シチリアの熱い風 第2話“白いシーツの上で” Shyrock作
Il vento di cui la Sicilia e calda
「あっ……いや……」 手はビキニパンティを通り過ぎて太股に触れた。 外側を撫でだんだんと内股に忍び寄ってくる。 「あぁ、そこはだめぇ」 性感帯と思われる場所に触れた瞬間、背中がゾクッとしてちょっと身体を逸らせてしまった。 その瞬間、彼の手は一気にパンティの中に入って来た。 「いやっ、いくら誰もいないって言ってもここじゃいやぁ……」 そういって首を横に振ったのだが、私の言ってる意味が分からないらしい。 「ウン モメント(ちょっと待って)」 私は彼の腕を握って待って欲しいと頼んだ。 嫌われたのかと思って最初は顔を強ばらせていたジョルジョであったが、ようやく私の気持ちを理解してくれたようだ。 「レ キエード スクーザ(ごめんね)」 私は肩を優しく抱かれながら、ゆっくりとした足取りでホテルへと向かった。 白いシーツの上で私を抱きしめながらジョルジョはハスキーな声で囁いた。 「セイ ベッラ……(きれいだよ……)」 「グラッツッェ(ありがとう)」 そして熱いキス。 心なしか潮の香りがするのは、さきほどまで浜辺にいたせいだろう。 相当昂ぶっていたのにも関わらず私に拒まれたジョルジョは、水を得た魚のようにかなり大胆に私を愛撫して来た。
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テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト