義理マンに屈した夫婦 知佳作
まさに外注を知らぬは亭主ばかりなりでした。 莞爾さんはともかく美澪さんにとって真の義理マンは年に一度で十分だといつの頃からか本気で考え始めていました。
そうは思えどいざ愛おしい人に出逢おうするとき最上の貢物をと考えると今のやり方では義理マン無しには得ることが出来ません。
それに何事も無い風を装おうと思うなら世間をも誤魔化さねばならず義理マンこそが最も隠し玉になるであろうことを美澪さんは自覚していたんです。
下薬研 (しもやげん) の本業である漢方が廃れ始め加納家も衰退の一途を辿り、とても夫婦がそっぽを向き合ってこの先暮らしていけるわけがないからでした。
年に一回と考えていたものが月に一回になり週に一回になり、終いにはそれが夫婦の日常のサイクルとなり暇さえあればどちらからともなく手を伸ばしまさぐり合いその果てにまぐわうようになってしまったのです。
貧乏人の子沢山と言いますが家業が左前になればなるほど人は寄り付かなくなります。 貧してのちは前田 (まえだ) の佳織さんとも縁遠くなり日々何が楽しみかと言えば夫婦でまぐわうぐらいしかなかったのです。
テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト
長編官能小説 『クロス・ラヴ』 第38話 Shyrock作
浩一がフィニッシュに選んだ体位はバックであった。
ありさは浩一が言うとおりソファに両手をついて臀部を高々と突き出した。
ありさの場合モデルとしては適度に肉感的であり、男性からすればいわゆる“美味しい体つき”であった。
暗闇の中ということもあり、浩一としてはありさのあられもない姿を拝めないのはとても残念であった。
また、たとえ一夜だけであっても共に過ごした女に対して男は一種の情が湧くことがある。
それは決して移り気などではない。球が誰よりも好きな女性であることに変わりがない。
ところが恋人以外との情事が、時には恋人との関係を一層緊密にする刺激剤になることもある。
4人それぞれがこっそり浮気をするのではなく、公明正大に恋人以外と性行為を行なう。
そしてそれぞれの心に芽生えた罪悪感も、互いの罪で相殺してしまう。
だが1つ間違えるととんでもない方向に走り出す危険性も孕んでいる。
要はそれを行なう者の心の在り方が重要なのだ。
ありさと浩一組がフィニッシュの態勢へと進んだ頃、球と俊介組も『座位』から『松葉くずし』へと体位を変えていた。
座位でのけぞったり逆にしがみ付いたりと大きなアクションを見せていた球は、秘所はもとより内股までがぐっしょり濡れていた。
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痴話喧嘩 知佳作
前田 (まえだ) の勲さんも幼い頃幾度か大人が物陰に隠れて睦逢ってるのを見て育ってきました。 チョンの間で終わるとはいえそこに至るまでの誘い逢う様子からして並々ならぬ欲情が見て取れ傍目にもそれは喜悦に満ち満ちた行為だったのです。
問題は夫である自分と夫婦の睦ごとの途中で妻が浮気相手のことを想い気を逝かされたのでは夫としてまことに面白くないのです。
狭い村内ですので妻との間で背徳行為が行われたとしても妻の様子を日々よくよく観察しておれば直ぐにわかることなのですが、この時佳織さんが浮気相手と締め込みをしていたことなどとんと分からなかったのです。
いや、分からなかったのではなく佳織さんを手放したくないあまりに怪しげな人物が下組 (しもぐん) に入って来て大日堂の辺りをうろついているのは見ていたものの佳織さんの足入れについて口出しできなかったのです。
口に出せなかったからこそ勲さん、事態が露見するとその口惜しさから古にみた背徳行為のように事あるごとに佳織さんを隅に追い込み後ろから突きたてました。
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長編官能小説 『クロス・ラヴ』 第37話 Shyrock作
ありさ「こう?」
ありさは丸い尻を浩一の方に突き出しゆっくりと腰を沈めた。
浩一はありさの腰の両側に手を副え怒張している物体へと導いた。
背面座位はふたりが慣れていないと意外と手間取ることがあるが、浩一の誘導でふたりは容易に結合することに成功した。
(グジュ・・・)
ありさ「あっ・・・!」
見事に怒張したイチブツが桃のような淫裂にずっぽりと突き刺さっている。
その卑猥な光景はありさには見えないが、暗い中であっても浩一にはほのかにうかがえた。
(ズズズ・・・)
ありさ「はぁ・・・」
浩一「どう?」
ありさ「うん・・・すごくいいよ~・・・」
浩一「今からもっとよくなるよ」
ありさ「もっと?」
浩一「そう、もっと」
浩一はそうつぶやくと上体を少し起こし、ギターを演奏するときのような格好でありさを包み込んだ。
左手でありさの左乳房を揉み始めた。
ありさ「あ・・・ああっ・・・」
続いて右手は下方に伸び薄い茂みに覆われた恥丘に差し掛かった。
浩一は茂みのさらに下方に指を伸ばし、丸い突起物を探り当てた。
丸い突起物を覆う包皮をめくり上げ中指で円を描いた。
ありさ「ひぃ~・・・そ、そこはぁ・・・」
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姦通の記念撮影 知佳作
きっかけが何であろうが、相手がどんな悪党だろうが女はオ〇ンコの奥底にズンと響くものをぶち込んでもらいさえすれば幸せと感ずるらしい。
今現在の佳織さんの心の中がそうでした。 頭脳明晰なうえにイケメンで、それでいて女の扱いに長けていてしかも佳織さんをしてほれぼれするほどのカリ首の持ち主、しかしながら入谷村にとって、いや、下組 (しもぐん) にとって宿敵 しかも誰もかなうものなどいない。 その莞爾さんが狂ったように自分のオ〇ンコに鍛え抜いたマ〇をぶち込んでくれた。
それだけで佳織さんは天にも昇る気持ちでした。 いや、実際幾度か天に昇らされたんです。 もうそこから先、女なら誰でもそうであるように躍起になって莞爾さんのマ〇を挿し込むように仕向け、そのマ〇からエキスを搾り取ろうとしました。 莞爾さんにとってこれは大歓迎でした。
妻の美澪さんに頼まれたこともあって夫婦性活のお土産として佳織さんとの結合部の写真を持って帰らねばならずエキスを搾取する様子は男性的な思考からすれば丁度都合の良い媒体に思われたのです。
テーマ : 官能小説・エロノベル
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