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知佳の美貌録「工事現場に隠れ潜む日々」

好子は女に飢えた飯場(はんば)の漢たち相手に山中でもつれ合った

青姦・凌辱 社会が戦争の傷跡から立ち直り、好景気が訪れ始めていたこの時代、その下支えをしていたのが行き場を失った漢どもが集う土木工事の飯場(はんば)と呼ばれる場所があった。 彼らの住まいから遠く離れた山間部が現場となる高速道路を通すため谷間に掛ける橋梁や新幹線のトンネル掘削に携わる工事で作業員を寝泊まりさせる場所・施設だ。

 大阪には確かに夢を求め夜逃げできた。 しかし、友人が空き間を貸すだのと申し出てくれたというのは好子の、ろくでなし亭主を思うあまりの早合点だったようなのだ。

 実際大阪の友人宅に押しかけてみると好子たち家族4人で借りていた、あの女衒の家に居候するしかない状況に陥った貧しかった借家よりもずっと更に狭い間取りの、しかも賃貸に、その友人という女も含め家族がぎゅうぎゅう詰めで住んでいて、とても好子たちが横になる場所などなかったのである。

 お金はあると申し出てはみたものの所詮モノを知らない田舎者のたわごと、それに見合うだけの価格で借りれる家など近隣にはある筈も無かった。

 それ以上にその友人宅の暮らし向きも切羽詰まっていて出てくるならせめて土産でも持参するのが礼儀と、幸吉に面と向かって向かって言い放ったものである。




 根が短気な幸吉は「お前ごときオンナが利いた風な口を!」と怒りだし、着いたその日の深夜にあてどなく4人は夜の街にさまよい出ることになる。

 こうして数日間、ガード下などを転々とし夜露をしのぐ日々が続いた。 まるで先の大戦で焼け出された浮浪者のように。

 それは今でいう段ボール生活そのものだった。

 一家に転機が訪れたのはスラム生活にも慣れ、やっと食い物も自分たちで探し当てることができるようになり、落ち着いて眠れるようになってきた、そんな折の暁闇だった。

 路上生活者たちが早朝、まだ明けやらぬうちに決まってどこかに出かけることを、このような生活に落ちこぼれても生まれついて虐げられて育った好子は早起きが習慣になっていただけに目にし亭主にご注進したことから始まる。

 「こんな朝早くから食い物を粗末に扱う店なんかあるだろうか?」 しばらくはポカンと見ていたが、なにせ亭主に甘い妻のこと、気が付けば後についてノコノコ出かけて行ったものだ。

 彼らは好景気に沸き人手が足りないものだから早朝人夫探しに来るトラックに日銭を求めて押しかけ、雇い主に頼まれもしないのに荷台に我先にと乗り込みその日の仕事に、日当にありつこうとしていたのだ。

