賢婦であるはずの下薬研 (しもやげん) の加納家の嫁 美澪さんが味わおうとした他人の棹 知佳作
下薬研 (しもやげん) の加納家では今俄かにそんな大それたことが起こり始めました。 家長であり下薬研 (しもやげん) の長でもある莞爾さんが長年の宿敵である入谷村の中組 (なかぐん) 隠居 (えんきょ) の嫁 敏江さんに欲情し入れあげ始めたからです。
美澪さんは口にこそ出さないものの莞爾さんにぞっこんでした。 入谷村と比べ物にならないほどの辺境の地でありながら莞爾さんの子を生し家庭を守り抜いてきたのも莞爾さんにぞっこんで莞爾さんあればこそでした。
この地区随一の知恵者であり分別に長けた莞爾さんならでは下薬研 (しもやげん) をして入谷村と対抗できたのです。 その夫がまさか年上の、しかも敵地である入谷の豊満な女性が好きだったなんて・・今の今まで知らずに添い遂げて来た美澪さん。
夫がそう出るなら自分だってと彼女は下薬研 (しもやげん) が本来属するいくつもの山を越えた地区にそれ目的で遊びに出かけたそうなんですが…
生物の世界で忘れてならないこと、それは子孫を残すべく契る性行為とは他に比べようもないほど気持ち良いものであるということ。 これに尽きます。
見かけとか心とかに惚れて結婚し子を生したとは言うもののそこに至るまでの性行為は惚れた腫れたとは別の意味で気持ちが良いものなのです。 しかもこれを取り上げられると精神に変調をきたす程重要なものなのです。
自分専用、しかも惚れて惚れて惚れぬいた夫が浮気したとなるとそれはもう自分専用ではなくなるわけで精神を安定させるため男を探すのはごくごく普通の行為なんです。 それ目的の行動を美澪さんは起こしました。 対象がたまたま夫であったというだけなんですが牡と牝が快楽を求め交尾してしまったこと (ご主人の浮気) に興奮し始めたんです。
切れ者であるはずの莞爾さんにしては迂闊でした。 何故なら自慢の女房たるもの、器量よし故他の漢が狙わないわけがありません。 たとえひとつやふたつ×が点いているからと言ってそれ程美しい女性なら他人棒にしてみれば性行為に支障があるとは思えないからです。
その美人妻が旦那の不貞を機に発情し旦那以外の男根を求め自宅から彷徨い出たという訳なんです。
つまり美澪さんはフリーの立場に立って漢探しの旅に出ようとしていて、もしそうであるならば漢どもの間で奪い合いが起こること間違いないと思えるのです。
かくして美澪さん、行き先も告げず言い争った直後に家を飛び出してしまいました。 ある地区へ向かうためです。
その地区というのは入谷村の者たちが買い物などに利用する里と比べ3割にも満たない人口を有する全く真反対の方向にある村なんです。 彼の地は里を流れる大川の上流に当たり里への物資を運ぶための一番川上にあるこの近辺では最大の集積地なんです。 その集積地こそが下薬研 (しもやげん) が所属する役場がある地区となっていました。
このような辺境の地に行かず素直に実家に帰れば良いものを美澪さん、それでは湧き起る性欲を宥めることにならないからでした。 彼女の脳裏にある漢が沢山棲んでいる地区と言えばここ以外思い当たらなかったのです。
つまるところ下薬研 (しもやげん) の人々は学校にしろ買い物や郵便局から役所の手続きに至るまでこの地を主に利用してたんです。
下薬研 (しもやげん) の人々はだから日常生活において頻繁にこの地を訪れました。 下薬研 (しもやげん) を流れる下馬見川をほんの少し遡り下薬研 (しもやげん) で最も奥まったところに立つ家の裏を上馬見川に向かって峠を越え上馬見川の河川敷に降り立ち川に沿って野田原 (のうだはら) 別れまで遡りそこから再び下馬見川の源流に向かって山越えに入り尾根道に沿って先へ先へと行けば大川の上流にあるこの集積地に至るんです。
もちろんほぼほぼ人が歩いて自然に出来てるとはいえ下薬研 (しもやげん) は入谷部落のように人口が多いわけではないので道普請など出来ようもなく彼の地とは比べようもないほどの獣道で自動車どころか自転車も大八車も通りません。
敏江さんの恋でも述べたようにこの辺りは岩盤の地で所により落石が頻繁に起こる逆落としのような急こう配の道もありますから馬でさえ乗っては通れません。
加納美澪さんは徒歩でこの峠を越え村に遊びに出かけたんです。 つい先日まで屋敷に住まっていたお姫様が敵軍に追われ山野を敗走するが如く有様なんです。
物資の集積地というのは如何に小さな集落であっても農奴を楽しませてくれる何かが存在します。 美澪さんが目標としていた場所とはそこでした。 GHQが売春禁止令をごり押しするまでこの地も一応複数個所で女を売っていて今でもその名残はあるんです。
