官能舞妓物語image
座敷には平安神宮の菖蒲の心髄にまで響くような見事な三味線の音が鳴り響き、鴨川の流れのように淀みのない扇の舞いが六月の宵に華を添えた。
華やかに賑わった座敷も幕を閉じ、芸妓達は丸岩に丁寧な挨拶を済ませ座敷を後にした。
座敷に残ったのは会長の丸岩とありさだけとなった。
待ち望んでいた時の到来に、丸岩は嬉しそうに口元をほころばせた。
「ありさ、やっと二人切りになれたなぁ」
「あ・・・、はい・・・」
虫唾が走るほど嫌な丸岩…今夜はこんな汚らわしい男に抱かれて破瓜を迎えなければならないのか。逆らうことなど微塵も許されない哀しいさだめを、ありさは呪わしくさえ思った。
「さあ、もっとこっちへ来んかいな。たんと可愛がったるさかいになぁ。ふっふっふ・・・」
丸岩が誘ってもありさは俯いてモジモジとしているだけであった。
そんなありさに痺れを切らしたのか、丸岩は畳を擦って自ら近寄り、ありさをググッと抱き寄せた。
「えらい震えとるやないか?何もそんな怖がらんでもええんやで。ふっふっふ・・・」
「あ、あきまへん・・・、あのぅ・・・お風呂に入って・・・あの・・・白粉落とさんと・・・」
「まあ、ええがな、そのままでも。お前のええ匂い、何も消してしまうことあらへんがな。ぐっふっふ・・・」
丸岩は震えるありさを強引に抱きしめ、ありさの唇を奪ってしまった。
「うっ・・・ううっ・・・」
両手で押して跳ね除けようとしたが、丸岩はさらに胸の合わせ目から、ゴツゴツとした手を入れて来た。
「あっ、あっ、会長はん、そんなことしたらあかしまへん~」
「何言うてんねん。わしはお前を水揚げしてやったんやで。嫌とか言える思てんのんか?」
丸岩はありさに凄みながら、再びありさの唇を奪い取り、胸に手をさらに奥に差し込んだ。
それでも必死に抵抗しようとするありさを、丸岩は押し倒し、帯を強引に解こうとした。
「あぁ、会長はん、そないなことしたらあかんえぇ・・・、べべ破れますぅ~!あぁ、あのぅ、自分で脱ぎますよって、堪忍しておくれやすなぁ~」
「ほう、自分で脱ぐちゅうんか?うん、それもええやろ。舞妓がべべ脱ぐ姿、見るのもええもんや。よっしゃ、ほな、隣の部屋に行こか?」
丸岩は立ち上がり、隣の部屋との堺にある襖をさっと開いた。
見ると、隣の部屋にはすでに豪華な夫婦布団が敷かれており、準備万端と言ったところだ。
枕灯だけが薄っすらと灯り艶めかしく映える。
ありさは一瞬立ちすくんだが、それも束の間、観念したのかゆっくりと寝室に入って行った。
部屋に入ってから脱衣をためらうありさに、丸岩の催促の言葉が飛んだ。
ありさは部屋の隅に行き、衝立ての向うで、しゅるりしゅるりと帯を解き始めた。
「衝立てに隠れたら、脱ぐとこ見えへんがな」
「あぁ・・・そんなん・・・、恥ずかしおすぅ・・・」
丸岩が衝立てを無造作に横に移動させると、ありさは向こう向きで帯と着物を解き、襦袢姿になるところだった。狼狽して、肩をすくめ長襦袢の胸元を両手で押さえている。
そんな仕種がかえって丸岩に刺激を与えてしまったようだ。
丸岩はありさの背後から猛然と襲い掛かり、隠そうとする胸元に手を差し込んで来た。
「ああっ!会長は~ん~、堪忍しておくれやすぅ~!」
か弱い力で抵抗を試みたありさであったが、如何せん相手が五十八とは言っても大柄な男、それに何と言っても水揚げされた側という立場も弱い。ありさの乳房はあえなく丸岩のてのひらの餌食となってしまった。
