込んだと思った その油断を突かれまんまと逃してしまうこともある。
掌の中の乳房は熱を帯び、乳首は勃起が始まっている。
彼女の脇腹に男根を押し付けておきながら指マンの機会を待つ啓介。
一回り以上年下の啓介に欲情しきったのだろう、
荒い息に交じって人妻の口から微かな嗚咽が漏れ期待からか右手がたおやかに肉胴や亀頭冠を擦り確かめ始めている。
啓介はシ〇アスのことを忘れようと懸命にその意識を女陰に集中させていた。
引き返すことのできる境界はとっくに通り過ぎてしまった人妻は、全神経をひたすら啓介の切っ先に集中させ待ち構えているのがわかる。
人妻は若い男の割り入りを、夫への後ろめたさすらも忘れ欲情に溺れ待ってくれているようだった。
おずおずと手を伸ばした啓介は、思い切ってパンティーの隙間から手を挿し込んで秘園をまさぐった。
人妻が触ってくれている男根に人妻を解く伏せるだけの漲りが感じられない。
欲情しきった人妻の痴態に気圧され始めていた。
「こんな風になってしまったこと、誰にも言わないでね。 ふたりだけの秘密にしてね。 いいでしょ?」
「もちろんです。誰にも言いません」
「約束してくれるんなら、私も貴方のアレを頂こうかしら」
人妻は啓介の腕からするりと抜け出すと、先ほどまで左手で摘まんでいた男根を改めて掌で包み込み、すぼまった唇を押し当てると狭くすぼめたままの状態ですっぽりと口腔に吸い込んでくれた。
そのすぼまりの中で彼女の舌だけがまるで別の生き物のように啓介の裏筋を上下になぞる。
緊張のあまり筋肉が硬直を始めた啓介の太腿を癒すかの如く人妻の豊かな乳房がたおやかに這いずり回って積極的な気持ちを伝えてくれていた。
女性を前にすると役に立たなくなりはしないかと常に不安が付きまとっていた啓介も、これでやっとシ〇アスが本当のところ必要でなないことがわかってきた。
彼女にすべてをゆだねようと決めたのはこれを機会に女性に対する自信を得たかったからだった。
女性を屈服させるほど強く挿し込み、濁流をほとばしらせたいと願いつつも気の弱さから肝心な時になると他の男に譲ってしまっていた啓介。
奪われてしまった女が男によって屈する様子を動画で見ては自慰に耽ってきた。
これまで恋の対象となった女は全て、このような手練手管の男たちによって貫かれ屈していた。
同窓の女のほとんどすべてがおじさん世代の毒牙にかかっており、茫然と見守るしかない啓介たちにとって自虐こそが性の全てだった。
人妻は、そんな未発達な男の性を熟知していたからだろうか、終始リードを続け啓介の踏ん張りが尽き、逝ききるまで屹立を肉球で嬲り続けてくれた。
啓介は生まれて初めて女性の子宮を幾度もノックすることが出来た。
「あんなに私をいじめ抜いておきながら、まだ勃ってる」 フフッっと嬉しそうに微笑んでくれた。
人妻の身体が欲情で朱に染まるほど膣内を亀頭冠で嬲ることが出来自信を得ていた。
「でも、今日ぐらいの出来じゃ指輪は渡せないわよ」
「わかっています。道子さんが納得してくれるまで何度でも説得に来ます。それでいいんですよね?」
返事の代わりに脱がせ切れなかったパンティーを手渡してくれながら、
「はいこれ、脱がせて確認したかったんでしょ?」
嗅ぎながら自慰するのが好きなんでしょうと言ってきた。
女性に接したい気持ちは十分あるのに、いざというときになって勃起不全になってしまう男は自慰で紛らすと聞いていたからだと彼女は言った。
「そばにいてあげることが出来ないんだから仕方ないでしょ」
「わかってたんですか?パンティー脱がせて嗅ごうとしてたこと、勝負下着なんでしょ?持ち帰ってご主人にバレたら・・・」
「そんなこと言って、またどこかで浮気してるんじゃない? 他の女に手を出したらその時は・・・」
尻を軽くつねってきた。
「わかってます。指輪を道子さんの言い値で引き取るんでしょう? 絶対そんなドジは踏みませんから」
腕を取ろうとする啓介に早く行きなさいという仕草を魅せ玄関先で送り出してくれた。
ナンパ作戦は失敗したが心は晴れやかだった。
いつか自分の力量で彼女からパンティーを剥ぎ取ってやるんだと心に誓いながら佐藤邸を後にした。
啓介を当て馬にしてまでハメ氏と逢瀬を交わそうとする好きモノのピンサロ嬢
