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ありさは、以前、脱会しようとした女性が男たちから陵辱を受けぼろ布のようになっていた、と言う話を女性仲間から聞いたことはあったが、自身その現場に居合わせたことは一度もなかった。
仲間の女性が酷い目に遭わされる場面を見たいと思う女性など通常はいないだろうし、陵辱する側の男たちとしても、他の女性に対して、野獣としての本性を見られたくは無いわけで、ありさが過去そう言った現場を目撃しなかったのは当然のことだったのかも知れない。
エンジンが掛けられた理由が分からないありさはいぶかしげに思った。
(バイクのエンジンを掛けて一体何をするつもりなのかしら・・・)
全裸のありさは両手で胸を覆い隠し、身体を丸くすぼめた。
リーダーが冷ややかな口調でありさにつぶやいた。
「ふふふ、さあて、ありさ。おまえとは今夜でお別れだ。このバイクに乗っておまえの勇姿をみんなに見せてもらおうか。おまえのバイクの乗りっぷりは見事だったものな。さあ」
「まさか、裸で乗れと言うんじゃないだろうね?早く服を返してよ」
「何を贅沢言ってやがる!当然素っ裸で乗ってもらうぜ!」
「そんなことできるはずないよ」
「できるできねえの選択など今のおまえにはできねえんだよ!さあ、早く乗るんだ!」
ありさの後方にいた男がありさの背中を小突くと、ありさはよろめきながらバイクの傍に倒れ込んだ。
「うっ・・・」
ありさは起き上がりざま、ふとバイクを見上げた。
「・・・?」
よく見ると座席部分に、何やら奇妙な突起物が付いている。
突起物はまるでペニスのような形状をしており、天井を向いて垂直にそそり立ち、長さは優に20センチを超えていた。
さらに先端は恐ろしく巨大なえらが張っており、幹の部分には血管までがリアルに浮き出ていた。
おそらくバイクの座席部分に手作りの
バイブレーターが埋め込まれたのであろう。
ありさは驚愕の色を隠しきれなかった。
(うそぉ・・・まさかこんなものを・・・)
ありさは眉をひそめ、思わず後ずさりした。
「冗談じゃないよ!あんな化け物みたいなモノで貫かれたんじゃあたしのモノは壊れちゃうよ!絶対にやだよ!」
「ふん、今のおまえに拒絶の二文字なんてないんだよ。あれは『バイクレーター』といってな、機械に詳しいユージが
バイブレーターをバイク用に改造したものなんだ。あのバイクに乗って海岸線を走りゃ気持ちよくてすぐにイッちまうぜ!がははははは~!ありさ、喜ぶがいいぜ。あれにまたがった女はまだいないんだ。おまえが初乗りになる。ありがたく思いな。
バイブの振動とバイクの振動の二つが絡み合ってダブル効果って訳だ。すぐに昇天すること請け合いだぜ!さあ、早く乗んな!みんなで見物しててやるからな~!がははははは~!」
「くっ・・・何てヤツらだぁ・・・」
ありさは鋭い目でリーダーを睨みつけた。
「ふん、何とでもいいな!おい、てめえら、ありさをバイクにまたがらせなっ!」
「ほい来た!」
「オッス!」
両横から二人の男が脇を抱え、嫌がるありさをバイクへと引き摺って行った。
「ワッショイ、ワッショイ!さあ、ありさ様の裸祭だぜ~!はっはっはっはっは~!」
「それも言うならありさ様の絶頂祭りでは?ぎゃははははは~!」
男たちは下品な笑い声をあげた。
「さ、触るな!」
「ガタガタとほざくんじゃねえよ~!」
男たちの手から逃れようと抵抗を試みるありさであったが、逆に強靭な力がありさを締めつけた。
バイクの元へと引き摺られていったありさは、男たちに軽々と担ぎ上げられた。
その姿はまるで小 学 校の運動会で見かける騎馬戦の騎馬武者のようであった。
男たちはバイクの座席中央にそそり立つ突起部分にありさを下ろそうとしていた。
下を覗くとおぞましい物体がありさの股間の真下にそそり立っている。
まるでありさの到来を今や遅しと待ち侘びているかのように。
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