淫靡な疼き 容赦ない尻肉への打擲
先に起きた久爾子が煎れたとしか思えない。
出会いませんようにと加奈は祈った。
浴室へと引っ張られていくと、既に湯が張ってある。
これも篠田ではなく久爾子が準備したとしか思えない。
昨夜、眠りに落ちるとき寝室に久爾子もいた。
目覚めると篠田しかいなかったが、あれから久爾子は別室で休んだだろうか。
愛する男と自分じゃない別の女が深い関係になったというのに、久爾子はその行為を見ても嫉妬しないどころか、一緒になって加奈を可愛がった。
昨夜の久爾子は好意的だったが、今朝もそうとは限らない。
一夜明けたら嫉妬の鬼と化しているかもしれない。
「久爾子さん・・・」
「うん?」
「怒っていたら・・・」
「いまさら何を言ってるんだ」
シャワーのノズルを取った篠田は問題外というようにサラリと聞き流し、湯を放った。
「足を開け、いやらしいオ××コをきれいにしないとな」
聞きなれない破廉恥な四文字を口にされると動揺してしまう。
加奈は逆に内股と膝をしっかりと合わせた。
「洗ってやるから開け!」
「自分で・・・」
「寝起きの壺の具合を確かめたいって言ってるのがわからないのか! 開け!!」
「イヤッ・・・」
「尻をひっぱたかれたいか」
ますます加奈は太腿を固く合わせた。
手にしたノズルをフックに掛けた篠田は左手で加奈の腰に手を回し引き寄せると、右手で尻たぼを力いっぱいひっぱたいた。
「あう!」
派手な肉音と加奈の悲鳴が同時だった。
「このままの関係を続けたいと言っていながら逆らうとはどういうことだ? 関係を続けるつもりなら言うことを聞け。 いつまでもグズグズするなよ」
また豊臀に平手が飛んだ。
「ヒッ!」
容赦ない打擲に尻肉がひりついた。
「もう一発か?」
「ぶたないで・・・」
加奈は泣きそうな声を出した。
「だったら今すぐ開け!」
躊躇いを見せると篠田が手を上げた。
加奈は慌てて太腿を離した。
「もっとだ。 よし、動くなよ」
篠田はノズルを左手に持ち、まず加奈の肩から湯を掛けた。
そして、腹部から漆黒の陰りへと移っていき、右手を陰りを載せた柔肉のワレメに滑り込ませ、女の器官をまさぐるようにして洗い始めた。
「あう・・・」
加奈の総身が硬直した。
湯の出ているノズルをフックに掛けながら、篠田の指は花弁のあたりで妖しく動き続けた。
「洗っても洗っても、ここはすぐヌルヌルになる」
唇を緩め、篠田は花弁の淡い肉、マメの周辺をいじりまわした。
「んふ・・・くっ・・・ いや」
加奈は小鼻を膨らませて喘いだ。
「動くなよ。勝手に動いたら、尻が真っ赤になるまでひっぱたくぞ。サルのケツのようになりたければ動いていいんだぞ」
じっとされるがままにしているのが恥ずかしく、逃げようかという思いがチラリと脳裏を掠めた時、まるで加奈の心中を察したかのように篠田が口を開いた。
加奈は動かせなくなって浮かしていた足裏を、ピタリと洗い場の床につけた。
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