他人の持ち物に手を出し奪い取る、言わば男根比べに負け、その悔しさを晴らす手段を今度は得意のネットで探していた。
ひとつは職の定まらない自身の生活費に充てる為。
そしてもうひとつはパチンコ店で遊びまわるピンサロの女を騙して売り飛ばすためだった。
四六時中欲情しているように見えるにもかかわらず、自分を袖にし続けるこの女がどうしても許せなかったからである。
だから明けても暮れても啓介は彼女の尻を追った。
ピンサロの奥まったソファーでおっさんにハメられている彼女を見ても、終わったのちに自分もあやかるんだと心躍らせたほど彼女に夢中になっていた。
啓介はピンサロで本来やってはならないことをやっていた。
それが店内の隠し撮りだった。
たとえおっさん相手に絡み合っていたとしても啓介にとって彼女は格好の被写体だった。
ハメたくてたまらなかったパチンコ店で出会ったピンサロ嬢の、おっさんとの痴態をあまりの卑猥さから思わず隠し撮っていた。
おばさんのマンコを顔に押し付けられながらというものの、啓介の鈴口は彼女欲しさに涙を流し続けていた。
当初はこっそり持ち帰ってオカズにするつもりだった。
その気持ちが揺らいだのは文無しになったからだった。
チンコおしぼりを買うお金がないと店を追い出されたときからだった。
お金がないとピンサロには通えない、彼女を組み伏せることなど一生涯出来ないと思ったとき、こうなってしまった原因に思い至った。
元はと言えば彼女がパチンコ店で誘わなければこんなことになっていない。
それに気付かされた時、猛烈に腹が立って仕返しせずにおれなくなった。チンコの、他の男に彼女を奪われたことへの治まりがつかなくなっていた。
ハメたくてたまらない単独さんを誘い出そうと開設しているサイトにその隠し撮った動画を流し、あることを狙っていた。
啓介が狙っているのは単独さんと称し、女を売り買いしに来る業界人を探していたのである。
ホンモノの業界人に掴まって泣きわめく彼女に讒言の一言でも告げてやれば溜飲が下がると思った。
騙し返せると思った。
この種のネットは狡猾に事を運ぶ必要がある。
やり方はおおよそわかってはいたが、そこはネット運営者に任せた。
何のつてもない一般人が突然投稿サイトで宣伝まがいのことをやるのである。
当然そこには事前いくばくかの振り込みを要求された。
クレジットには信用保証という借入限度額の枠がある。
妻の冴が子供たちの将来に備え懸命に貯蓄してくれていたおかげで限度額が50万になったままだった。
振り出し元が女性の名前であることから運営者側も快く対応してくれて、掲載後すぐに反応があった。
相手からの連絡法は都合の良いことにメールだった。
これなら仕掛け元が男性とは気づかれない。
ピンサロ嬢のアドレスを相手に送り、誘いはおっさん相手に腰が抜けるほどハメてたと一言添え後は相手任せにしてみた。
程なくして相手から連絡が来た。
反応は上々で、メールに恋い焦がれたピンサロ嬢の卑猥な画像を添え彼女の売値を問うてきた。
文末には次のターゲットもよろしくとあった。
こちらの狙いを最初から読んで誘い出してきていた。
啓介はしてやったりと天にも昇る心地がしたのと同時に衆人環視の中でピンサロ嬢を犯したような満足感を得ることが出来た。
啓介もそうならピンサロ嬢にしてみても彼らの出現は大歓迎したいほどだった。
その日から啓介は彼らの意のままにナンパ氏を演じた。
他に先駆けて目立つことが出来れば満足する女性を見つけ出すのにそれほどの労力は必要なかった。
如何にもカメラの前に立たせてあげるような素振りでナンパする。
啓介が編み出したこの独自の方法をやがて業界側が利用することになる。
素人ハメ撮りとそれに続く売春斡旋。
AV女優としてカメラの前に立てることを条件に彼女らは事務所に所属することに合意したという。
その、未発表分の動画を横流ししてもらい啓介はおかずにした。
動画に映し出された面談と称する初対面の場が、明らかに彼女らの住まいだったことにまず驚かされた。
問題が発覚したとしても、そこは同意の上での行為と言ってしまえばコトは片付く。
だからあくまでも彼女らの方から招き入れてくれた体にしたんだろう。
