長編官能小説 『クロス・ラヴ』 第40話 Shyrock作
膣の最奥部には神秘の宮殿、子を宿す宮が存在する。
その少し手前には『ポルチオ』と呼ばれる女性最大の性感帯がある。
女性の性感帯の中ではクリトリスと双璧といわれているが、クリトリスとは違い外から目視できないためその存在が分かりづらい。
中にはその存在すら知らない男性もいるし、セックス時忘れられている場合も多々ある。
見えないため無視されたとしても不思議ではない箇所なのである。
専用バイブレーターを使用する方法はさておき、『ポルチオ』を目覚めさせるには、先ず深く挿入できる体位で絡むことが不可欠だ。
深く挿入した後、あるポイントを擦ると女性は泣きたくなるほど気持ちが良いのだ。
『ポルチオ』攻めは肉棒以外でも可能だ。
『ポルチオ』を刺激するには2本または3本の指をできるだけ奥まで入れ、指の先で女性のお腹の方向に突き上げれば良い。
コツはポイントを刺激するのではなく、子宮全体を揺らすようにすると効果的だ。
恥骨部分にあてた親指と、挿入している中指薬指とを挟むようにし、かきまぜるように揺さぶるのが秘訣なのだ。
(ズン!)
俊介は肉棒挿入で球の最奥部を攻めた。
攻めると言っても通常の縦ピストンではポルチオを目覚めさせることは困難なので、最奥部に触れた瞬間、俊介は先端を激しくスイングさせた。
(クリュンクリュンクリュン!)
球「ひゃあ~~~!なんなの!?この猛烈な感動は~~~!?」
俊介は球の問いかけには答えず、ひたすら腰をグルグルと回転させた。
(クリュンクリュンクリュン!クリュンクリュンクリュン!)
球「うおぉ~~~!すごいわ~~~!わ、わたし、どうしよう!?あっ、あっ、あっ、どうしよう!?」
(クリュンクリュンクリュン!クリュンクリュンクリュン!)
球「あうっ、くっ、ううっ!あっ、いやっ、あぁ、だめっ!イ、イク・・・イッチャいそう!」
(クリュンクリュンクリュン!クリュンクリュンクリュン!)
俊介の肩に廻した腕に力がこもる。
凄まじい力で俊介にすがりつく。
球「ああっ、ああっ!!イク、イク、イッチャうよ~~~~~~~~~!!!!!」
球は無意識のうちに爪を立てた。
俊介「いてっ!」
球「イクぅ~~~~~~~~~~~!!!!!」
絶頂に達した球は俊介の下で身体を痙攣させて悶えた。
もしもこの光景を浩一が目撃していたら、恐らく激しい嫉妬に燃え狂ったであろう。
公然浮気なのだからお互いが認め合わなければならないのだが、頭では理解できても感情というものはそうたやすくいかないものだ。
それでも自分の彼氏、彼女にはできるだけ気を入れて欲しくない、と言うのが彼らの一致した本音であった。
簡単にいえば自分以上に燃えないで欲しいのだ。
そんな自己中心的ともいえる思考が4人の脳裏には渦巻いていた。
ところがそれは冷静なときの思いであって、絶頂に達するときには全く眼中になかった。
およそ『性』とは人間の理性を吹き飛ばしてしまうほど猛烈なものなのかも知れない。
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