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知佳の美貌録「愛撫」 そしてまぐわいへ

知佳の美貌録「愛撫」

愛撫女は男を喜ばすためにある
女衒の口癖だった
それ故に、抱かれるふりして尽くしお代を頂くのは当たり前であっても

己を落とすために男から愛撫を受けるなどということは
これまでになかった。
男の手は常に好子を甚振るためにあって

やさしく逝かせるためになんぞということは、まずなかった。

飯場で、最初に男を誑かし、己の目的を果たそうとしたとき
逆に散々弄ばれ、嬲られ、藪の中に使い捨てられ一銭ももらえなかった。

その時の悲しさ、悔しさは今でも忘れられなくて、
男を相手にするときは、先にお代を頂かない限り開かない。
騙されてたまるかと、なにはさておいても警戒心が先走った。
その警戒心を、この男だけは苦労讃嘆した挙句負けたふりして逝かせて落とし 吹っ飛ばしてくれた・・・。



男に組み伏せられても、歓びを感じこそすれ、この男にだけは警戒心が失せた。
そのかわり、こんなことを口走ってよいのかというほど あれやこれやと要求し甘えた。

武雄はそれを全部受け止めるだけではなくて、好子が思いつかないことまで仕込んでくれた。
ちゃんと食ったか。肩こりはないか。着替えの服はあるか・・・まるで親のごとく

乳房や乳首への愛撫が特にそれで、興奮させて乳首を固くして面白がるだけではなく
とろとろに溶けるまで、ワレメに己の怒張をあてがい挿し込まず何時間でもやさしく揉みほぐし、全身から力が抜け
ワレメが蕩けるようにし、満足しきった裸身でオスの勃起を身体全体を使って包み込ませようとしてくれた。

好子もよくそれに応えた。
緊張感を持ってペニスに触れず、柔らかくて蕩けるようにしてもらった肉襞で幾時間までも抱擁した
武雄を包み込むと、たとえその包んだ場所がワレメや膣でなくても、
空想のうちに襞が勝手に男を、男根を求めて蠢き奥に引っ張り込む感覚を会得することができた。膣開発である

女の身体というものは不思議なもので、衣食を与え必要な刺激を与えてやる
そうなると自然と肌艶がまし、妖艶になって乳房や腰が豊かに張ってきて
食うものも食わず我慢しやせ細って魅力に欠けた肌艶が見違えるほどそそるようになって、それをまた、武雄は喜んだ。

好子は己に夢中になってくれる男がいるんだと得意満面だった。
こうして好子は、暇さえあれば武雄の世話に明け暮れるようになっていった。
どんなに些細なことでも先々を読み、かゆいところに手の届く風に武雄の内妻を演じた。

武雄は武雄で、好子の身体の構造や心の動きばかりではなく
私生活に至ることまでなんでも聞きたがり、それを覚え 時に好子をからかって笑った。

武雄から見ても好子が武雄を受け入れたと思えるところに
例えば先の、好子への愛撫の最中でも興が乗り耐えかねるようになると、上手にワレメで武雄をほとほとと飲み込み、
なんの得にもならないのに
懸命に襞でカリ首を掴み、膣の奥深く子宮頚部に誘う鍛錬を真に武雄が恋しくて、喜ぶ顔が見たくて繰り返したものだ。

さすがにそれは、最初こそ気楽に構えることができた武雄だが、終いになると武雄自身も苦痛を伴った。
好子の中で出さぬよう寸止めせねば女を先に逝かされぬ、元気ゆえにたちまち太くされ吸われる。

それが故に好子の襞に逆らって引き抜かねばならぬが、気持ちが良いだけに至難の業
人妻好子のそれは日ごとに上達し、武雄はどんなに疲れていても
好子の手に掛かればたちまち雄々しく勃起させられ、放出させられるようになってしまっていった。

そんな時 武雄はこう思ったものだ。
「昼も夜も、儂の家には花魁がおる」
武雄は誠心誠意この好子を大事にした。

だが、平穏な日々は長く続かなかった。
夫の幸吉が好子にあてつけで多額の借財を作って、つけ馬と一緒に帰ってきた。

知らぬとはいえおだてに乗って張ったスジ相手の賭け将棋である。
黙ってりゃ払う必要のない金に思えて、好子には大変な出来事だった。
思えば昔、これで繋がれた。何年たっても詐欺の再犯は即刻刑務所と、そう浅知恵で考えていた。

