上がり框に腰掛けながら、火が点いたように泣き叫ぶ我が子に、艶子さんは懸命になってパンパンに張ってしまったおっぱいを、窒息でもしようかというほど顔に押し付け与えていました。
そのおっぱい、吸うどころか勢い余って噴き出すほどで、息苦しさからか赤ん坊は力なく口を開け、その開けた口元から涎掛けに飲み残しのおっぱいが滴り落ちていました。
「ほらほら、おっぱいだよ。 お願いだから飲んで頂戴」
やさしく語り掛けるように乳を含ませるんですが、赤ん坊や嫌がってそっぽを向きます。 そうこうするうちに仲間連中は休憩時間が終わったらしく三三五五に仕事に戻っていくんです。 艶子さんは焦りました。 赤ん坊がおっぱいを飲んでくれなくて乳が張るだけならまだしも、この頃では腋にほど近いところに妙な瘤状のものが出来、次第に大きくなり始め、深夜ともなると痛むんです。
(……ひょっとして乳癌……まさか、そんな……)
怯えは気持ちどころか性格まで毛羽立たせましたが、悲しいかな立場はあくまでも嫁。 黙って耐えるしかなかったのです。
こうやってたまの休日でも旦那の姑に追い立てられるように昼間は野良仕事に精出す艶子さんにとって、自由に我が子におっぱいを含ませてやれるのは手の空いているこの時間か、夕食を終え家族が寝入る深夜帯だけだったのです。
普通なら腹を空かせ、泣いてせがむはずのおっぱいを、この子は育ちからして未熟とみえ、他の子らと違って思ったほど吸ってくれません。
(こんな時、ウチの母がそばにいてくれたら、どこか近所のおっぱいが足りない子供を探してきて、吸わさせてくれるのに……)
もらい乳が当たり前だった生まれ故郷を思い出し、早まって嫁いでしまった自分の愚かさを呪いました。
吸いだしてもらえないものだから張り過ぎて痛みが増すおっぱい。 寝てくれず愚図る我が子に悩まされながらも横座りのままおっぱいを与えつつ夜を明かす艶子さん。 なのに時として旦那はそんな艶子さんの下腹部を、せめて今夜ぐらいと探りに来るのです。
今現在、どうしてよいものやら分からず寝付けない日々が続いているというのに、この上また孕みでもすれば、それこそ母子ともども地獄に落ちます。 心の準備が整わない艶子さん、旦那の手を邪険に振り払いました。
生まれて間もないこの子は、ほおっておかれた昼間に寝て、深夜になると起き出し夜泣きするのが癖になっていました。 ですから姑たちに遠慮し、みとのまぐはひ(御陰の目合)も満足にできません。
赤子の鳴き声が耳に触り寝付けず、しかしこういったことは夫婦間での問題。 旦那をも悩ませたのはまるで地の底に吸い込まれそうになりながらも交代で起きて子守をせねばならず、常なるは寝不足。
夜泣きを嫌ってか、それとも艶子さんの躰に飽きたのか、旦那は眠れないと仕事に差し支えると苦言めいたことを口にし始め、独り別部屋に移って寝るようになり、ほんのわずかでも情が欲しいのにそれすらもなく会話とて減る一方、 艶子さんは寝ずの育児に加え早朝からの嫁仕事(台所)のこともあり疲れとうっぷんが溜まり神経をすり減らしていました。
なによりも辛いのはおっぱいの濃度が増すと乳腺が詰まり張り、微熱が続くようになり、衣服の胸のあたりから下が滲み出る膿のように黄ばんだ乳でビショビショになり、しかもこれにより布地が湿って硬くなるものですから乳首が何かの弾みで擦るだけで飛び上がるほどの激痛が走るようになっていったんです。
産婆から搾乳機を使えと椀を伏せたような妙な搾り器を渡され、使い方も女の恥事 (ちじ) だからと ろくに教えてもらえずじまいでしたから上手くいかず、この上は絞り出す手段は乳飲み子に吸わせるほかはないと、この日も半ば強引に我が子におっぱいを吸わせていました。
