まりあ 19番ホール 第8話 Shyrock作
まりあの心を覆うベールがゆっくりと一枚ずつ剥がされていく。
「ああん……光一さん、大好き……」
「僕もだよ……」
「あぁ……嬉しい……」
唇に唇を這わせる音が静かな部屋に響きわたる。
「あぁ……あぁぁ……」
唇は首筋から耳たぶへと移行していく。
「あっ、そこは……」
まりあは意外な場所へのキスに思わず身体をのけぞらせてしまった。
それでも車本のキスは容赦なくつづく。
「あぁっ、あっ、だめっ……やぁ~ん……」
くすぐったいけれど、それでいてすごく感じるとても鋭敏な箇所、それが耳たぶ。
「いやぁ、やめてぇ~、本当にそこはダメなんですぅ~」
「そうなんだ。じゃあ、こっちに戻ろうかな?」
車本は再びまりあの唇を奪い、廻した手でうなじや背中を愛撫する。
時折、髪や首筋へも優しく触れる。
突然車本の指先がまりあの耳をふさぎ唇を重ねてきた。
するとキスの音が反響し、ひときわ官能的な気分を盛り上げていく。
まりあがふと気がついた時、ブラジャーのカップの上を車本の指がまさぐっていた。
弾力性を愉しむかのように、指にギュッと力がこもる。
まもなくブラジャーの下辺から指が忍び込み、直接肌をまさぐる。
「ああっ……」
ストラップがゆるみ、ブラジャーの下からお椀形の肉塊が顔を覗かせた。
テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト
淋しさを一時でも忘れるための求めあい 知佳作

その史帆さんとて今はもう親は亡く、伴侶であったご主人も亡くし天涯孤独の身、年齢こそ違えど淋しいには違いなかったのです。
しかも史帆さん、ひとりっ子に生まれさぞかしちやほやされたと思いきや親は本家という名に負け世間体を重んずるばかりで子育てには関心を寄せなかったのです。
生まれて初めて地元の人に本気で打擲され妙な気持が湧いてきたのは確かでした。 親が本気になって叱ってくれたとか褒めて教えてくれたことなかったからです。
末は良い婿を取って家を守ってくれたらそれでいい、農家の仕事なんか覚えなくていいと言われてきたからです。 生まれてこの方山間の孤立した集落に住み暮らしいながら自分のことを門外漢って感じてたからです。
こういった心境の変化はたとえプロとはいえ街でしか暮らしたことのないケアマネや介護士では推し量れないところがありました。
テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト
天にも昇る思い 知佳作
そんな中相変わらずひょうひょうとして各地に出向く人がいました。 竹谷 (たけだん) の爺様 貞三郎さんです。 晩秋となったその頃、あの入谷村と下薬研 (しもやげん) との境界付近の山中にキノコ狩りに出かけてたんです。
加納美澪さんも鬱々とした気分を少しでも晴らそうと裏山に散策に出かけていました。
殊に佳織さんの生きざまを魅せ付けられてからと言うもの女に芽生え始めご主人以外の漢を味わいたくてたまらなくなっていたんです。
どうにかして一味違うマ〇を咥えてみたいと願いつつ裏山を入谷方面に向かってうろついていて竹谷 (たけだん) の爺様と山中で出くわしてしまいました。
出くわしたと言えば聞こえは良いんですが、実はその時美澪さんもよおしてしまってしゃがんでいるところを爺様に見つかってしまったんです。
入谷村の中でも竹谷 (たけだん) の貞三郎さんほど歩行速度が秀逸な方はいません。
テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト
人妻の慈愛が童貞くんに向かって炸裂 知佳作
それも締め込みを行ってあげたにもかかわらず反省の弁を口にした史帆さんにご夫婦はこれまでにも増し、一層の信頼を寄せるようになっていったのです。
親御さんとしては何時かは必ず潜り抜けなければならない童貞喪失を、このような形で史帆さんが手助けしお相手してくれたことで被害者に弁済の必要性がなく、息子さんにしても史帆さんに感謝しているようなそぶりを見せたことから感謝こそすれ恨む気持ちなど微塵も沸き起こらなかったようなんです。
史帆さんもだからこの件に関し深く追及しませんでした。
中盤以降は息子さんを終始リードしつつも実際のことろ最終的には史帆さんこそ逝かされ十分楽しんだ末の締め込みでありどちらかと言えば息子さんに感謝しており、ご両親の留守を狙い童貞を奪いに来たなどと言い出さなかったことで事なきを得ていたことを紙一重であったのではなかろうかと反省していたんです。
テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト
炭焼き小屋での炊事 知佳作
確かに原釜 (はらがま) の台所とは比較のしようもないほどみすぼらしいんですが、それでも珠子さんなどは原釜 (はらがま) と同程度の料理を炭焼き小屋に近いような粗末な台所で作って出したものでした。 良い妻になるためには何時の時代も無い中でどれだけ工夫をしたかに尽きると思えるのです。
それにもうひとつ、義道さんは食材は田畑で育てているものの台所にまでしゃしゃり出てああだこうだと動き回ったりしない人でした。 その点寛治さんは表面上そう見えて結構マメな方だったんです。
ふたりとも炭焼き小屋で寝泊まりしながら煮炊きするわけではなく、あくまでも安達家の食事を逢瀬の時間を取りたいがため作るだけのことなのでそれで良かったんだと思います。
かくして肉魚は寛治さんが、それ以外の食材はあるものを持ち寄って作り昼はそれで間に合わせ、残ったものは珠子さんに持ち帰らせることで寛治さんは安達家を支えようとしたんです。
テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト