入谷村の悪しき淫習 ~女房の地位 ~
農林業という家族を養う根底の職業が時代の流れと共に水泡に帰し、働き手の男らを奮い立たせてくれ支えてくれた男尊女卑という習わしを失った今家族を支えてくれるのは女房殿である筈でした。 ところが蓋を開けてみれば、かつて男どもが奢り高ぶってやらかしていた色事の更に上を行く乱痴気騒ぎを何の抵抗もなく女房殿がやらかしていたんです。
自分たちがやらかしてきたことですので𠮟るわけにはいきませんがお陰で頼るべき相手ではないことを思い知らされかつ子々孫々の将来など夢のまた夢と知ったのです。
この上は女房殿が間男のため家から何かを持ち出し遊び惚けるのであらば追い出し、そうでなくその手法でもって稼いでくるというのなら家畜として置いておくことにしたんです。
間男相手の性の喜びを知った女房殿は嫁ぎ先はもちろん我が子さえも一顧だにしないほど変わりました。 家族の、誰ひとり反対するものなどいなくなったことで部屋の中の様相ですらガラリと変わりました。 父祖伝来の骨董として置かれていたものがいつのまにやら二束三文で売りに出され、或いは粗大ごみとして捨てられ、代わって置かれたのが女子供がままごと遊びの対象として喜びそうな流行りものの人形やイミテーションの類だったのです。
勿論家具なども重々しい細工の施されたものなどは当てつけのようにものの見事野外に打ち捨てられ、代わって入れられたのが合板やプラスティック類で作った軽々しい家具でした。 理由はなるほど重ければ畳や絨毯が痛み掃除でどかすのも女仕事なれば骨が折れると言うもの。 しかしこれらを入れ替えてからと言うもの掃除・洗濯の類は徐々に旦那にも折半を強要され、しかも次第次第に人任せになり、代わって登場したのが艶やかな衣装の数々に化粧道具だったのです。 つまり昔で言うところの稼ぎ頭ですから外仕事を理由に家事全般を家にいる誰かがやるべきで自分はしなくても良いと、こうなったのです。
男だけに当てつけが来たかと言うとそうでもなく、例えば義母が持っていた代々受け継がれてきた反物は全て可燃ごみとして勝手に破棄され代わって派手やかな衣装が季節ごと入れ替えられ納戸や箪笥の中身は女房殿以外の嗜好は無視されるようになっていったのです。
当然家庭は荒れました。 細やかな気配りも女房殿の顔色ひとつで変わるため誰も彼女以外に者の不平不満を受け止める存在がいなくなったからでした。 暴力はかつては家長の特権であったものが今ではその不満のたまった年端もいかない子供に取って代わったのです。
確かに女房殿は間男から自分たちの稼ぎでは買えない高級品らしきモノをせしめて持ち帰りますが、それとて女房殿のお許しが無ければ開けることも食すこともできず、しかも代わりと称しそれ以上の貢物を自宅から持ち出すのです。
かつてこの家の実権全てを握っていた家長や亭主がこれに気づいたときにはすでに遅く、権力の象徴たるものが失せたわけですから何も言えず奥に引っ込んで小さくなっているしかなくなったのです。
仕事というのに下着まで高級ブランドで身を固めオーデコロンの匂いをプンプンさせ朝食も作らず、もちろん食べず出勤していく女房殿。 仕事は定時で上がれる筈なのに何故だか夜遅くに険しい顔つきでお帰りになり、しかもお義母さんに作っていただいた夕食を食べず買ってきた惣菜らしきものをビールのアテにして自分独りだけ飲み食いし出したのです。
ご主人の脳裏に職場に迎えに行った折目にしたあの忌まわしい光景が蘇りました。 今目の前の妻のなりはきちんとした職場の制服ですが内に秘めたるものは夜の街のそれだったのです。
読みは当たりました。 ここ数日仕事と称し出かけていたものの行き場所は職場ではなく行楽地のようだったのです。 昼間からそれなりの場所に漢としけこんで良からぬことをしでかしていたと思えるのです。
事の始まりは有休休暇でした。
当時の農林業に有休休暇なるものは存在しません。 あるとしたらそれらに従事する組合の上級職員か公務員程度ではなかったでしょうか。 だからもちろんご主人も家族も妻が有給休暇なるものの対象であることは知りません。 その無知さを彼女は逆手に取って悪用したのです。
舅も姑も、もちろん亭主も良かれと思って口を閉ざしてきました。 なんとか家計を保ってくれさえすれば将来のことは子供たちが何とかしてくれると思っていたようでした。 ところがその肝心の孫と言いますか子供がそっぽを向き始めたんです。 機会さえ得られれば実家を出て都会で働くと言い始めたのです。 理由はとても親として尊敬できないから老いて後面倒を見させられるのは御免だというのです。
そこに至っては間男とねんごろになってしまった妻も同じでした。 子供が無事育ったらもっと若い漢を見つけ離婚し家を出ようと思っていたからです。
漢にしても人妻の中に分別なく出せるとなるとこれまで抑えて来たその理性が吹っ飛びました。 それに対し女房殿はどうせ嫁ぎ先に利用されてるだけと知った今中に出させる代わりに漢に金銭を要求し始めたのです。 彼女らにこういったことを仕込んだ奴らにとって悦楽を金品で片を付けてくれるというのは願ったり叶ったりだからです。
金品を要求というのは高い壁に見えてその実思った以上に解決に至るのは簡単でしかも思った以上に己の身が高く売れたのです。 一日中たとえ1銭でも間違わないよう気を張ってレジを打つより快楽に身をゆだねた方が短時間でヒトトキでレジ係のひと月分、いやそれ以上のお金が手に入るとなると誰だって真面目に働くのがイヤになります。
こうやって彼女らは自分でも気づかぬ間に着飾って漢に自分を美しく魅せ売りつけるだけのために売女に成り下がっていったのです。
それはもう私設の娼婦業ですから儲かりますしその分派手な性活を送りました。 なにせ対抗馬が多ければ多いほど牡馬は興奮し切ってのしかかってくるし値段だってのしかかりたい漢が多ければ多いだけつり上がるんです。
だから彼女らはわざと違う漢に今言い寄られつつあるなどと目の前の本来自分の漢に向かって告るんです。 そうすると彼らは借金してでも買い戻しにかかってくれるんです。 確かにそういったときの牡馬とは危険極まりないでしょうが自分たちの身も心もこれまた興奮しきった反り返りを挿し込もうとするものですから高揚するんです。
こういった女性にとって憧れともいえる恋愛に鑑みたウリはたちまちライバルであふれかえります。 後発の彼女らもまた正職がどちらなのかわからない状態で漢たちとの関係を派手に結びました。 世の中は次第次第にこれらの女性に恥と言うものを感じさせないことで更に脱がせる風潮が芽生え始めていたんです。
パンツを脱げばお金になると知って衣服や化粧道具にプチ整形費を捻出するため、とどのつまり巡り巡ってパンツを脱いでほしいと懇願して来る漢を惹き付けるため、またパンツを脱ぐようになっていったのです。
自分を貶めた女どもを許しちゃ置けず生ハメ中出しをけしかけた春子さんでしたが、彼女は根っからの入谷村の育ちでしたからそこまで堕ちませんでした。
確かに周辺のご家庭の子供たちは入谷村や親達に愛想をつかし都会へ出て行きました。 例えば上野 (かみ) の末っ子の恵美子ちゃんなど里の女と同等のことを考え家を後にしましたが、出た先の東京は思った以上に物価高で手持ちのお金を使い果たし路上生活者に成り下がっていたところをある漢に拾われ慰み者にされた挙句彼の妾に成り下がったのです。
売女ではありますが不特定多数相手のウリではなく独りの漢に身を任すことで生計を成り立たせたのです。 一見里の女と同じように見えてそれは入谷村伝統の家に入り込み性具として使ってもらい命を繋ぐというやり方だったのです。
然る後に漢が亡くなれば遺産を分けてもらい独り立ちし新たな若い漢を見つけ同じことを繰り返すというやり方でした。 売女でないだけに派手な人生は歩めませんが老いても食うことに困らない方法を選ぶというのが入谷村流のやり方だったのです。
このような世代になると自然、入谷村に残った漢どもの元に嫁いでくる女も元々財産目当てで来てましたから重労働と粗食に耐え長時間汚い仕事をさせられるのがイヤで村を去りました。
どんなに不細工であろうが頭が足りなかろうが世間一般女はパンツを脱げば大金が稼げるし後妻でも引く手数多と聞いただけで無条件に村を離れたのです。
漢の価値は見るべも無く下がり、逆に女の価値はうなぎのぼりです。 しかしこうなってくると生活基盤の下させをしてきた労働力が失われ逆に散財するものだけが増え景気と先進国指数は大きく右肩下がりに転じて復活の兆しは未だ見えません。
社会制度が破綻しかかった国で果たしてこの先女房の地位なるものが安泰かどうか、それは誰にもわからないでしょう。 ですが春子さんだけはこのままいけば無事実家のお墓に入れると思います。
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