人妻との不倫契約
街角ナンパは啓介が思ったほど声掛けに応じてのこのこついてきてくれない。
それならと思いついたのが鑑定家のような名刺を持って各家庭を回ることだった。
名刺はもちろんハメ氏が所属する業界が如何にもという風なデザインで作ってくれた。
啓介は何げない風を装って街を歩き、眼をつけたご婦人宅に家族の留守を狙って忍び込む方法を取った。
押し買い鑑定は相場の数倍勉強させてもらうという触れ込みで相手に貴金属を提示させる前に例の名刺と提示額を指示した。
この日が3回目の訪問となった佐藤道子さんの家に上がり込み、さっそく鑑定にかかった。
道子さんがテーブルの上に出してくれたもの、それは婚約指輪だった。
啓介はハメ氏が教えてくれた通り、まずダイヤの鑑定に入った。
神妙な顔をしてルーペを覗き込み、ダイヤについての講釈を並べ立てた。
「こんな素晴らしいダイヤは滅多にお目にかかれないものです」
「あらっ、そうなの? 主人が私と付き合いたくて買ってくれたものだから安物と思ってたわ」
「とんでもないことですよ奥さん、ご主人はあなたのことをとても大切に考えておられる。その大切な指輪を手放されて大丈夫なんですか?」
あくまでも低姿勢で立派なご主人と持ち上げる啓介。
「優しいわね、貴方って。 そんなんじゃ商売にならないんじゃないの」
すっかり気を良くしたのか、キッチンに立ってお茶を煎れてきてくれた。
その彼女の首に、どこで手に入れたのかパールが輝いている。
「とてもいいパールですね。とてもお似合いです。ちょっと拝見させていただけませんか?」
啓介は道子の背後に回りうなじ越しに胸元を覗き込んだ。
似合うの一言が気に入ったのか道子さんは警戒心も抱かずに啓介に背中を預けネックレスを手に入れた経緯を話し始めてくれた。
「売るつもりはないけど鑑定ならかまわないわよ」
装着したまま魅せてくれるという。
肝心のルーペは道子さんとは座卓を挟んだ反対側に置いてある。
「拝見します」
両肩を抱き、うなじに熱い吐息を吹きかけながら覗き込む啓介。
覗き込んだ視線の先に豊かな乳房があった。
まさかに備えシ〇アスを服用してきた啓介の股間が乳房や腋から立ち上るかぐわしい芳香に反応し道子さんの背中をノックする。
「素晴らしい! こんな光景はこれまでお目にかかったことがない」
「フフッ、よかったわ気に入ってもらえて。本当のところ自信なかったのよ」
「しばらく拝見してて構いません?」
「観てるだけでいいの?触れてみたいんじゃなくて?さっきから背中変のものがノックしてるわよ」
「奥さん・・・」
「いいわよ、今日は。主人仕事でこの時間帰ってこないから」
道子さんは啓介に背中を預け甘えるような仕草を魅せた。
啓介の唇は先ほどから盛んに道子さんの首筋を這いずり回って唇を奪う機会をうかがっていた。
その啓介の唇を人妻が自ら求めに来た。
首筋に腕を絡ませ、互いに唇を奪い合った。
空いた道子さんの右手は、先ほどから背中をノックし続けていた啓介の股間に伸び、ファスナーを開け肉胴を摘まみだしていた。
「硬いわ!とっても硬い!こんなにしちゃって・・・」
躊躇い続けた啓介の情念が迸った。
両肩から手を放すと慣れぬ手つきでブラを外し、こぼれ出た乳房を両の手に納め乳首を嬲った。
人妻道子は完全に身体を啓介に預け足を開き気味にしてパンティーを濡れ始めたマンスジを期待を込めて晒してくれていた。
スカートをたくし上げた啓介は下着の上からマンスジを幾度もなぞってはまさかに備えた。
女とは不思議なもので、十分に引き込んだと思った その油断を突かれまんまと逃してしまうこともある。
掌の中の乳房は熱を帯び、乳首は勃起が始まっている。
彼女の脇腹に男根を押し付けておきながら指マンの機会を待つ啓介。
一回り以上年下の啓介に欲情しきったのだろう、