 積み残された連中の悔しそうな顔。

 それで恐る恐るその連中からわけを聞き、安酒を呑んで寝てばかりいる亭主にご注進したのである。

「夫ちゃんのためならエ~ンヤコ~ラ」始まる

 当然、畑仕事すらまともにしたこともない好子たちも中身はともあれこの境遇から抜け出す為夫婦揃ってこれに便乗し数日日銭を稼ぐことになる。

 坊ちゃん育ちの幸吉はすぐに泣きごとを言ったが好子は、根が家事仕事や女衒の手先として追われて育っただけのことはありすぐに慣れ、楽しみ半分現場に通うようになる。

 巷では方言しかしゃべれない幸吉夫婦を煙たそうに見たが現場は所詮寄せ集め、町家暮らしの人間とはまるで違った。

 好子など図に乗って親しくなった仕事仲間の女と善からぬことをコトを企み、日雇いにふさわしくない金を手にするようになっていった。 

好子に別の組織からの追手がかかる

 洗濯機や冷蔵庫、果てはテレビまでが一般家庭に普及しようとする時代ではあったものの、ここに集まった人々はいまだ時代に取り残され純情そのものであった。

 その漢たちから稼ぎのすべてを巻き上げる。

 愉快としか言いようのないほど金は転がり込んだ。

 悪銭身に付かずというが、それほどまでして稼いだ金もろくな教育も受けていないふたりの女にとってムダ金だった。

 歯ぎしりする漢どもを前にして湯水のごとく使いまくるのである。

 女衒に徹底的に教え込まれたオンナと手を組んでやらかした金稼ぎは、これが祖父の言う天職かと見紛うた。

 だがある日、思わぬ事態に陥った。

 明らかに刑事と思える人物が好子たちをつけまわしはじめたからである。

 それというのも、一時期一緒に組んでコトを始めたオンナどもは皆捕まったと聞き及んでいたからである。

 これでは人夫集めのトラックに乗れないようになったし現場にも出向けなくなった。 だが、捨てる神あれば拾う神あり、僻地のトンネル工事現場に行けば飯場(はんば)というところで寝泊まりさせてもらえ今以上にお駄賃を貰え何不自由なく暮らせると聞かされる。

 何も知らぬ亭主を好子はヨイショし始めた。

路上生活から人も通わぬ山奥に夜逃げ

 ただし雇い入れてもらうには相当の資格が必要で、今ここでたむろする連中にはその資格はないと聞かされる。

 資格とくれば幸吉の出番、好子は親戚の叔父(元々業界の系列が仕切っていた地元で言うところの顔役)に連絡し、業界を通じて飯場(はんば)に雇い入れてもらうことにした。

 実際その名の通り人も通わぬ僻地に飯場(はんば)はあった。

 武士の時代の名残のように許可なく外出もできない反面、衣食住のすべてを不自由のないよう小屋(敷地の中)で賄ってくれる。

 好子曰く(子供の久美曰くではない)飲み食いには困らなかった。

生まれが生活に出始める

 トンネル掘削ともなれば一部の現場ではあらゆる分野の天才鬼才が寄せ集められ工事 (指示) に当たることになる。 が、労務者の中で幸吉は特別と言ってよいほど光り輝いていた。

 なにせ管理部門にいる連中と大して差がないほど頭は切れる。

 自然と日々の作業分担の責任者風の立場を任されるようになる。

 そうなると鼻息すら荒くななる。

 なにせ周囲に何もない飯場(はんば)でのこと、親分子分の差は大きい。

 仕事が終わればどこも行きようが無い分時間を持て余す。 幸吉はこの飯場(はんば)の労働者相手にこの余った時間を使い博打をするようになっていったが、飲みながら打つものだから毎度組んだ仲間たちに騙され有り金を全て巻き上げられた。

 最初は小銭を賭けていたものを、それじゃ刺激が足りないと俗にいうトイチ「十日で一割」の博打を打つようになる。

 お金が貯まったら抜け出すつもりでいた幸吉だが、抜け出すどころか月末にもらう金などすべて博打で消えるような有様となっていった。

猫に小判ならさしずめ好子は飯場(はんば)の天女様

 横堀りのトンネル工事であっても地下深く掘るのと同様に空圧調整をしつつ掘り進める必要がある。

 地中に潜む何が噴き出すかわからないが、こうすれば酸欠にはならず返って地上より仕事は捗る。 そのためトンネルを掘り進めるにあたり長くなればなるほど先端に近い構内は男性重視 (専門家重視) の現場となる。

 なけなしの漢衆をかき集め工事に当たらせている手前、トンネル入り口の軽作業などはどちらかと言えばヤンチャとはいえ女の仕事となる。 好子はそんな漢どもが出入りする現場の入り口の作業や何やかやを任されていた。 

青姦・乱交

 好子はというと生来の漢好きが災いし、また、構内に出入りする漢どもが必ずと言ってよいほど声をかけ入坑するものだから女衒仕込みで友達と言えば置屋に売られてきた女の子程度なものだから自然とお里が出る。 漢くさい飯場(はんば)で躰が火照り始末に困っていた。