何気ない会話の中で、ここぞというポイントを的確に攻める業界の男。
それにつられるように彼女らは自身の身の上話をするようになり、次第に身を寄せ合うようになる。
さすがと感じたのは業界の彼らは必要となればいつでも股間を膨らますことが出来たことで、
勝機をそこに見出したとでも思ったのだろう、彼女らの方から誘い掛け、フェラへと発展していったようだった。
【シェアハウスのように】憤怒のおっさんと悶絶するちーちゃんをフロアで共有 やがて夢精癖となる
啓介はと言えばジャグラー3の滑りが止まらないでいた。
ピンサロに注ぎ込んだお金をスロットで取り戻し、金をちらつかせ昼間ちーちゃんをデートに誘いラブホにしけこむつもりが、啓介こそ逆にはまり込みちーちゃんは爆発していた。
こうなるとちーちゃんの台は夕方までに10万は超す。
真昼の夢は露と消えていた。
周囲の男たちはよく知ったもので、こういった時こそピンサロ嬢をやいのやいのと持ち上げる。
ピンサロンに勤めるほどの女は身持ちが軽く財布の紐も極めて緩い。
儲かると暫くの間は誰彼無し 豪勢に振る舞ってくれる。
パチンコ店で出会うちーちゃんの取り巻き連はピンサロの顔ぶれとは、また違っていた。
彼らはちーちゃんのおこぼれ、ちょいのおごりに預かろうと囃し立てていただけだった。
生真面目と言おうか仁義にあついと言おうか、とにかく賭け事に関してはめっぽう情熱的だった。
いい加減な食事で済ませ、金の続き限り勝負と向き合うが、それでも溜まるものは溜まる。
良きにつけ悪しきにつけパチンコ店の連中はその日の稼が別段良い場合などに限り、彼女を別ルートで買うようだった。
そんなこととは知らない啓介は取り巻き連を睨みつけながらスロットと戦っていた。
取り巻き連をちーちゃんのマンコライバルと勘違いして躍起になっていたようだった。
昼食抜きで頑張って閉店間際に収支トントンとなり、なけなしの金を握りしめピンサロに急いだ。
夕方近く、あれほど盛況だった彼女の台はついに鳴りを潜めたのだろう、閉店間際にはとっくに店にいなかった。
あとを追いかけたい気持ちをグッとこらえ、ようやく目が出始めたスロットと向き合って必死にピンサロ資金を貯めた啓介。
狙うは酔い客ばかりになった店内で、しかも特上席。
周囲の目を誤魔化し彼女をして本番に持ち込むことで、資金は何とか足りると踏んだ。
啓介はこれまで、彼女に同伴出勤を頼まれ いつも開店と同時に店に入らされていた。
素面の客ばかりの店内ではできたとしてもヘルプのおばさんの手コキがせいぜい。
それなのにヘルプで入るおばさんは啓介が座るソファーに手コキもしてくれず立ち、ミニの奥を透けパン越しに魅せ付けマンコの香りを嗅がせる。
手コキ目的で来ていた啓介のチンコが悲鳴を上げ始めた。
自然風を装いつま先でそのチンポを時々蹴ってほくそ笑むおばさん。
延長と特別席を暗に要求してきてのことだが、良い客とみていたのだろう、そんな時必ずと言っていいほど視線の先の客は女を理想的な体勢で扱っていた。
啓介が座るソファー上で啓介にマンコを押し付け謳うおばさん。
その斜向かいでは憤怒の形相をしたおっさんがピンサロ嬢を膝にのせていて恐らく貫いたんだろう、チンコに苛まされたのか彼女の悶絶が始まっており、フロアーはその淫靡さに酔いしれ、これまたやんやの喝采が始まっていた。
延長時間いっぱい費やし、おっさんはスキンをつけながらであったが腰を振り続け探り当て、ピンサロ嬢の中で果てたようで、眼前のおばさんのマンコから解放されて目にしたのは、代わって入ってきて跪いたピンサロ嬢がチンコからスキンを抜き取り、おしぼりで拭き取る様子が見て取れた。
おっさんがピンサロ嬢を相手に挿し込みをかけていた時分、啓介は興奮のあまりおばさんのマンコに向かって懸命に舌を這わせていたから何とも言えない。
しかしながら前後の様子からもあれは本番行為ではなかったかと思えた。
現に、啓介たちの脇をお盆の上にうやうやしく使用済みのおしぼりとスキンが載せられボーイによって下げられていく。
「ちーちゃん頑張ったんだ。 大量にヌケてたわね」
「暗くて顔見えなかったけどなぁ・・・ちーちゃんて言うんだ彼女」悔し紛れに啓介がつぶやく。
