入谷村の悪しき淫習 ~賢夫人の野田原詣で ~
当時野田原 (のうだはら) とはそれほど婦女子にとってエロい危険な地域と思われていました。 安達義道さんは実際には話しの良く分かる心根の優しい人なんですが見た目には奥山から這い出した熊に似ていて精力に満ち溢れていたからです。
野田原 (のうだはら) は迷わず道を進めば行き着くことはできるのですが、万が一道を逸れたりしたら樹海に入り込み抜け出すことが出来なくなるほどの山奥です。 だからこそなのか足を運ぶ漢も中にはいましたが女人となると極秘裏にコトを運ばれるためなのか全く噂に登らなかったのです。
この地の主である安達義道さんでさえまさかこんなところに妻のオ〇ンコ欲しさにノコノコ現れるバカもいまいと安心して立ち働かれていて、いつのまにやら愛妻の珠子さんを寝取られてしまってたんです。
その野田原 (のうだはら) にわざわざ足を運ぶ女人がいました。 賢夫人であるはずの加納美澪さんその人です。
ご主人が夫婦和合の折にしつこく野田原 (のうだはら) の名前を出すものだからつい興味が湧いて足を向けてしまったのです。
下薬研 (しもやげん) から野田原 (のうだはら) に向かうには上馬見川に沿ってひたすら上流を目指せば行き付けます。
美澪さんは役場のある比葡の里へ買い物に出かける風を装い野田原 (のうだはら) に向かいました。 上馬見川の分岐点まで同じ道を辿るので別段怪しまれることは無かったのです。 しかも野田原 (のうだはら) の珠子さんが原釜 (はらがま) の寛治さんと逢瀬を交わすにあたり寛治さんが藪に覆われていた道をわざわざ切り開いてくれていたので万が一の時は上馬見川に沿って下流を目指せば上薬研 (かんやげん) の金兵衛さん宅に苦も無く行き着くからでした。
ともあれ美澪さんは騙されたつもりで上馬見川の上流を目指しました。 比葡の里別れからものの15分ほど歩いたかと思える場所から徐々に展望が開け、やがて上薬研 (かんやげん) より広いと思われる場所に行き着いたのです。
下薬研 (しもやげん) は下馬見川の中流域にあり村は深い谷底にあります。 従って左右の山々は相当高いのですが野田原 (のうだはら) は山の頂上付近に近いのか周囲の山は低く、見る限り開けているのです。
本谷 (ほんだん) に向かおうとすれば安達家の大窪からものの20メートルも登ればもう墓との分岐点である尾根なんです。 しかもそこまでの道の周囲ときたら恐らく義道さんが熱心に草刈りしておられるからでしょう、草原地帯なんです。
青姦や露出が大好きな美澪さんにピッタリの地形でした。 ここならどんなに声を張り上げても誰も聴いてやしないし来る人もいないからです。
莞爾さんに気付かれないよう急いで来たので汗ばんでいました。 露出するつもりはなかったんですが美澪さん、草原地帯に入り込み着て来た服を脱ぎ始めました。 渡る風が気持ち良く、上着一枚脱ぐはずだったのにいつの間にか下着一枚になっていたんです。
その下着も中が蒸れてしまっていましたので膝までずり下げ風を通していました。 天気も良かったので虫干しするつもりでした。
あまりの天気の良さにぼんやり遠くを見ていた時、確かに後ろの方で何かが動いたような気がしたんです。
美澪さん、小動物でも潜んでいたんだと暫らくその辺りを注視していました。
観念したのかその動物らしきものが藪の中から這い出してきたんです。 熊のようなその巨体に美澪さん、悲鳴を上げてしまいました。
現れたのは野田原 (のうだはら) のヌシ、安達義道さんだったのです。 草原地帯に隠れて見張っておれば珠子さんが背徳行為を行いに峠目掛けて登って来やすまいかと息を殺し潜んでいたと告げてくれました。
