「あぁ……あぁ……あぁぁぁ~……」
惠は腰をゆっくりと動かし、
甘い吐息を漏らしました。
腰を下ろしても直ぐには上げず、ゆっくりと
円を描くように腰を旋回させ、あたかも
結合の歓びを味わっているように思えました。
ふたりの営みが進むにつれ、惠の肉襞から
じわりと熱い蜜がにじみ出してくるのが分かりました。
私自身もどんどんと昂ぶり惠の中でさらに膨張しそして硬くなっていきました。
初めのうちは惠の腰の動きに合わせて私自身動いたりはしませんでしたが、やがて私も動きたくなり惠に合わせて下から突き上げてみました。
(ズン、ズン、ズンッ!)
「あぁぁ…ええわぁ…あぁぁぁ~……」
(ズン、ズン、ズンッ!ズン、ズン、ズンッ!)
「あぁぁ、いやぁ~…はぁぁん…そないに…はぁ~…突いたら…はふぅん~…あぁぁぁ~……」
(ズン、ズン、ズンッ!ズン、ズン、ズンッ!)
「あぁん!すごぅ~すごぅ~ええわぁ~…!いやぁ、どないしょぅ~……」
惠は
意味不明な言葉を
うわごとのようにつぶやき、次第に動きが
あわただしくなっていきました。
腰のピッチが先ほどよりも速くなっています。
当然私もつられて突き上げを速めました。
「ゆ、裕太はん~……」
私に対して垂直姿勢になっていた惠が、突然乗馬で加速するときのように
上体を前屈させ私に抱きついてきました。
上体を前屈させると尻が浮き上がり空間ができてしまいます。
私はその間隙を縫ってすかさず下から肉棒を突き上げました。
(ズン、ズン、ズン!ズン、ズン、ズンッ!)
「いやぁ~、そないに突いたらあかん~!」
突然の突き上げに惠は戸惑っています。
腰を浮かされた惠が私に顔を近づけてきたので、弾みで唇を奪ってしまいました。
「うっ…!」
(チュッ…チュチュッ……)
唇を重ね合っていても、ふたりの腰の動きは止まりません。
「あぁぁぁぁ~~~、すごっ…はぁ~…あぁん……」
「はぁはぁはぁ~」
(ズン、ズン、ズン、ズン、ズン、ズンッ!)
「あぁぁぁ~…身体がしびれそうやわぁ~…」
「め、惠ぃ…」
騎乗位が少し続いたので体位を変えたくなった私は、惠を仰向けに寝かせました。
惠の身体をエビのように二つ折りに屈曲させ、私はその上から覆い被さりました。
結合部は私の体重が掛かるため、肉棒は通常の正常位よりも膣深くまで食い込みます。
「あぁ、何か恥ずかしい格好やわぁ…」
惠が
恥ずかしがっていますが、構うことなく突き込みます。
(グジュグジュ……)
「あぁっ……」
「惠…」
(ヌッチョ、ヌッチョ、ヌッチョ……)
「あぁ、あぁ、あぁ~……」
「惠、君のことが大好きになってしまったよ~」
「う、うちも裕太はんのこと…あぁ…大好きどすぅ……」
「ずっとこうしていたい…」
「うちもどす……」
(グッチョグッチョグッチョ……)
偶然流していたタクシーに乗車してきた女性とこんな深い関係になってしまうとは……
私が京都に行ってなければ惠とは巡り会っていなかったし、たとえ京都へ行ったとしても通過時間が少しでも違っていれば、惠とは出会っていなかったわけです。
人の巡り会いとは、そして人の運命とは、とても不思議なものだと思いました。
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