何処でどうやって見つけて来たのか、或いは縁があったのか知りませんが下薬研 (しもやげん) の加納家に嫁いだ美澪さんの美しさは入谷村の下組 (しもぐん) の中 (なか) 家 長嶋史帆さんの比ではなく、敢えて比べるとすれば絶世の美女と謳われた上組 (かみぐん) の上野 (かみ) の晴世さんの2番目の娘である紀美子さんに勝るとも劣らない美しさなのです。
両者の差は紀美子さんはまだ初潮を迎えたばかりなのに比べ美澪さんは子を生した熟女と言うところでしょうか。 つまり紀美子さんはまだ性行為の気持ち良さなどまったくわからないに対し美澪さんは十分熟知しているどころか絶たれると狂う躰になってしまっていたんです。
そんな見目麗しき女性が突然玄関に立つ、たったそれだけのことなんですが女衒の家系に生まれでご紹介したような置き屋の女将であってみれば一目で女がどういう状態にあるか判別できます。
下手を踏んで官憲に尻尾を掴まれたりすれば傍迷惑な話しでしょうが、そこを上手くやりさえすればお宝が向こうから勝手に舞い込んだようなものです。 しかも女将ともなればその女が何処の誰だかひと目でわかります。
まずは逃げないよう うんと恩義を売ってその後夜ごとの旦那を探しました。
万物全てにおいて不思議なもので例えば戦で長期にわたり命を賭け野宿のような生活を送ってきた武将はひとたび城に帰り女を見ると狂ったように抱くと言います。
美澪さん、都会育ちの女性では到底独りで越すなど無理な獣道を欲情したからでしょうが駆け抜けここに至っています。 ということは既にして漢なら誰でも良いほど飢えていて、そこに牡を放り込んだりすれば狂ったように求めるのではないかと踏んだのです。
保護しもてなしてみてもまともにお礼のひとつも言えない女を見て女将はいよいよ確証を得たような気持ちになりました。
美澪さんにとって運の悪いことにこの日最初にこの木賃宿に泊ろうとした漢は上薬研 (かんやげん) の金兵衛さんような漢でした。
「美澪さんでしたね。 ちょっとこっちにいらっしゃい」
呼ばれて行ったところは美澪さんがここに到着し山越えの汗や汚れを流させてもらった湯殿でした。
「今夜のお客さん、ウチにとって上客の部類なんだよ」
はっきりと口には出さなかったものの女将は美澪さんにこの漢の湯浴みの相手をさせたんです。
その漢は目つきや風格からして上薬研 (かんやげん) の金兵衛さんそっくりでした。 口はもちろんのこと行動も乱暴で惚れぬいた莞爾さんとはまるで違うタイプなんです。
しかし女独りでこれからの世を乗り切ろうとするなら避けては通れないと覚悟を決め漢が湯船から上がってくるのを待ち構え着物の裾をからげ背中流しのために湯殿に入りました。
焼酎を飲みすぎ痩せこけてるとはいえ莞爾さんと違い鍛え上げた筋張った躰をしていました。 背中を流すと断っても当然という風な素振りで背中を向けてきたんです。 加納家で夫の莞爾さんにしてあげてるような流し方をしていると突然漢は桶に水を汲んで美澪さんにぶっかけてきました。
「なんだその生っちょろい洗い方は~」
そこからもう殴る蹴るでした。
全身お湯ではなく水浸しにされ泣きながら、でも逆らうとまたぶたれると思い力を込め背中を流しました。
「ふん、売女如きが~」
強かに打ちのめされ……その時になって脱衣室の戸が開き女将が手ぬぐいで前を隠し、しかし裸身のまま入って来られました。 美澪さんの不調法を叱るかと思えばそうではなく、かと言って漢をなじるかと言えばそうでもないんです。
「あとはウチに任せ下がってらっしゃい」
莞爾さん、たった一言こう言われ湯殿から追い出されたんです。
「なんだぁ~ あの女ぁ~ 恰好つけやがってぇ~」
「あらっ、じゃぁあんたはウチの方が好みとでも」
妖艶な微笑みを湛え女将は漢と向き合いました。 漢が美澪さんを売女如きと言うのもうなずけるほど女将は漢好きな身体つきをしていました。
美澪さんと入れ代わった女将は漢の躰を隅々まで洗い流しました。 とても閑散とした村の木賃宿の女将とは思えない慣れた手つきだったのです。
先に湯船に入った漢を追いかけるように女将さんもかけ湯をした後湯船の縁を跨ごうとして繁みの間からチラリとラビアを魅せ付けつつ湯船に入りました。
「それじゃなにかい? 今夜はあんたにあの女も加わって儂と3人でヤルッてことかい」
「そうじゃなく、あの手の女は嫌いかって聞いてるの」
乱交など趣味じゃないので、もしヤリたいならあの女を少々高くても買う気はないかと問う女将
「えらく御大層な言い方じゃないか。 えっ、あの女がどうかしたのか」
「あんた、いっぱしの女転がしを気取るんならあの女に気付いてもよさそうなもんなのにねえ」
湯船でしっぽりと見せかけておいて女将、さっさと自分だけ湯から上がり着替えに湯殿を出て行ってしまったんです。
「おいおい話しが違うじゃねえか。 儂はちゃんとカネ払った客だぞ」
「あんたがそう言うんなら今夜はとことんウチの酌で飲ませてあげるよ」