 酒を飲み、博打にうつつを抜かすだけの亭主。

 それに加え、飯場(はんば)では家族用の部屋が与えられているとはいえあまりにも狭く、せいぜい薄壁一枚故 睦ごとなど以ての外。

 上品にいうところのレス、溜まりにたまってしまっていた。

 閉じ込められると大の漢でさえ女が欲しくて狂う。

 漢と女の閨を商いに育った好子は狂う漢の所作には殊の外困った。

 漢どもなら小屋を管理する連中が性処理のため密かに買い込んで置いてくれたエロ本を見てヌケばよいが、好子は自慰などというものの習慣はない。

 そこで思いついたのが捕まったオンナとやっていた詐欺のような行為、外出が許され飯場を抜け出る漢たちの後をつけ先回りして山道の脇で待ち伏せし、藪に誘い込んで情交を気の済むまで繰り返そうと計画した。

 追われる原因となったそのことなど、飢えが先立ちもはや頭には無かった。

 好子に好意を寄せてくれていた漢ならヌイてやれば多少のお金も握らせてくれるのではないかとも。 昔のことである、衣食住にお金を使う必要はないと言っても女の生理用品など無い時代で、若いゆえに疼く下半身は女のしるしを否応なしに溢れさせ腰巻にもその女の甘酸っぱい臭いが染みついていた。

 当然構内に、小屋に出入りしつつ一緒に働く漢どもにとってはその芳香はたまらない刺激となる。

 若い女の姿など拝むことすらない山間の地で、汗や脂にまみれたとはいえ他人妻の豊かな乳房が絣の合わせの上から零れ落ち、横を通るだけで えもいわれぬ香りが漂う。

 こうなると漢たちも眠れぬ夜が続く。

 漢たちは何かと理由を付けては好子の傍に近づき、ふざけ半分に己の膨らみを見せかけながらも、もんぺの脇から手を挿し込んで繁みを触ろうと試みたりもする。

 町の奴らより良いものをたらふく食い安眠を貪る漢どもだが、勿体なくも溜まりっきった漲りを吐き出す場所こそここにだけない。

 もう好子も漢たちも作業がはかどらず、漢同士好子を巡って -- 口をきいただの何かを手渡されただの程度のことだが --  奪い合いの喧嘩沙汰になる。

 そこで飯場をを取り仕切る監督たちは一定期間仕事をした漢たちに外出を許可し、小銭を前借(20日〆の月末払いだから)で握らせ街で一晩遊ばせて帰すことを思いつき、これに該当する輩を定例発表して外に出していた。

 好機到来である。

 好子は日々狙いすませた漢に、それとなく媚びを売っておいた。

 街の女を買うより、人様の女房に手を出す方が気持ちよくなるがごとく焚きつけ (エロ談義) ておいた。

 好子たちが現場入りして初めてこの好子の悪だくみで最初に声を掛けられた漢は本気になって閑散とした林道まで好子を先に立たせ歩かせ、己は2~3歩後ろをついて歩き続け頃合いを見て前を進む好子に後ろから組み付きもんぺの前紐を巧みにほどいたものである。

 すると、もんぺはするりと後ろだけズリ落ち臀部が露わになってしまった。

 そう、好子は漢が襲いやすいようにするため、或いは下着すら買えない風を装うため、あえてスッポンポンで来てくれていた。

 後ろから見るとむき出しになったふくよかなオンナの臀部と二つの丘の間からのぞく妖しい繁み。

 これを尻の方から執拗に狙って嗅ぎにくる漢をなだめすかし地面に横臥させ、好子は火照るアソコを、もんぺを身に着けたまま半ばずらし繁みを、更にその奥をゆっくり漢の顔をまたぐ形で広げて魅せてやった。