ありさの耳元に熱い息を吹きかけ、しわがれた声で囁く丸岩。
「ぐふふ・・・、ええ感触やなぁ~。ありさ、お前、ええ乳しとるなぁ~。ぐふふふ・・・」
「い、いとおすぅ!、あ・・・ああっ・・・会長はん・・・堪忍しておくれやすぅ・・・」
「何を言うてるんや。さぁ、さぁ、寝間へ行こ。早よ、行こ」
丸岩はありさを抱きしめながら、もつれるように布団になだれこんだ。
ありさのか細い身体の上に丸岩は覆い被さり、乳房を揉みながら、再び唇を奪ってしまった。
「うっ・・・ううっ・・・」
さらに粘っこい舌はありさの首筋を這いまわった。
まるで蛭が這い回っているような不快感・・・ありさは身体をよじって微かな抵抗を示した。
丸岩はそんな些細な抵抗を処女の恥じらいであると喜び、むしろ男の興奮を駆り立てる結果となってしまった。
胸元は長襦袢はおろか、肌襦袢までも掻き広げられ、一点の染みも無い美しい白桃のような乳房がポロリとあらわになっていた。
丸岩の唇は首筋から乳房へ、そして乳首へ移行した。
ありさの唇から火の点いたような声が発せられた。
「ああっ!ああ、いやや、いやや、堪忍しておくれやすぅ~・・・」
(チュパチュパチュパ・・・)
丸岩はありさの声に耳を傾ける様子も無く、処女の乳頭に音を立ててしゃぶりついていた。
「ふふふ、かいらしいなあ。ええ身体しとるやないか。うふふふ・・・」
淫靡な笑いを浮かべながら、再び乳首を吸い上げ、手は器用にありさの上半身を隈なく触りまくった。
いつのまにか上半身から襦袢は脱がされ、腰の紐が辛うじて全開を止めていた。
丸岩の指がその腰紐に掛かった。
「ああ!いやどすっ!」
(パラリ・・・)
丸岩の慣れた手付きに、ありさの腰紐はいとも簡単に解けてしまい、肌襦袢は無造作に左右に肌けてしまった。そのため、ありさの下半身を覆う白地の湯文字があらわになった。
柳腰に巻かれた純白の湯文字が男の情欲を一層かき立てる材料になってしまった。
丸岩は走り出した汽車のようにもうどうにも止まらない。鼻息荒く湯文字の中に手を差し込もうと伸ばした。しかし、ありさは脚をじたばたさせて、両手で丸岩を払い除けようと懸命にもがいた。
「ありさ、そんな嫌がらんでもええやないか。今からええこと教えたるさかいな~。ぐっひっひっひ・・・」
そう言いつつ丸岩のねっとりと湿気を帯びた手は、湯文字を割り内股を撫でながら、女の秘境にまで忍び込んだ。
「ひやあ~!」
生まれてこの方他人に指一本触れられたことのない女の恥部に、丸岩の指はたやすく到達してしまったのだ。
(クリュ・・・)
「堪忍え~、堪忍しておくれやす!」
「うへへ、うへへ、ええ感触やな~。ぐへへ、ぐへへ・・・」」
(クニュクニュクニュ・・・)
「いやや!いやや!堪忍どすぅ~!」
いまだかつて開かれたことのない美しい桃色の亀裂は、野卑な男の指で開かれ、擦られ、こね回され、散々なぶりものにされてしまった。
だがそれはありさにとって、まだ地獄草子の序章にしか過ぎなかった。
丸岩は湯文字をざばっと開いて唇を近づけた。
「ほな、ぼちぼち、ここ舐(ねぶ)らせてもらおか~。どんな味しとるかいな?ぐひひひ・・・」
「いやっ!いやどすっ!会長はん、堪忍してぇ・・・」
ありさはしくしく泣き始めたが、丸岩は気にも留めずさらに卑猥な言葉で追討ちを掛けた。
「おい、ありさ。『うちのおそそ、ねぶってください』て言い」