若い男が訪いもなく玄関先に立ったのはそんな折でした。
仕事疲れで艶子さんは、着物を一方だけ肩口からずらしたモロ乳のまま玄関戸を開け放ち男の前に立ちました。
「うわ~ びっくりした」
「ごめんなさい、赤ちゃんにおっぱい飲ませてたから……」
恥ずかしそうにはするんですが、さりとておっぱいを隠そうともしないんです。 艶子さん、この若者が何用あって来たのか訊かねばと、そればかり気にしていました。 気にしているのは若者方、目のやり場に困ったのです。
一見してそれとわかるほど熟れ切った女体と臭い立つ乳香 外縁に鳥肌のごとくブツブツまで設えふっくらと豊かすぎるほどの丘、乳輪と、旦那に嬲られ興奮した直後のように隆起した乳首、それら全てにおいて性欲の強さを思わせる女の利器を、若い男に向かって魅せ付けてきたんです。 黒ずみ、黄ばみ過ぎた先端から滴り落ちるおっぱいをも晒しつつ。
「おっぱいが張ってると見えて、よく出ますねえ~……勿体ないぐらいに……」
「そうなんです……出るには出るんですが、ウチの子ったら吸ってくれなくて……」
いかにも困ったような顔をし、初対面の若者にこれ見よがしにおっぱいを突き付けてきたんです。
「もらい乳とか、近所の方から頼まれないんですか? 勿体ないですよ、こんなによく出てるのに」
「そうなのよ……ウチのヒトったら……こんなになってるのに、吸ってくれなくて……あのう~…もしよかったら吸ってくれない? ほんの少しでいいから……」
この申し出は若い男にとって窮状を伝えてきたように思えたんです。
「ええっ、儂でええんですかいのう」
男は思わず辺りを見回しました。 この女、まさかに美人局じゃあるまいかと疑い、そこいらに旦那が隠れてみているんじゃあるまいかと疑ったんです。 しかし、そうこうしている間にも艶子さん、若者にピタリと躰を密着させ豊満な胸を魅せ付けてくるんです。
「見も知らぬ方に、こんなお願いをして恐縮なんですが……」
この際吸ってくれるなら誰でも良いと思い始めた矢先の、若い男の来訪に、艶子さんすっかり舞い上がってしまいました。
「儂はヤギの乳で育っとりますけん……ほんなら、ちょっくら……」
「アチッ!」
痛がる艶子さんもなんのその、若者は与えてもらったおっぱいのうち、まず左におっぱいに取り付け吸い始めましたが、それと同時に股間のソレも艶子さんの秘めやかなところに押し付けてきたんです。
「ああ……上手ですねぇ……ずいぶん慣れ照らして……」
あまりの気持ちよさに皮肉を込め、こう告げたものでした。 硬かった乳首は若い男の舌の技によってすっかり柔らかくなり、これまで以上の勢いでおっぱいが噴出し始めたのです。
「こんだけ出るとなると、赤ん坊だけでは飲みきれません。 なんなら儂が通いで飲みに来てあげてもええんですがのう」
やんわりと隙を見て情をかわそうかと持ち掛ける若者に、艶子さんときたら小さな喘ぎ声を洩らすだけで返事が出来なくなっていたんです。
艶子さんの
乳腺炎である旨の意図は、若い男には容易に伝わりませんでした。
溢れ出る乳を看た瞬間、若者の股間が人妻さんに向かい見事に反応したんです。 人妻艶子さんも乳が張って痛みはすれど気はそぞろ……なにしろ変なところを小突かれそれをかわすのに精一杯と言いますか、あからさまな
不貞に思え亭主の目が気になり始めたのです。 アチラ方面の想いは同じだったようなのです。
Japanese Wife Upskirt
- 関連記事
-
テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト
tag : 乳腺炎不貞背徳行為婚外恋愛姦通寝取られ締め込み生ハメ