 今のようにシャワーなど無い時代、好子のもんぺのその部分や繁みは十分オンナの汚れが付着して臭い立つ。

 野生の雌の熟れたモリマンが、付着物が、奥底のピンクの襞が漢の顔を襲った。

 そうしておいて好子は逆向きで漢のズボンの前を外し 窮屈そうな漢のしるしをむき出しにすべく開放してやった。

 剥きだされた牡はたちまち好子の眼前で待ちに待った凶器と認識できるほどそっくり返り、人妻に向かって求愛のほどを伝えてくる。

 握ってやると抜き差しならないほどに反り返りながら好子の手の中で熱く脈打って窮状を訴えかけてくる。

 好子は青臭いながらも青筋を立ていきり立つソレに夢中になって魅入った。

 漢は好子の繁みに分け入り顔を埋め女の臭いを懸命にすすり摂ってくれていたが、舐めとっても舐めとっても次から次に溢れ始末が悪い。

 久しぶりに出会うことが、診せ合うことができた、冷やかし半分求め続けた焦がれていた異性の性器。

 ふたりは興奮が頂点に達し、味や香り、形を求め態勢を入れ替えるゆとりを失っていた。

 好子は雄々しくなった牡を握りしめ上半身を反り返らせツ~ンとせり上がる刺激に固まり切っている。

 臀部が漢の顔の上でわなわなとふるえ知らぬ間に嬌声をあげて身悶えていたのである。

 漢にしても、待ちきれなかった人妻のソレが目の前で蜜を溢れさせ、その入り口がヒクヒクと蠢き窮状を訴えてきている。

 その様を看ただけでドクンドクンと脈打ち始め限界を超え始めていた。

 生暖かさを自身の自慢のソレで探りたくて屈服させたくてたまらなくなっていた。 だが、この状態で妙に動けば好子の手の中で漢は果ててしまうし、好子も萎えたソレでは気持ちよくなれない。 乞うには乞うたが互いに打つ手を失っていた。

覗き見ていた男たちに輪姦される

 それを打ち破ってくれたのは遅れてきた漢たちであった。

 漢たちはふたりの浅ましい姿を先だってからマスを掻きつつ覗き見ていたのである。

 情交・愛舐め中に漢の上で動けなくなっている好子を組みつかれた漢から引きはがし、まず甚振られたアソコがよく見えるよう四つん這いにさせ、先輩格の漢が覗き見で待たされ大きくなったものを上の口に手を抑え咥えさせ、下の口も先ほどの漢が好子の腹の下から這い出し後ろから外に漏らさぬようやっとの思いで挿し込み他の侵入を拒むようにキッチリ塞ぎ、抜けないようガッチリと尻を抱え込んでおいて中を探り余裕ができたところでゆっくりと突き上げ始めた。

 あぶれた漢たちは自分の凶器を好子に握らせ見せつけるなどしながら、繁みを押し分け挿し込まれ白濁した愛液をまとわりつかせ抜き挿しされるふたつの欲情した性器の絡み合う様を、限界に達し始め耐える漢の様子と併せ幾度もイカされるオンナの苦しむ様などを覗き見ネメルなどし、集団で青姦・凌辱の限りを尽くしたが、好子はこのような仕打ちを受けたことでやっとオンナとしての生気を取り戻しあられもない悲鳴をあげ歓喜に全身が打ち震わせ、それでも後ろで果てた漢の代わりに口で咥えてあげていた、或いは握らされていた次の漢 次の漢それぞれへシナをつくり幾度も幾度も挿してくれるようせがんだものである。

 この山奥に密かに潜んでおれば、やがて忘れてもらえたものを敢えて目立つよう、捕えてくれと言わんばかりの交情をやらかしてしまうオンナに、何故かなっていくのである。

好子の初めての婚外恋愛 役立たずの亭主の代わりを努めさせた男たち

この日この時、山中がひとりの発情しきった女を、誰の専用物にするかを巡って奪い合う修羅場と化していた。

 この日をきっかけに誰も彼も、もはや街へ行って金を積めば股を開く程度の商売女を抱こうとはしなかったのである。

 久美たちの平穏は長く続かなかった。































































































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