廃村に漂う黒い影 快楽目的の人妻を倶楽部は利用している
送迎の車の中で営業に扮した露木と控えの女はコーポに、外階段を2階に上がって、ドアのひとつをノックした。
中から顔を出したのは、ごく普通の主婦だった。この人妻も恐らく倶楽部に登録を申し出た女のひとりだろう。控えの女の眼前でその試験が露木とともに行われようとしていた。
人妻は既に倶楽部から連絡を受けていたとみられ、通された奥の部屋には一組の布団が敷かれ枕が2つ並べられ、ティッシュまで枕元に添えられてあった。
室内の様子から結婚し家族数人で暮らしている風に見える。快楽目的の人妻を倶楽部は利用している。
ご主人が留守の間にアバンチュールということなんだろうか。
その機会を利用して露木が試され、控えの女が本部に報告する仕組みになっていると露木は読んだ。
感心するのは一切の出来事を撮影したりしない点にあった。普通なら情事の様子を執拗にカメラが追いそれが報告される。無いということは徹底的な秘密主義が貫かれていたように思えた。
ご主人不在の折に男を連れ込んで情事というのは、この主婦にとって日常のことなんだろうか。手際よく露木の服が脱がされた。
人妻が露木の服を脱がしにかかりはじめると、露木はそれとなく人妻に触れた。
肩に手を置き、髪をかき上げ耳たぶに触れた。その手で人妻の唇にそっと指先を伸ばし頬にやさしく手を添え引き寄せるような仕草をした。ズボンを引き下ろしにかかっていた人妻は誘われるように立ち上がった。
服を脱がされそそり立つ男根が立ち上がろうとする人妻のスカートを僅かに持ち上げ、太腿の隙間からその結合部を探し出し、下腹部に突き刺さってそこで固定した。
逞しい筋肉の鎧に身を包んだ甘いマスクの男の腕に抱かれ、密着させられた下腹部に男根が人妻に狙いをつけて入り口をノックしている。
人妻の目が潤むのに、そう時間は要しなかった。
普通ならこういった場合、男に慣れた女は真っ先にしなやかに手を伸ばし男根を探るものだが、人妻にはもはやその余裕すらなかった。逞しい男の体臭がすっかり人妻を魅了していた。
蠢きは人妻の方が先だった。全身を露木に預け、腹部を密着させると首に手を廻ししがみつき、唇を狂ったように求めてきた。
露木はやさしく腕を人妻の腰に回し引き寄せ、唇を奪った。
舌を人妻の口にねじ込んだ。
貪るように人妻の舌が露木のそれを捉え絡みついてきた。
ねっとりと糸を引きながらのディープキスが始まった。
その間にも露木の男根は太腿と言わず股間と言わずノックし続け這い上がり、臍あたりに上向いて添え、そこで止まった。雄々しさを腹壁越しに子宮に伝えるためだった。
止めておいて臀底筋を使って棹の脈打つ様子を人妻の子宮に、控えの女にわからぬよう密かに届けてやった。
わたしだけのために脈づいてくれている。求められている。そう悟った人妻はそれでだけで軽く逝った。
控えの女のは男女の絡みを凝視していた。人の目の前で、人妻が恥ずかしげもなく恥骨を激しくしゃくりあげ、露木の男根を求め狂っている。なぜかわからないが逝っている様子がそれで窺えた。
だが、肝心の部分を隠し立てされ、安易に逝かされたとあってはこの目的の意味をなさないし、第一本部に報告しようもない。
控えの女はふたりの結合の成果を確かめ、結合に至らぬなら手伝いをせざるを得なかった。
それには秘密の分を覆っている人妻の衣服を剥ぎ取る必要があった。
きつく触れ合う男女の肌の間に手を差し込んで人妻の衣服のボタンを、フックを外し引き下ろしにかかった。
手を差し込む際、不覚にも露木の亀頭冠に指先が触れた。露木は僅かに控えの女を手伝うために腰を引いた。隙間から怒張が弾き出た。
その瞬間、露木の亀頭冠が見事なまでに膨らみカリ首を逆立て切っ先が控えの女の顔を睨みつけた。
犯されまいと思わず後ずさりした。
下手に手を出すと犯すと露木の切っ先が控えの女を威嚇したような気がした。
これまで味わったことのない露木が奏で、人妻が受ける男女の絡みの荘厳さに、得も言われぬ潤みを覚えた。
その露木の男根は、相変わらず人妻の腹部にあてがわれ、腹壁を通じて子宮に刺激を加え続けていた。
人妻はこれでもかというほど恥骨を突出し、挿入を求めるが立位では悲しいことに人妻の背は低すぎて届かなかった。
首に手を廻し、必死で露木の身体を這いあがろうと人妻はもがく。露木も人妻も下腿は人妻から溢れ出た潤みが滴って濡れて光っていた。人妻の足の親指が盛んに露木のくるぶしをなぞり始めた。限界が近づいていた。
ほどなくして露木は人妻の臀部に手を廻し、抱え上げ、その棹を人妻に与えた。
「あああっ、あんあん・・・」強烈なのけぞりの後、外に響き渡るほどの絶叫がこだました。
十分すぎた。この挿し込みで人妻は白目を剥いて逝ききった。
ゆっくりと人妻を布団に横たえると引き抜いたばかりの棹を控えの女の眼前に、どうだと言わんばかりに据えた。
口で奉仕しろと切っ先が命じてきたような感覚にとらわれた。
夢に浮かされたようにおずおずと手を伸ばし、人妻の愛液でぬらぬらと光り輝く棹を握りしめるとぽってりとした唇で亀頭を含んでいた。
頭髪ごと頭を鷲掴みにされ押し付けられる。口腔内で一気に亀頭冠が膨らみを増し、棹が青筋を立てて脈打った。
控えの女は夢中で口腔性行を試み、皺袋の裏を舐め蟻の門渡りに唇を這わせた。その間にも火がついた陰部から盛んに潤みが溢れ、太腿を伝い床に滴り落ちていく。これが貫くのかと思うと全身に戦慄が走った。
夢中で気づかない間に露木に乳房と乳首を奪われていた。
弄ばれるまでもなく、控えの女の乳首は天を向き欲情を伝えていた。
露木は女を立たせると人妻にした。同じことをこの女にも施した。
「見ただけではわからない部分もあるんじゃないのか?」否も応もなかった。
「・・・あああ、本部に見つかったら・・・」
「報告したいのか? こうされたと」
「いいいっ、なんていう男。よっ、よくも・・・」後は言葉にならなかった。
女の中に挿し込んだ怒張を何度も脈打たせ、亀頭冠で肉球を擦りあげてやった。
露木の肩に歯形を残し、背中に爪でかぎ裂きをつけながら女は無言のまま逝った。
報告書は簡潔明瞭に書かれた。最後の部分を除いては真実を伝えていた。最初の試練をこれで通過した。
報告書を書いた控えの女に、露木はあとになって再び会うことになる。
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