荒い息に交じって人妻の口から微かな嗚咽が漏れ期待からか右手がたおやかに肉胴や亀頭冠を擦り確かめ始めている。
啓介はシ〇アスのことを忘れようと懸命にその意識を女陰に集中させていた。
引き返すことのできる境界はとっくに通り過ぎてしまった人妻は、全神経をひたすら啓介の切っ先に集中させ待ち構えているのがわかる。
人妻は若い男の割り入りを、夫への後ろめたさすらも忘れ欲情に溺れ待ってくれているようだった。
おずおずと手を伸ばした啓介は、思い切ってパンティーの隙間から手を挿し込んで秘園をまさぐった。
人妻が触ってくれている男根に人妻を解く伏せるだけの漲りが感じられない。
欲情しきった人妻の痴態に気圧され始めていた。
「こんな風になってしまったこと、誰にも言わないでね。 ふたりだけの秘密にしてね。 いいでしょ?」
「もちろんです。誰にも言いません」
「約束してくれるんなら、私も貴方のアレを頂こうかしら」
人妻は啓介の腕からするりと抜け出すと、先ほどまで左手で摘まんでいた男根を改めて掌で包み込み、すぼまった唇を押し当てると狭くすぼめたままの状態ですっぽりと口腔に吸い込んでくれた。
そのすぼまりの中で彼女の舌だけがまるで別の生き物のように啓介の裏筋を上下になぞる。
緊張のあまり筋肉が硬直を始めた啓介の太腿を癒すかの如く人妻の豊かな乳房がたおやかに這いずり回って積極的な気持ちを伝えてくれていた。
女性を前にすると役に立たなくなりはしないかと常に不安が付きまとっていた啓介も、これでやっとシ〇アスが本当のところ必要でなないことがわかってきた。
彼女にすべてをゆだねようと決めたのはこれを機会に女性に対する自信を得たかったからだった。
女性を屈服させるほど強く挿し込み、濁流をほとばしらせたいと願いつつも気の弱さから肝心な時になると他の男に譲ってしまっていた啓介。
奪われてしまった女が男によって屈する様子を動画で見ては自慰に耽ってきた。
これまで恋の対象となった女は全て、このような手練手管の男たちによって貫かれ屈していた。
同窓の女のほとんどすべてがおじさん世代の毒牙にかかっており、茫然と見守るしかない啓介たちにとって自虐こそが性の全てだった。
人妻は、そんな未発達な男の性を熟知していたからだろうか、終始リードを続け啓介の踏ん張りが尽き、逝ききるまで屹立を肉球で嬲り続けてくれた。
啓介は生まれて初めて女性の子宮を幾度もノックすることが出来た。
「あんなに私をいじめ抜いておきながら、まだ勃ってる」 フフッっと嬉しそうに微笑んでくれた。
人妻の身体が欲情で朱に染まるほど膣内を亀頭冠で嬲ることが出来自信を得ていた。
「でも、今日ぐらいの出来じゃ指輪は渡せないわよ」
「わかっています。道子さんが納得してくれるまで何度でも説得に来ます。それでいいんですよね?」
返事の代わりに脱がせ切れなかったパンティーを手渡してくれながら、
「はいこれ、脱がせて確認したかったんでしょ?」
嗅ぎながら自慰するのが好きなんでしょうと言ってきた。
女性に接したい気持ちは十分あるのに、いざというときになって勃起不全になってしまう男は自慰で紛らすと聞いていたからだと彼女は言った。
「そばにいてあげることが出来ないんだから仕方ないでしょ」
「わかってたんですか?パンティー脱がせて嗅ごうとしてたこと、勝負下着なんでしょ?持ち帰ってご主人にバレたら・・・」
「そんなこと言って、またどこかで浮気してるんじゃない? 他の女に手を出したらその時は・・・」
尻を軽くつねってきた。
「わかってます。指輪を道子さんの言い値で引き取るんでしょう? 絶対そんなドジは踏みませんから」
腕を取ろうとする啓介に早く行きなさいという仕草を魅せ玄関先で送り出してくれた。
ナンパ作戦は失敗したが心は晴れやかだった。
いつか自分の力量で彼女からパンティーを剥ぎ取ってやるんだと心に誓いながら佐藤邸を後にした。