「まっ、まっくら・・・いやだぁ・・・こ、こわい・・・あぁ・・・こわい・・・」
照明の点滅も不気味なものだが、
暗闇の訪れはありさをさらなる恐怖に陥れた。
「いやっ・・・私が一体何をしたというの・・・?どうしてこんな恐い目に遭わすのぉ・・・?いやぁ~~~~~~~~!!もう許してぇ~~~~~~!!」
叫んでも、自身の声が反響して返ってくるだけだった。
ありさは涙声になっていた。
もしかしたらこれはありさを苛めるために、誰かが仕掛けた悪戯なのだろうか。
それとも非科学的な話ではあるが、一種の
超常現象が発生したのだろうか。
原因が何かは分からないが、いずれにしてもこの局面から早く脱出しなければならないことだけは確かであった。
とは言ってもこの狭い個室から抜け出して、非常灯のみの
暗闇の中をさまよい出入り口までたどり着いたとしても、引き戸が開かないのだから外への脱出は叶わない。
今のありさにとっては暗い便所内をさまようことの方がもっと恐ろしかった。
それならまだこの狭い個室内に閉じこもっている方がましだ。
夜明けが訪れたら窓から明かりが差し込むので活動も楽になり、きっと脱出の方法が見つかるだろう。
とにかく夜明けまで数時間の我慢だ。
続きを読む
テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト
tag : 公衆便所監禁脱出不能真夜中襲い来る恐怖未知の物体官能ホラー放尿尿意超常現象暗闇