この借金を、まさか恋に恋する武雄には言えない。
払う方法はひとつ、好子が武雄に内緒で身体を再び売るしかなかった。
好子は女を高く買いそうな金持ちを、幼いころ仕込まれた直感で探した。

男は思った以上に簡単に見つかった。
例の旅館街に遊ぶ風を装って出入りし、頻繁に枕芸者を買いに来る男に目を付けた
それが軟弱な教師の、それも校長だとわかって好子はほくそ笑んだ。

約束の当日、好子は男と昼日中から旅館に家族という名目でいた。
旅館の女将は、随分古い記憶の中からだが、当然教師も好子も知っていて素知らぬ顔をしてくれ、
隣の部屋に、必ずコトに及ぶであろうと一つ布団に枕を二つ並べ、テュッシュ箱まで置いた準備万端の閨を用意してくれた。

軽い飲食のあと、校長と好子が打ち解けはじめたのを機に一緒に内風呂を使うよう、女将はそっと
「お湯張っておきましたから」と好子に促した。

脱衣所で、今日初めて顔を合わせた校長の脱衣を好子はかいがいしく手伝った。
手際よく脱がしながらも、好子は自然 男の肌の感触を確かめ
これから受け入れるであろうペニスの様子もしっかりと確かめた。

実はこの時好子自身は、久しぶりの初の男と肌を合わせる緊張と興奮で、自身は気づいてなかったが
鍛錬されたワレメはしっとりと潤みを帯び始めてい、閉じた口も徐々に開き始め蠢きだしていた。
先に浴室に入った初の男の肌が、ペニスが気にかかり 今脱いだパンティーがしとどに濡れていたことにとんと気がゆかなかった。



好子は男にせいぜい気に入られるように男の身体を隅々まで流し
これから好子に割り込む部分は特に丁寧に手のひらで包んで洗いながら
自慢のワレメに男の手を誘導し、女の準備もできている証拠を知らせてもやった。

風呂の中で、もう校長は我慢の限界を超えそうになって
慌てて好子が根元を強く握り寸止めさせたりと
男から礼金をたんまりふんだくる準備はできているように好子は感じていた。



床入りしてから予想だにしなかったことが起こった。
はやる校長のそそり立つものを散々ワレメとクリの間で往復させ、入れさせないよう口元に乳首を与え
校長を嬲るだけ嬲ったが、知らぬ間に好子の身体は武雄に教え込まれた体位を自然とってしまっていた。

校長のいきり立つものをマンスジで嬲り続けていたとばかり思っていた好子
ところが、知らぬ間にワレメはほとほとになり濡れそぼり、スルリと・・・実は女が手を添えながらだが・・・
襞の奥深く咥え込み、身悶えながらカリ首を、子宮頚部に引っ張り込もうと襞を蠢かせていたからだ。

「あっ、あっ、ああ・・・いいい・・・」
おこりが起こったように全身を痙攣させ、のけぞりながらも勃起し限界を迎えようとするカリ首を
クネクネと襞を、腰を使いながら奥へ奥へと引き込む牝に

校長は乳房を潰れるほど掴み放出を我慢し、昔の格言通り畳の目を数えて牝に勝とうと気を散らせもした。
だが、散々仕込まれた女の襞は、やすやすと最初の、子宮頚部への全放出を促してしまった。



この時になって校長は思い出した。

校長は好子とお風呂に一緒に入りながら「おやっ」と思った。

好子の身体を食事中に眺めている間に、男の股間は確かに目覚めたが、十分に準備が整っていたとはいえない。
素人の人妻を寝取る緊張から校長職という自己防衛が働き完全勃起しなかったからだが・・・


いざ風呂に一緒に入る段になって、男の僅かに立ち始めたものを見て好子の身体に妙な変化が起きたと感ずいていた。
最初は脱衣所に入って初の男の肌に直接触れさせた時だったと記憶している。
そこいらは、さすがに勉学に長け 人を良く観察する校長。

