「あやさん、もう少し身体をずらそうか。ずっぽりと食い込んでいるところをしっかりと旦那に見てもらわなきゃいけないからな~」
笠原はそう告げると自身がふんぞり返り、自ずとあやは身体がずれて、結合部がよりはっきりと俊介の目に入った。
「お願い……主人には見せないで!」
「旦那以外の男にオマンコされている場面を見られるのがそんなに恥ずかしいものか?女って?」
「もう許して~!いやぁ~~~!」
返事をしないあやの代わりに百合がつぶやく。
「私だったら別に恥ずかしくなんかないけどね。それだけあやさんはお淑やかなのね」
「おまえとは育ちが違うのさ。がはははは~」
「ふん、余計なお世話よ」
談笑しながらもしっかりと腰を動かす笠原は、百合に驚くべき提案をした。
「百合、俺たちの向かい側で旦那とやんなよ」
「そうね。あやさんの喘ぐ姿を見て私もムラムラしちゃったし。でも旦那さん、さっき一回放出しちゃったから起つかな?」
百合は後手に縛られて横たわっている俊介のスラックスを再びずり下ろした。
「きゃっ、もう元気になってるじゃん!二人のセックスを見せつけられて興奮したのね?奥さんが知らない男に抱かれるところを見て興奮するって、旦那さん、もしかして変態じゃない?」
「んぐぐっ……」
「変態でも構わないよ。エロい男好きだし。さあ、あやさんの向かい側に座って」
ソファは背の低いテーブルを囲んで二人掛け一脚と一人掛け二脚があり、現在あやと笠原は二人掛けの方で性行為に耽ってる。
俊介は空いている一人掛けのソファに後手縛りのまま腰を下ろした。
本来ならば寛ぐための椅子だが今は地獄の椅子にさえ思われる。
「お願いです……主人のロープを解いてやってくれませんか……」
後手に縛られて痛々しい俊介を見かねて、あやは縄の解放を懇願した。
「それはできねぇ注文だな。隙を見て飛びかかって来ないとは限らねぇからな」
「主人は暴力なんか振るいません」
「それはどうかな?人間必死になれば何をするか分からねぇからな。飯のときと用便時は仕方ねぇから解いてやるがそれ以外は無理だな」
「……」
「そんなことよりもっと気を入れな」
笠原はそうつぶやくと下からぐぐっと花弁を押し込んだ。
「あぁっ……」
「さあ、いい声出して旦那に聞かせてやんな」
(ズブズブズブ……ズンズンズン!)
一方百合は自身のショーツに指をこじ入れ自慰に耽りながら、同時に俊介の肉棒を咥え込む。
「あぁん……あんっ……!」
「んぐっ……」
百合の口内に含まれた肉棒は早くも硬さを取り戻す。
股間が潤ってきた百合はそそくさとショーツを脱ぎ、怒張した肉棒をつかんで自ら亀裂に当てると、そのまま腰を落とした。
あやと笠原が行っている体位とは真逆の『対面座位』である。
結合を果たした百合は激しく上下に律動を開始した。
(ズンズンズン!ズンズンズン!)
「あぁん、いいわ~……」
「んぐぐんんぐっ……」
俊介と百合が真正面で行為に耽っているため、否応なしにあやの目に飛び込んでくる。
あやは背後から笠原に抱かれている背徳感とは別の感情に苛まれ思わず顔を背けた。
しかし顔を背けても百合の歓喜の声と俊介の呻き声を避けることはできない。
いや、自身も笠原に激しく突き上げられ、不本意ながら艶やかな声を漏らしているではないか。
百合はあやを嫉妬させるためか、わざと大声を出し派手に振る舞っているように思われた。
「あうっ、さっき出したばかりなのに、もうこんなに大きくしちゃって!オチンチンが大き過ぎて百合壊れちゃいそう!」
いや、満更演技でもなさそうだ。
百合の顔が快感に歪む。
熱く締めつける膣に俊介も顔を歪ませる。
百合の腰の動きは半端じゃなく激しい。
腰を動かすたびに俊介は封鎖されている口の奥からくぐもった声を絞り出している。
百合は相変わらずうるさいほどの声でよがっている。
「ああっ……!ぃやんっ……!奥まで当たってる……!そんなに突かないで……!」
「んぐんぐっ!」
「いや、いや!ああんっ!いいっ!いいぃぃ~~っ!!」
百合の膣がキュッと締まり、狂ったように唇を奪いながら俊介にしがみつく。
「イクっ!イクイクっ!イッちゃうぅ~~~~!」
お構いなし大声を張り上げ身体を震わせる百合。
締めつけが一段と強まり俊介を限界に追い込む。
膣深く挿し込んだ肉棒がビクンッと跳ね上がり先端から熱い液体が一気に放出された。
ドクドクと膣内に注がれるが百合は抜こうとせず、挿入されたまま俊介の肩にもたれ余韻に浸っている。
その頃、笠原は狭いソファの上だが正常位に体勢を変え、あやの上に覆いかぶさっていた。
結合箇所から愛液が溢れぼとぼとになっている。
「お~い、旦那よ、百合と楽しんでるか!?ちょっとあやさんの股間を覗いてみろよ。まるで洪水みたいにびしょびしょだよ。感度の最高だぜ、あんたの奥さん。がははははは~」
「あっ、ああっ……お願い……主人に……見せないで……」
あやは朦朧とした意識の中であっても恥じらう気持ちを失わなかった。
だが、あやが恥じらえば恥じらうほど、笠原はあやの痴態を俊介に見せつけようと試みた。
花弁を貫かれ小舟のように揺れながらあやは涙を流した。
笠原はあやの舌を強く吸った。
「んぐっ……んんぐ!……っっっ……!」
あやは笠原の子宮まで達する突きに屈し、ついには達してしまった。
すごい締めつけが笠原を襲う。
「うぉ~~~っ!すげぇ!」
笠原は叫び声をあげあやの中に欲情をぶちまけた。
夫の目前でのセックスは笠原に異常なほどの興奮を与え、あやの中におびただしい量の液体が注がれた。
「はあはあ」と大きく呼吸をする笠原。
「最高によかったぜ、あやさん」
繋がったままあやから離れようとしない笠原に、百合が離れるよう促した。
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