下着を膝まで下げていましたのですっぽんぽんに近い状態です。 若い女のそんな状態を見て義道さん、さぞかし股間を膨らませてくれたのかと期待を込めてみてみましたがまるでそうでもないんです。
これには美澪さん気分を害し、衣服についてるゴミを払って着込むふりして後ろ向きになり尻を掲げ今一度じっくり魅せてあげたんです。
しかしそれにも義道さんは気もそぞろだったんです。
莞爾さんからしっかり言い聞かされていましたので、自分には魅力無いのだと諦めて帰りかけました。
すると義道さんに呼び止められたんです。
「そんなことする時って、どんな心境?」
「ウチはただこの原野が気持ちいいから脱いだだけなんですけど・・・」
こういったところで露出すると気が晴れるんだと美澪さん
「ウチの奴も原野で脱ぎたかっただけだろうか・・・」
そう言われても名前は聞いたことあるけど見たことも話したことも無いので返答に困っていると
「半分脱いだような格好で慌てて藪から飛び出してきたことがあってなあ~」
流石にここまで聞くと美澪さんにも覚えがありました。
「奥さん、確か珠子さんって言ったっけ? 浮気を疑ってらっしゃるの?」
「恥ずかしい話し、そうなんです」
うなだれて話す熊のような漢に美澪さん、哀愁を感じてしまったんです。
「その漢の人から奥さんを取り戻したいと? それとも問い詰めるだけ?」
「うん、事実関係がはっきりしたら相手の家に乗り込んで逢わないよう頼んでみようと…」
相手にお願いしてみるという言葉が美澪さんの心にしみました。
「聞きたいことって人妻さんが浮気するのかってこと?」
「うん、そういうことだ」
「書類の上で結婚って言ったって長い間暮らすうちに気持ちに変化が起きるんじゃないかな」
建前論を口にすると
「そういうアンタは何故こんなところに?」
浮気でもしに来たのかと聞かれたような気がして
「漢ってみんなどうして奥さんの事信じようとしないんだろう? 不思議ね」
義道さんの前ですっぽんぽんになってオ〇ンコを高々と掲げ誘ったくせに美澪さん、もういっちょ前に巧拙を垂れ始めたんです。
「大体さ、女だって野良で働いてるうちにもよおして来てひりたくなるじゃない? そうでしょ?」
尻をからげて放出してどこが悪いのかと問うたんです。
「いや…その~ そこまで我慢しなくたって…」
煮え切らない態度にイラついた美澪さん、珠子さんと相手の漢の人が何処まで進んでるのを見たのか聞き出そうとしました。
「ウチの奴があの後ソワソワするからてっきり…」
オ〇ンコに挿し込まれ惚れてしまったのかと思ったらしいんです。
「おっちゃん溜まり過ぎてるからそんなことばっか思うんだよ。 良かったらヌイてあげよか?」
美澪さん、右手で小さな輪を作って擦る真似事をしました。
「いやいや……とんでもない。 莞爾さんにどやされてしまう」
ビビる義道さんに
「あの人に告げ口したりしないよ。 ヌイて欲しかったら遠慮しなくていいんだよ。 誰も見てやしないんだから」
気を使って言ったつもりが
「…そうか…。…誰も見ていないと分ったら…」
美澪さん、珠子さんでなくても人妻なら誰でも浮気の一回や二回はと喋ってしまっていたのです。
「漢の人は自分で抜けるんだからくよくよしないの。 ちょっと待ってね、オカズになるかわからないけど」
そう言うと美澪さん、衣服を脱ぎ捨てオ〇ンコを晒してあげました。
義道さんの眼前でM字開脚し開いて奥まで魅せてあげたんです。
「ウチが姿を消したらここで擦ったらいいじゃん、あっ そうだ。 これあげるから」
脱ぎたての少しシミが付着したパンツを奥さんには内緒ねと言いおいて手渡してあげたんです。
唖然とする義道さんを野に残し、美澪さんは家路につきました。
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