「そうよ~ 啓ちゃんがご執心の、あのエッチ好きなちーちゃんよ」
「ここって指名してあの席に座ればちーちゃんとだってハメられるん?」
「う~ん・・・わかんない。 たまたまあのおじさんと気が合ったんでしょ。 それより謳おうよ~」
おばさんにとってちーちゃんという女のエッチなんかどうでもよかった。
酔いのまわった頭で考えていることと言えば、如何に楽して稼ぐかだけだった。
カラオケを要求されたが啓介にすればそれどころではなかった。
資金は底をつきかけており、今夜とて無銭飲食の一歩手前だった。
注ぎ込みが功を奏するとしたら散々つぎ込んで深夜になって最上級の部屋に入り込めた今日しかなかった。
すっかりギンギンになってしまった啓介であったが、手コキでヌイてくれると思いきや、その夜はそれで時間切れと言われた。
本番行為があれほどあっさり行われていることを知れば、啓介は二度と再びこの店には来ないと踏んだのだろう。
延長を申し出たが予約が立て込んでいるからと断られ、店を追い出された。
結局啓介はその夜も夢精した。
夢の中にまでピンサロの パチ店のちーちゃんが出来てきてマンコを魅せ付けピンサロに来ないかと誘い掛けてくる。
興が乗り始めた喧騒の部屋の奥の薄暗いソファー上でおっさんの逸物がちーちゃんの秘部に幾度も幾度も食い込んでいた。
夢の中ではちーちゃんが助けてほしいと訴えかけてきていた。
おっさんとまぐわっておきながらなんたる・・・その屈辱と卑猥さに耐えきれず啓介はちーちゃんの顔に向かって放精していた。
おっさんがちーちゃんを解放した時、ちーちゃんは自分の力で立ち上がることもできないほど打ちのめされていて、ヘルプに入ったボーイに抱え込まれるようにしながらどこか奥の部屋に消えていったところまで夢に現れたのである。
ヘルプのピンサロ嬢がその後現れ、周囲の客に堂々と見せつけつつおっさんのチンポからゴムを抜き取り、精液をおしぼりで丁寧に拭き取っていたあれこそが、啓介がちーちゃんにしてほしかった一部始終だった。
周囲が羨ましがるほどちーちゃんを屈服させてみたい。
それが妙な形で叶うのがピンサロに思えた。
おっさんはパチンコ店に出入りするピンサロ嬢ちーちゃんの夜のデート相手であったろうし、あの夜の上席の取り巻き連はピンサロにとって啓介も含め都合の良い客だったのだろう。
啓介はこれほどまで興奮し射精したことはなかったからピンサロに夢中になりはしたが、程なく文無しになってしまった。
【シェアハウスのように】妻を見限り風俗に走る夫
何が辛いかと聞かれれば、それは食事の支度だった。
食べ物の匂いを嗅いだだけで吐き気をもよおす。
それなのに啓介は腹が減ったと言っては冴につらく当たった。
食事も摂らないで横になっていると「怠けてる」と逆上した。
黙らせるには子育てのためと貯めてきた貯金を切り崩し「これで何か食べてきて」と与えるしかなかった。
啓介は元々お酒とタバコがなければじっとしておれない性格なだけに自制心にどこか欠けていた。
渡された小遣いで腹を満たすと、残ったお金は必ずと言っていいほどパチンコで費やした。
そのパチンコ店でたまたま出会った女が話の内容からキャバ嬢みたいだった。
つわりで臭いに敏感になっている冴の鼻先を、パチンコ店のタバコ臭さを纏って、しかも負けて帰った啓介が目を血走らせてうろつく。
「なんだ、まだなんにもしないで寝てたのか」
「ごめんなさい、調子悪くて起き上がれないの」
青白い顔をして横たわる妻の冴の耳に隠れて夫啓介が誰かと熱心にLINE交換しているようなスマホの受信音が聞こえた。
「飲みに誘われてるの?行ってきていいよ。遊びたいんでしょ?我慢しなくていいよ」
冴にはそのLINEが友達ではなく女だろうと目星がついていた。
案の定、啓介はお金をひったくるようにして足早に出かけて行った。
LINEで教えてくれた場所はキャバレーではなくピンサロだった。
呼び込みのお兄ちゃんを無視し、指名して中に入ると彼女はチンコおしぼりを持って現れこういった。
「来てくれたんだ~~、ありがとう。 これ、買ってくれるんでしょ?」
「うん、いいよ。う~~ん・・・それ買うと〇〇ちゃんの売り上げになるんだろう?」