武雄の仕込みを受け、オスの、僅かな怒張でも目にすると、自然愛液が流れ身体もほんのり紅に染まるようになっていたからで、
校長が湯から上がってきたときに背を流す用意をと、好子が洗い桶やいすを用意しに何気なく後ろ向きに尻を持ち上げ
前かがみになったとき ヴァギナが潤んで膣口が開き始め、愛液が既に太腿を伝い滴り光って見えたからだ。
もちろんこのことは当の好子は緊張と興奮のあまり知らなかったし、校長も敢えて黙っていてやった。

久しぶりに違う男の怒張を受ける緊張と
まぐわい」の期待に知らず知らず牝の反応が始まってしまっていたことを。である

これには教師は喜んだ。
人妻とは噂には聞いたがこれほどまでに夜の生活に窮し、疼きを耐えていたとは思わなかったからだ。

校長が思った通り、風呂が終わり床入りになって男の勃起を受け入れようとした好子のワレメは
十分すぎるほど潤って、男を欲して好子自身気が付かないうちに迎え入れ準備が整い始めていたからで、
この段で校長の緊張もほぐれ甘酸っぱいにおいを嗅いだことで これまでにない勃起に達していた。

久しぶりの違う男との交合にオンナの部分が勝手に疼きはじめ
抑えきれなくなった好子は意識しないうちに自然と手が動き、自ら男を摘まんで迎え入れ喘ぎに喘いだ。

「・・・入れて!早く!・・たまらない・・・ああっ・・逝く逝く」
己で既に勃起を深く迎え入れていることすらわからなくなっている
男がいたたまれなくなるほど襞でつかみ奥に引っ張り込もうとする好子。

「よしよし、お前はいい女だ」言い置いた次の瞬間、校長は怒張を引き抜いていた。
校長の、ほかの男と違う点は
この段になったときにすら理性が働き、素早く体位を入れ替え後ろに回り、好子の背中の窪や耳タブから首筋に至るまで
丁寧に唇・指の腹をヌメヌメと這わせ、乳房を揉み乳首を弄んで女を先に逝かせることを楽しんだ点だ。

交合してると見せかけ、愛液の滑りを使ってねじるように引き抜き
ワレメに沿わせクリを鈴口の先端でつつきながらも、痙攣する腹部・へそあたりに指を這わせるなど、
ありとあらゆる手段を用い
全身に性感を走らせてやった。

「ワッ、あっ、ダメ・・・抜かないで・・・お願い」
武雄に悪いと頭の片隅で抗いながらも初の男の肉棒が狂おしいほど欲しくて膣が、子宮がわなないた。
「ちゃんとするから・・もっと深く入れて・・・お願いだから」
もはや誰に向かって求めているかすら女はわからない境地に足していた。

枕元のティッシュなど何の用もたさなかった。
布団やシーツは乱れに乱れ、中央付近にはベットリト愛液と精液の入り混じって滴り、大きなシミを作っていて
部屋全体に男女交合の生臭いにおいが立ち込め、交尾の凄さを物語っていた。

獣の交わりが終わって、
身動きできなくなったのは、なんと好子の方だった。
教師は宿代を払うと、好子に一銭も渡さず帰っていった。
女将にだけはたんと礼をはずんで。

帰りがけ、女将に約束の金を払わずに校長は帰ったようだが、何か預かってないかと好子は尋ねた。
返す言葉に
「あら、あんたのほうこそ、隣の部屋にも聞こえるほど喘ぎが聞こえ、身を揉んでよがってたよ。楽しんだんじゃない」と
女将はコトが始まると襖の隅から中の様子を一部始終盗み見したことをあからさまに好子に伝えた。
完全に成り行きを見られてた、好子の負けだった。

金を受け取れば違法売春なだけに好子も正面切って後日請求などできない。
泣き寝入りするしかなかった。
それが女将と校長の手だとは知らずに。

それからしばらくの時を経て
その宿に校長と連れの男が現れ、好子を呼んでくれるよう女将に頼み込んだ。
今度は内緒ながら了解してくれれば前払いで礼を渡すと、ついでに伝えるよう言い含めて。

女将もこういった手合いは自身好きものだけに心得ていた。
初の男とまぐわせ、その横で狂う女のワレメに巨大なイチモツを挿し込み
どんな嬌態を晒すか、それを女将と乳繰り合いながら見学しようというもの「まぐわい」だった。

金に窮した好子は、この罠に、再び初の男をあてがうと言われ、興味もあり まんまとはまってしまうことになる。


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