女将の酌でと聞いて喜び勇み湯浴みもそこそこに寝巻に着替える漢
(やれやれしようがないね~)
ため息交じりに女将さん、漢の部屋に焼酎とアテを持って向かいました。 この漢は焼酎を吞まないことにはアッチも役に立たないんです。
吞みながら始まったのは締め込みへの序章ではなく漢の数々過去の栄光についての自慢話しでした。 美澪さん、女将さんに言いつけられ隣の部屋で聞き耳を立て出番が来るのを待っていましたが聞こえてくるのは美澪さんの知らない話しばかりなんです。 肝心の締め込みの話しは何時まで経っても始まりません。
漢は呑むほどに酔うほどに饒舌になり滔々と自慢話しに花を咲かせ、とうとう明け方近くに寝入ってしまいました。 それもそのはずで女将さん、初手は焼酎をお湯割りしていたものをいつのまにやら割らずに吞ませていたんです。
目が覚めたら気も変わるだろうと美澪さん、寝ずに漢が忍んで来てくれるのを待ち受けましたが疲れから睡魔が襲い気が付いたときには漢は出立した後だったのです。 寝てる間にヤラれたようなそうでもないような・・・とにかく細部は解らないけれど下薬研 (しもやげん) を発ってからというもの指を使い過ぎて腫れぼったくなっていました。
「今起きたのかい? ご飯の用意はできてるからさっさと食べておしまい」
女将はそう言ってくれるものの待ちかねた漢は一度として肌に触れてくれたような気配がなく、いやそうでもないような・・・このままではタダメシ喰いになると気を病んでいると。
「どうしたんだい。 食べたくないのかい、それならそれでいいんだよ」
畳みかけるように言われ
「女将さん、昨夜はお休みになられたんですか」
もしや寝ずに朝ごはんの用意をと思ったからでした。 ところが・・・
「ああ・・・あのことかえ。 心配しなくても、あの漢はこういったやり口じゃなきゃ勃たないんだよ」
あっさりと漢の性癖について口にしてくれたんです。 ご相伴しながら着物の裾越しにチラリチラリと魅せてやる。 そうすると焼酎のお替りをと席を外している間に自分で処理してしまうという。
「ひょっとしてあんた、旦那が他の女と寝たことを怒ってるのかえ」
痛いところを突かれましたが応えないわけにはいきません。
「ええ・・・はい。 ・・・まっ・・そんなところです」
美澪さんはこれまであったことを小出し小出しに女将に話し始めました。
「そうだったのかい。 そりゃまあ御腹立ちはごもっともだと思うけどさ」
加納莞爾という漢は昨夜泊ったような漢と違って一本筋が通った立派な漢だと諭されたんです。
「ひょっとしてその女、アンタと違って・・・だろ?」
豊満でふしだら、自分の躰の手入れをしていないからアソコだって野生そのもの。 その味が堪らないと漢どもは言うんだと女将は美澪さんに言って聞かせました。
そんな漢とでもやりたくて堪らないんならここに置いてあげても良いと言ってもらったんですが美澪さん、このまま帰ると言い出したんです。 とても女将さんのような真似は出来そうになかったからです。
「そうだねぇ・・・ そう言うと思ったよ」
心なしか淋しそうな顔つきをされました。
他の漢が良く見えるのは幻想で、実際そんなに立派な漢は滅多にいやしないと諭され加納莞爾という漢を隠居 (えんきょ) の敏江さんに渡すのが惜しくなったんです。
「漢はさ、ヤッてしまえば女には直ぐ飽きるさ。 でも女は別だよ。 惚れたら一筋、だから浮気されたら腹も立つさ。 だって漢の本領は仕事だからね」
覗き見しながら大人のおもちゃを使ってみたんだろう? 具合はどうだったと聞かれ応えに窮しました。 何時になったら始まるんだろうと思ってるうちに莞爾さんが敏江さん相手に締め込みを行ってる情景が頭をよぎり目の前の女将さんと漢を重ね合わせ欲情してしまいオナッたからでした。
「そんなもんで良かったら持っていきなよ。 もし万が一また家出してご主人以外の漢をと思うならウチにいらっしゃい」
「女将さん・・・いつウチが莞爾の嫁と・・・」
「そりゃ入って来た瞬間に分かったさ。 あんたほどのべっぴんを嫁さんに出来る漢は加納莞爾以外ここいらではいないからねえ」
「あんたが気にしてくれた焼酎漢はあまりのべっぴんさんで腰が引けて、」 それであんな真似したんだと説明してくれたんです。
格好つけたようなことを真顔で言うけど決して初めての女を堕とす程棹が使える、肝の据わった漢などいないと説明してくれたんです。 女は時として自分で自分を慰めるしかないんだと教えてくれたんです。
仕事にとって邪魔でしかない漢の膿を抜いてあげるのが女房の役目と諭され、美澪さんは元気に木賃宿を後にし下薬研 (しもやげん) に元来た道を峠を越え向かいました。
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