男と女の関係と言おうか欲求にシタクテ居ても立っても居られないというのがある。
綾子さんはちょうど今がその時でした。綺麗に着飾って街を闊歩するのは良いけれど、肝心の釣果が上がらない限りイタシタクてもヒトトキは望めないと思い始めていたんです。
見た目にも何処か愁いを含んだ高貴なお宅の奥様と思われるにつけ外部の一般市民が手伝えるとすれば背中を一押ししてあげることぐらいじゃないでしょうか。
綾子さんにとってのその一押しなんですが、久美たちは動画を鑑賞させてあげ、更に周囲の同じような境遇にある女どもの体験談を聞かせてあげ、そしてこういった性欲処理のための出逢い系とはそも何ぞやの説明を初心者向けの段階から懇切丁寧に説明してあげました。
彼女にとって今のような居ても立っても居られない状態を理想の形で脱却するとしたら何が良いか時間が許す限り臭わせてあげた中から選ばせようとしたんです。
久美たちは綾子さんに実際に眠れなくなるほど狂おしい日々を送らせ、見栄が欲望に負け恥も外聞もなくお願いして来る。その日を今か今かと待ちました。
人の気も知らないでその間も綾子さんはせっせと街に出かけ以前と同じようなことを繰り返していたんです。
ただ違うのは、以前は集金がてら街に繰り出しておられたものをこの頃から 「集金に・・・」 と言い残し、そのハメてもらいたい?目的のため一直線に目的の場所に出かけておられたんです。
こうした状態にある綾子さんは (自分でコッソリ探そうと決めた綾子さんは) 知り合いを見つけても気恥ずかしいのか素知らぬ顔で通り過ぎてました。
最初はイキイキと喫茶のマスターなどに話しかけておられたはずなんですが、何度物欲しそうな視線を送ってあげてもコトが自分の思い通りに運ばないと見るや次第に険しい顔に変わっていったんです。
綾子さん、最初にお話ししたように男勝りの大柄 (身長170cm以上 ガッチリ体形) そんな女性に睨まれて恋を語ろうなんて気は恐らく誰も起きないと思います。
何かもっとスケベを感じさせないスタイリッシュな格好に変えたらと、ある男の人が提案してみたそうなんですが 「余計なお世話よ!」 と睨み返されたんですって。
そう、女性には服装にしてもその人なりの思い入れがあり、もちろん恋愛 いやヒトトキだってその人なりの憧れがありその点男の人が考えていることとまるっきり違うんです。
彼女の場合、お城に幽閉されたシンデレラの如く振舞い、そこに現れた王子と恋を成就させその流れでハメてもらいたい旨の夢がありそうでした。
というのも、久美も今では衣服や靴、その他もろもろを選んであげる大切な役割がありましたから真っ先に酷評に挙げられる衣服に関しては普通の服に代えて欲しかったんです。
ところが言えば言うほど頑なにその手の服ばかり揃えるようになっていったんです。
ヒラヒラなドレスなんてものを扱ってる店はそうざらにあるものではありません。
何時しか彼女は本に出ていた衣服を通信販売で買うんじゃなく、市内にあるその店に出向いてお取り寄せし身に付けるようになりました。
従って恋の相談もその店を、久美から見ればウラ社会のソレを頼るようになっていったんです。
久美は焦りました。少なくとも綾子さんにはウリにかまけてハメをやってほしくなかったからです。
その店は綾子さんのご主人が内装を手掛ける会社の社長と知って、しかも奥さんを手なずけたからと吹っ掛けるようになったんです。
久美も綾子さんの相談に乗るうち何時しか社長と知り合いになり奥さんの乱脈ぶりを聞かされていましたから、何とかして奥さんと店との関係を断ち切ろうとしたんです。
手段はひとつ、
これまで自分では使ったことのない出逢い系に登録し、男と直接交渉することにしました。
綾子さんの許可は得ていませんでしたので、登録は自撮りを使いました。
網に引っかかったオトコ
綾子さんのことを想ってではなく、ご主人の立場を慮ってお相手選びに気を配りました。
- 出来る限り遠方の人を選ぶ
- 綾子さんの体形に見合った男性を選ぶ
- 主義 (不倫 野性味 コス・シンデレラ) を理解してくれる人を選ぶ
- 割り切りを理解してくれる人を選ぶ
逃避行の女の美紀さんに相手探しには苦労させられたと聞かされてましたが、実際やってみてこんな割に合わないことをよくやりるよなと思えるほどでした。
男性にとってお誘いの段階では格安に思えるんですが、いざご紹介となると途端に値段がつり上がり、しかもサクラ続きでなのか ”ロハ 不貞” などの言葉を散らしてあげても信じてもらえないんです。
やっと見つかったのは登録してから一週間も過ぎた頃でした。
この時久美はつくづくこの出逢い系などと言う代物は間尺に合わないと感じたそうです。
なぜならば、女性の発情期などと言うモノはいわば旬があって発情が始まって ”居ても立っても居られ・・・” ないからこそ懇願に至るのであって、そのまま一週間も放置すれば諦めや怒りも手伝って鎮静化してしまうからです。
それでも初めて顔を合わせた者同士、婚礼の夜キッチリと決めるが如く男女の閨と言うモノは異性が欲しく悩乱するからこそ成就できるもので魅せ合いすれば成就できると信じていました。
そうなってしまったら男性も女性も相手は誰でも良いからイタサナイことには治まりはつきかねると思えたからです。
無駄な時間だけが過ぎたように思えたんですがハッキリ言ってそれだけがこの件では救いでした。
この時引っかかった男は最初から疑ってかかってましたね。
説得を電話ですればよかったんですが個人情報を流したくなかったのでネット上でやる方式をとったため余計にです。
丸2日がかりで説得し、ようやく重い腰を上げてくれ、おおよそ2時間の道のりを車で来させました。
この2時間かけてというくだりで綾子さんの気持ちがまた動いてくれたんです。
こうまでして来させたんですが、上述したように綾子さんは何度説得してもヒラヒラの服で行くと決めていたからには絶対これで通すと言ってきかず、しかも彼女の欲望は明らかな下降線に入っており、男勝りの出で立ちとツンデレが災いしてか出逢った瞬間から火花が散ったようで、男は目的を果たせずして街から去っていきました。
ただひとつ出逢わせて良かったと思えたのは、延々2時間も車を走らせ綾子さんの住む街に来させたことではないでしょうか。
オトコたるもの発情した牝がアソコを広げて屹立を待てくれてると想像しただけでいきり立ちます。
そんな状態なのに如何にも平静を装い逢いに来てくれたのですからアソコはギンギンでしたでしょう。
出逢ってすぐに男の車に乗せられ (呆れたことに綾子さんは自分の車で駆け付けていた) 、出逢ったからには真っ先に飛び込むべく綾子さんにラブホの方向を聞いたものですからそこからして言い争いになったそうです。
淡い恋愛をと心待ちにしていた綾子さんに、取り敢えずハメながら考えたらいいじゃないかと説教がましく言い張るオトコ。
綾子さんも相手を怒らせないようにとラブホの場所は教えたそうなんですが、入り口近くになって恐怖から拒否が始まり車の中で言い争った挙句ビンタをくらわされたそうなんです。(ここらあたりは綾子さんの事後報告によります)
男は目的を果たせずして帰りましたが、綾子さんはと言うと・・・ ここいらからなんだか変になっちゃいました。
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