知佳の美貌録「逃避行再び 収監された母」
本当の理由はいまだにわからないが、ある日の深夜 再び淡路を抜け、今度こそ大阪の八尾よりもっと粗悪な場所に夜逃げした。
それから数日は、外出を避けることはあっても何事もなく過ぎた。
淡路に移り住んだ時のように新しい学校への転入手続きを久美が自分で行った。相変わらず他校の制服らしきチグハグな服を身に着けて。
だが、数日後 父親が留守の間に出かけた母はどんなに待っても帰ってこなかった。
実はこの間に追手がかかっていた好子はついに捕まり収監されていた。
久美が母の収監を知ったのはもっと後になってからだったが、今回はそのこと記します。
好子が収監された理由はおおよそ次のことがあると思われます。
○ 最初に女衒の元から逃げ出す理由となった詐欺罪
○ その後移り住んだ先々で同じように詐欺をくり返したこと
○ 業界と組んで売春防止法に抵触したこと
初犯であったにもかかわらず好子はおよそ2年間収監されていることから、恐らく業界関係者と思われ情状酌量がなされなかったものと思うので起訴状は売春が主で詐欺罪を付け足し裁判官の心情を悪くしたものと思われます。
警察に捕まって最初におこなわれることが写真の「衣服の剥ぎ取り」と体内に隠し持っていると思われる異物の捜査で、衣服が剥ぎ取られた後、口や耳、或いは下の双方の口もこじ開けられ異物の捜査をされること。
当然本人はこのようなことをされるとは思っていないため泣き叫びますが、それでも執拗に任務を実行しようとする刑務官とこのようなやり取りが行われます。
現代は人権の尊重で写真のようなこと(女囚に男性がという意味も含め)はなされないが、当時はこれが普通で、これをやりたくて房の管理に就く輩も多かったと聞き及びます。
この後簡単な健康診断(医師による簡易な診察)が行われ(脱がされた状態のまま複数の刑務官が取り囲む中で)終わると
下着を含め一切を一時没収され(出所まで預かる)全て囚人用のものを身に着けるよう指示され房に移送される。近隣の房には決して同一犯行と思われる囚人は収監されないし、食べ物は毎回同じメニューで生きるための水分だけは要求すれば何度でも出してくれるなど人間の最低限の部分が尊重されるのみである。そして、どんな時でも番号で呼ばれ、通常房内から世間は一切見えないよう壁で囲まれた2重檻に入ることになる。新聞や単行本など読めはするが、重要な部分はすべて切り抜かれていてそれらから世間の動きをうかがい知ることはできない隔絶された世界となってしまう。唯一の希望は弁護士や知り合いが面会に来てくれることのみ。この時ばかりは生きている心地がするが、この時代はまさに「網走番外地」を地で行くような修羅場だったと好子は後にぽつりと漏らしたが、その時でさえ何故収監されたのかは頑として口を割らなかった。性格が一段と変わってしまった出来事だった。
母の収監はつまることろ、残されたのは酒浸りの父と姉弟でお金を稼ぐ手段は完全に閉ざされたとみていい、八尾時代の苦悩に暴力を付け足し、更にお金がないにもかかわらず食べ物は3人で分け合う、台所方は久美のみという過酷な生活を2年間も送ることになってしまう。 続く
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