一旦こうと心に決めてしまった女は男に比べ
格段に強くなります。 篤子さんがそうでした。 木っ端役人を良く知る人たちから見ればこの男は公私ともに吹けば飛ぶような薄っぺらな人間なんです。 しかしこの度の篤子さんは彼によって本来彼女の
心の奥底にあった 『自分さえ良ければ』 に気づかせてくれ
上手に口説かれまるで
天を舞うような
甘美な想いをさせていただいたんです。 よく女性がそらんじる 「翌朝になってもまだ
股に何か挟まったような感覚が抜けない」 ような感覚を彼の逸物によって知らしめられてしまったんです。
自分では気づかないことも傍から見ればよく分かると言います。 古の仲人なるもの、見合いした日が初顔合わせであるのに結婚が決まってしまうというのも仲人の眼力のなせる業かもしれません。 大塚家の若夫婦、その点で言えば似た者同士だったのかもしれません。
なにしろ息子は見習いの身でありながら父親共々祖父母が苦労して築いた財産である地を跡継ぎのため利用したのではなく性欲処理のためだけに利用したんですが、その嫁はさらに酷く家事を手伝うのは汚いし面倒だからと外に出て散在してたわけですから。
しかしよくよく考えてみると隆宏・篤子夫婦をそんな風に育てたのは親の代の風潮であり祖父母の代に事なかれ主義的風潮に端を発したものだったんです。 つまり宵越しのお金は持たない、野生動物はそもそも
パンツを履く習慣もなければ背徳の定義もないんです。
こうなると一方が相方には内緒で外で良い人を作って楽しんだからと言って必ずしも夫婦を解消しなければならない理由にはならないんです。 面倒なこと、汚いだの辛いだのということは打っ遣って楽なこと気持ちの良いことに流れればよいからです。
木っ端役人のような、篤子さんのような人間は何処からともなく似通った仲間が寄り集まります。 楽な方なのかそれとも辛い方なのかわかりませんが同じような考え方や生き方を共有しようとします。 もちろん木っ端役人は周囲に篤子さんの存在を自慢したがりますので回しをやろうとしますし、篤子さんもまたその方がより刺激が強くなりますので喜んで回されることに協力しようとします。
自分がその土台を作っておいたにもかかわらず苦々しく思って見ていた人が居ました。 それが大塚家の現当主である直茂さんと妻の蘭子さんでした。 殊に蘭子さんが息子の嫁の篤子さんのことをあしざまにけなし、その交情を聞きかじった上に更に盛り話して聞かせるものですから羨ましいやら悔しいやらで気が変になっていました。
何故にこれほどまで蘭子さんが篤子さんの外遊びを知りえたかというと、あの木っ端役人めが面白半分大塚家近くまで情交を交わした後連日送り届けて来ていて、それが近所中評判になっていたんです。 旦那の隆宏さんはとうに気付いていましたが彼こそ今はそれどころじゃなかったからです。
蘭子さんからやいのやいのとせっつかれ、とうとう直茂さんも重い腰を上げなければと思うようになりました。 何故なら息子さん夫婦はお互い別のパートナーを持っていながら夜になると
素知らぬ顔で夫婦生活を営んでいたからです。 隆宏さんは相手が元女囚の千秋さんですので技など学びようがありません。 その点篤子さんは木っ端役人とその流れの中で知り合った複数人相手に連日回してもらってますので随分男根の扱いに慣れて来ています。
千秋さん相手に自身を漲らせる隆宏さん相手に負けるどころか逆に焚き付けようかというほど閨は上手くなっていて傍から見てもこの点においてだけは好ましい夫婦と映ったんです。 直茂さんが腹を立てたのはこの点でした。 嫁が孕んだとすればその財産は生まれてくる子に与えねばなりませんがそれが
よそ様の胤なら世間の笑いものになるからです。
しかし外で散々弄ばれて帰ってきた篤子さんにとって夫婦の閨の時間は未だ外での
火が燃え盛っている時間帯でもあります。 千秋さんが仕込んでくれた元は失笑モノの男根であってもそれなりに役に立ち、それでもなお埋火は残ってしまうほどだったんです。 説教しようと呼び付けたのは夫婦生活が終わり疲れから息子さんの隆宏さんが寝入った後でした。
「篤子さん、ちょっとこっちに来てくれんか」 妻の蘭子さんから許可を得ていたものですから直茂さんは洋間の客室に篤子さんを呼び寄せました。