「そんなぁ・・・そんな恥ずかしいこと言えまへん・・・」
「ほな、ちょっとおいど痛い目させたろか?」
丸岩はありさの尻を思い切りつねった。
「い、いたっ!やめてやめて、いいますぅ、いいますよってに堪忍しておくれやすなぁ・・・」
「ほな、言い」
「うちの・・・お・・・おそそ・・・ねぶってください・・・いやぁ・・・恥ずかしい・・・」
「よっしゃよっしゃ、よう言えたがな。ほたら、ねぶるで、ぐひひひ・・・」
ありさはまもなく襲い来るであろう蹂躙の嵐に備え、眼を閉じ、唇をグッと噛み締めて耐え忍ぼうとした。
(ベチョ…)
「ひい~!」
(ベチョベチョベチョ・・・)
「いやあ~!、いやや、いやや、堪忍どすぅ~!」
(ベチョベチョベチョ・・・)
まるでなめくじが秘所を這うようなおぞましい感触に、ありさは虫唾が走る思いがした。
丸岩の愛撫はとどまるところを知らず、舌は割れ目からやや上に移動し、栗の実を襲った。
「ひぃ~~!」
指で丁寧に実の皮を広げ、舌先をあてがった。
男を知らない身とは言っても、実は女の最も敏感な部分である。
ありさはたちまち火が点いたように泣き叫んだ。
「あぁあぁあぁ・・・、嫌ぁ、なんかけったいやわぁ・・・、あああ、あかん、会長はん、そこねぶったらあかんっ、そんなことしたらあきまへん~!」
(ベロベロベロ・・・、レロレロレロ・・・)
「ひぇ~~!あかん、あかんっ!」
(ベロベロベロ・・・、レロレロレロ・・・)
「はふ~っ~~!」
「へっへっへ、だいぶ気持ちようなって来たみたいやなぁ。ほなら、もっと美味しいもんやるわ。へっへっへ・・・」
丸岩はそういうなり、ありさを湯文字のまま脚を大きく開脚させ、腰をグググッと突き込んだ。
(グググッ・・・)
「ひゃあ~~!い、いたっ!痛いっ!!」
「最初はな、誰でも痛いもんなんや。がまんしい。そのうち、気持ちようなるさかいな。ぐっひっひっひ・・・」
丸岩はそんな言葉を吐きながら、怒張したものをさらに深く押し込み、出し入れを始めた。
「あっ、あっ、痛い、痛い・・・堪忍やぁ、堪忍しておくれやすぅ~・・・」
(グチョグチョグチョ・・・)
丹念な愛撫の末の挿入と言っても、ありさはまだ男を知らない身体、痛くない訳が無かった。
丸岩はありさの真上に乗って突きまくったあと、さらに後背位にし、尻をしっかりと抱きかかえ後方から抉り始めた。
「ひゃあ~、ふわぁ~、あ、あ、堪忍やぁ・・・」
「えへへ、ありさ、ええおそそやないかぁ~。締りも最高や。ほへ~、こんな気持ちええおなごちゅうのんも珍しいわ!わしは、もっぺんお前を惚れ直したでぇ~。でへへ・・・」
「ああ、痛い、痛い、痛い!」
「おお、おお、おお、わし、もうあかん、もうあかん、イキそうやがな・・・、ほへ~!うぉうぉうぉ~~~!!」
ありさの背後から挿し込んだまま、丸岩はついに果ててしまった。
そのまま抜きもしないで、褥に手折れ込むふたり。
丸岩はありさの乳房を優しく揉みながら、小声で囁いた。
「ありさ、わしはなぁ、お前をほんまに好きになってしもたで。 これからもかいがったるさかいなぁ。安心しいや」
丸岩のその言葉に、ありさは形ばかりの愛想を返した。
「おおきにぃ・・・」
ありさは下半身にぬめりを感じ、ふと見ると、真っ赤なものが白い敷布団を染めていた。
愛と官能の美学
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