長編官能小説 『クロス・ラヴ』 第38話 Shyrock作
ありさと浩一組がフィニッシュの態勢へと進んだ頃、球と俊介組も『座位』から『松葉くずし』へと体位を変えていた。 座位でのけぞったり逆にしがみ付いたりと大きなアクションを見せていた球は、秘所はもとより内股までがぐっしょり濡れていた。
ふたりは松葉が交差するように足をV字に開き肉棒を花弁に挿入した。
肉棒が反り返って膣壁と摩擦するので刺激は強くなる。
慣れたふたりであれば位置を少し調整するだけで、股間が突き出されて根元までの深い挿入が期待できるが、今のふたりにはそれはちょっと高望みかも知れない。
俊介「そう、もう少し右足を外へ出して」
球「こう?」
俊介「そうそう。じゃあ、入れるよ」
(ズリュン)
球「あぁ・・・」
決して深い挿入ではないが、ふたりの股間を交差させるシチュエーションは珍しく、球と俊介の興奮は半端なものではなかった。
男が身体を少し捻る姿となるため、真直ぐには膣道に入らない。
窮屈な状態での挿入であるがゆえに特定の箇所が強く擦れる。
その擦れた箇所が偶然性感帯であれば大儲けということになるが、いつもそう上手くいくと限らない。
(ヌチョヌッチョヌッチョ・・・)
球「にゃぁ~、あぁ~、何か変な気分・・・」
俊介「どう、気持ちいいかい?」
球「うん、うん、いい感じ・・・」
俊介は左手で球の長い右脚を抱え、更に奥の方へ突き進んでいく。
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