「はい!」 何も知らない篤子さんは隆宏さんに聞かせたくない良い話しでも聞かせてもらえるのではないかと客室に向かいました。 「なんでしょうお義父さん」 篤子さんが客室に顔を出すと 「ちょっとここに座ってくれんか」 直茂さんはベッドを指し示しました。
怪訝な顔をしつつも素直にベッドに座る篤子さん。 すると直茂さんはおもむろに立ち上がり客室の扉を閉め 「篤子さん、儂が何故この時間あんたをここに呼び寄せたか分かるかね」 と、こう切り出したんです。 「なんでしょう」 義理の父の顔を見ないようにしながら応える篤子さん。 直茂さんは無言のまま篤子さんの隣に座りました。 こう言った時の空気感は散々寝取られを繰り返している篤子さんなら、いや、つい今しがた夫の隆宏さんと義理マンを終えたばかりの篤子さんなら痛いほどわかりました。
ツイッとその場から立ち上がった篤子さんににじり寄るような格好で直茂さんが迫り 「篤子さん、すまんが儂に抱かれてくれんか」 と、こう切り出したんです。 その部分だけは妻の蘭子さんとの約束とは随分勝手が違いました。
「お義父さん・・・おっしゃってることがよくわかりません」 それなりに躰を固くし拒否の姿勢を示しました。 「息子の嫁であるあんたの躰が欲しいんだ。 いや、あの訳の分からない連中に使わせるぐらいなら儂だって使ってみたいんだ」 それは一種の脅迫でした。 「何も言わず素直に言うことに従ってくれるとありがたい」 「何をおっしゃってるのかよく理解できません」 そこまで言われ直茂さんの中に火が点きました。 篤子さん前に立ち塞がったのです。
慌てて逃げる篤子さんをドアのところまで追いかけ 「篤子さん」 肩を抱きながら懇願しました。 「よしてください・・そんな・・・あたしできません」 緊張とこれから起こるであろう義理の父との情事の予感に躰が震えるのが自分でもわかりました。
しかしここまで来たからにはどうしても慮辱せずにいられない直茂さんはとうとう篤子さんんを手首をつかむとベッドに向かって放り投げました。 慌てて起き上がりベッドの脇に立って震える声で 「お義父さん・・・ どうしてこんな・・できません。 困ります」 震えながら訴えるんですが 「悪いようにはせん。 大人しく言うことを聞きなさい。 信じて欲しい」 衣服まで脱ぎかけこれ以上恥を嫁に向かって晒されない直茂さん、再びベッドに篤子さんを放り投げこの際どうにかしたかった篤子さんが履いてるパンティーを真っ先に毟り取りました。
「アッ イヤッ やめてください。 乱暴はしないで」 泣き叫び逃げ惑う篤子さんを抑え込み彼女から全ての衣服を剥ぎ取っていったんです。 そうしておいて家族や息子を騙し続けた篤子さんの太股の付け根を両足を目一杯広げねめつけました。
「篤子さん、わかってるだろう? 動くなよ」 こう脅しとも懇願とも取れる言葉を吐き直茂さんは篤子さんの枕元に立ち彼女に男根を与えたんです。 怖がり顔を背ける彼女に優しく、しかし反り返った男根を握らせました。 握らせておいて上からのしかかり彼女の下腹部に顔を埋めていったんです。 昼間外で散々嬲られて帰って来て、余韻が未だ残っていたからでしょう。 男根を握らされ花弁を嬲られて篤子さんの乳首は直茂さんのこのご奉仕に反応し勃起し始めました。
下腹部を舐めあげられ乳首を吸われ、唇を奪われ 「あああっ お義父さん・・・イヤッ!」 こう拒否の言葉を口にする、それが彼女にとって最後の抵抗でした。 再び直茂さんの唇が下半身を襲い乳首に戻り唇を求められると篤子さん、観念したのか今度は下半身を男根から遠ざけながらも自分の方からお義父さんに舌を絡ませていったんです。
これに気を良くした直茂さんは改めて篤子さんの足元に回り花弁に亀頭冠をあてがい一気に腰を彼女の太股の間に沈めました。 屈曲位で貪り合いが始まったんです。
「篤子さん、あんたがこの家に嫁に来てくれた時からこうなりたかった」 挿し込みつつ真剣に口説かれ、しかも挿し込んでいる間中直茂さんの舌が首筋と言わず腋と言わず愛おしそうに這いずり回るんです。 凌辱の果ての究極の愛情表現でした。 篤子さんは何時しか期待を込め義理の父と手をつなぎ合わせ天国への階段を上り始めていました。
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