初めて目にする布の塊だったが、彼女の色気に目がくらみ、自信過剰な啓介はそれがなにか知らないとはどうしても言えなかった。
場所が場所であり形から性処理に使われるんだろうと漠然と感じOKを出した。
「うれしい~~ うんとサービスするね」
彼女はいそいそと先に立って狭い階段を上り、指定場所に案内してくれた。
先ほどと違い、部屋は天井が低く 一段とほの暗いし、客席の間に低い衝立がしつらえてあった。
奥の席で既に先客が女と絡み合っている。
飲み物と簡単なつまみを置くと彼女は身体を摺り寄せ、啓介のジッパーを開けチンコを摘まみだし、あのおしぼりで拭いてくれた。
「ふふっ、溜まってたんだ。もうカチンカチン」
「〇〇ちゃんが綺麗だからだよ。逢いたくて我慢できなかったんだ。それにね、柔らかくて優しそうな手だしさ。だから早くこうなりたかったんだ」
「そうなんだ・・・ パチ店で出会ったときから熱~い視線送ってくれてたもんね」
「気づいてくれてたんだね。でもいつごろから?」
「そりゃ~あんだけ熱心に見つめられたら誰だって気づくわよ。隣の席のおっちゃんなんか睨んでたじゃない」
「あのおっちゃんか~、付き合ってたんじゃない?LINEくれてて大丈夫なの?」
「気になる?フフフ 気にしなくて大丈夫。今日は指名してくれてれありがとう。うんと楽しもうね」
恐る恐る膝に伸ばした指先を払いのけもせず艶めかしく身をくねらせるとチンコを扱き続けてくれていた。
「なんだかギュンギュンしてきたけど、出ちゃうの?」
「うん、近いかも・・・」指先に触れる彼女のマンコの感触に暴発しそうになっていた。
「ちょっと待ってね。お金ある?5千円。時間過ぎたら大変だから」
受け取ったお金を持って階下に降りた彼女は、しかし延長の時間が切れる頃になっても帰ってこなかった。
テーブル上の飲み物を仕方なく飲んでいると別の、明らかに40は超えていると思われる女性が現れ席に着いた。
「お客さん独りなの?指名しなかった?」
「〇〇ちゃん指名してたんだけど、追加料金渡したら帰ってこなくなっちゃった」
「あ~ら、あの子なら別のお客さんに指名されてたわよ。延長時間内に帰ってこれないんじゃなくて」
おしぼり追加したんでしょ?まだ来てなかったら私が取ってきてあげる。
そう言うと階下に降りていき、いそいそと追加のおしぼりを運んできてチンコを弄ってくれ始めた。
「あの子待ってても駄目よ。今店にいるのかもわからない子なんだから」
「それって客とデートってこと?」
「シ~ッ!聞かれたら大変なことになるわよ。あの子が好きでやってることなんだから気にしないの」
彼女の手口は昼間に間に男を見つけ、同伴させておいて頃合いを見て店長に申し出、店外デートをするというものと聞かされた。
啓介は正にその手口に引っかかり自称キャバレーのピンサロに呼び出されたことになる。
横恋慕でもいいから彼女の中に放出したかった啓介は有り金はたいて彼女が現れるのを待った。
指名の格好になったおばさんは〇〇ちゃんのようにカチンカチンにならないとみるや、自分から進んで啓介に足を絡ませマンコを摺り寄せてくる。
結局啓介はヘルプで入ってきてくれたおばちゃん相手にチンコ型をしたおしぼりの中で放出させられた。
ソープに比べ、確かに安かったが所詮手コキ。
言いようのない屈辱感を味わったままピンサロを出た。
恋する男の気持ちは複雑なものがある。
パチンコ店で出会い、LINEまで交わすようになりながら啓介は彼女と身体の関係に至れないでいた。
意地になって通いつめた啓介はある日の朝、下半身に激痛が走って目覚めた。
チンコの先端から膿のようなものが流れ出始めていた。
淋病だった。
淋病は性器感染はもとより、口腔感染も報告されている。
洗濯ものはもちろん、風呂も同じということもあって冴は啓介を避けるようになっていった。
性感染が怖いとはいえ、妻ですら自分を汚いものを見るような目で見て洗濯物も風呂も、食器さえも分けた。
それもこれも指名を受けておきながら平気で裏切る女のせいだと思った。
「いつかきっと、思い知らせてやる」
啓介の性格が一層ひねくれ始めたのもこのころからだった。
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