長編官能小説 『クロス・ラヴ』 第38話 Shyrock作
ありさと浩一組がフィニッシュの態勢へと進んだ頃、球と俊介組も『座位』から『松葉くずし』へと体位を変えていた。 座位でのけぞったり逆にしがみ付いたりと大きなアクションを見せていた球は、秘所はもとより内股までがぐっしょり濡れていた。
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夫婦円満の秘訣 知佳作
人妻がそうであるように亭主もまた相手が違えば当分の間秘密の恋愛に没頭しちゃいます。 今回莞爾さんは媚薬が縁で中 (なか) の史帆さんにぞっこんとなってしまいました。
史帆さんはどちらかと言えば童貞キラーのはず。 しかしよく読んでいた方はお分かりのように彼女もまた年齢に関係なく張りのあるカリ首に弱かったんです。
莞爾さんが史帆さんに入り浸りになると妻である美澪さんもその期間自由に振舞っていい訳で、またぞろ竹谷 (たけだん) の爺様や野田原 (のうだはら) の義道さんにうつつを抜かすことになります。
下薬研 (しもやげん) で製造したまやかしものの媚薬と違い史帆さんが持ち込んだものはコト女性にはよく効きました。
美澪さん、莞爾さんが史帆さんに入れあげてはいるものの舐め上げまでは許してもらえてもなかなか締め込みとはいかなく、従って溜まってくると場所と時間に関係なく求められるものですから婚外恋愛したいもののオ〇ンコをなかなか空けてもらえないんです。
飢えてしまった男と言うものはワンパターン、今日もキッチンで美澪さんは責められていました。
未亡人の史帆さんに心を寄せているものですから妻にハメさせて欲しいなどと口走るのはバツが悪いんでしょう。
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長編官能小説 『クロス・ラヴ』 第36話 Shyrock作
盛り上がってきたところで声を掛けられた俊介はいささか水を差された面持ちだった。
俊介「はぁはぁはぁ・・・な、なに?今いいところなのに」
球は悪戯っぽく微笑みながら尋ねた。
球「そんなに気持ちいいの?」
俊介「はぁはぁはぁ・・・もちろんいいけど・・・どうして?」
球「じゃあ、ありさと比べてどっちがいいの?」
俊介「そんなこと・・・」
球「ねえ、どっちなの?」
俊介「どうしてそんな意地悪な質問をするの?ふたりともいいよ」
球「うふ、『ありさ』だっていわないのね?」
俊介「もちろんありさはすごくいいよ。でも球だって負けないぐらいいいってこと」
球「にゃっ、そうなの?嬉しいな~」
俊介「おしゃべりしてないで、せっかくの機会なんだからもっと楽しもうよ」
球「あ、そうね。ごめんね」
『座位』は向かい合せで行為に至るため、お互いが真正面で顔を合わせることになる。
そのため会話も容易にできるのだが、行為中のおしゃべりは必要最小限にとどめるのがマナーというものだ。
第一おしゃべりが過ぎると気が削がれてしまうこともある。
甘い言葉を交し合うのは性感アップに繋がるが、相応しくない会話だと男は萎え、女は乾いてしまう場合があるので、余計なおしゃべりは控えるべきであろう。
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心が通じ合った瞬間 知佳作
加納家が他家と違う点は礼儀です。 夫婦性活であっても恰好つけたがりの莞爾さんはいつぞやの猪騒ぎの朝のように相手の気持ちを確かめずしてハメたりしません。
これまで数々の女性と関係を持った経験上、男が自分勝手に欲しいからとのしかかったりすれば必ず後でしっぺ返しにあうからそのようなやり方をしてるんでしょう。
ハメたい時は美澪さんの長話しに付き合いとことん語らせて安心させておいてその間に距離を詰めクンニに持っていくのです。
そうやって近距離で真正面から向き合うことが出来た時に初めて美澪さんの衣服なり化粧なりを褒め、その流れで触らせてもらい…と徐々にそちらの方面に持って行き愛撫に入るのが彼のやり方のようなのです。
美澪さんもご主人の手法は心得たもので先だってのように何もすることがなく、しかも体調が良ければ「来た来た」とばかりにこれを受け入れてました。
ブラを外されるにしても更にその先に進むにしても野田原 (のうだはら) の義道さんとヤリたいけどどうしてもアポがとれない時などは仕方ないからソレと怪しまれないよう莞爾さんの要求に合わせて妄想していたのです。
美澪さんは気がそぞろで気づかなかったかもしれませんが莞爾さん、疑念から顔を朱に染めつつクリを責めておられ、美澪さんも他人棒を想い出し潤ませていたのです。
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長編官能小説 『クロス・ラヴ』 第35話 Shyrock作
球「おちんちん・・・ぃやん~・・・」
俊介「ふふふ、浩一じゃなく“オレ”のが欲しいんだね?」
球「そんないじわるなことをいわなくても・・・」
現在俊介と行なっている行為はありさとともに予め計画したイベントではあるが、やはり浩一には多少引け目がある。
だから行為中に浩一の名前を出されるのは些か辛いものがあるのだ。
球は何気にありさと浩一の方を見た。
暗闇の中でふたつのシルエットがうごめいている。
はっきりは分からないが気配から察して上にいるのは浩一のようだ。
浩一が動くたびにありさの切ない声が漏れ、球の耳へも届いた。
球(ありさったらあんなによがって・・・やだなぁ~・・・)
俊介「球、どうしたの?もうここまで来てしまったらやつらに負けないぐらいオレ達もがんばろうよ」
最初は戸惑っていた俊介だったが、今はすっかり開き直っている。
ダルメシアン柄はすでに腰から下ろされたが太股で止まっている。
パンティを完全に取り去ってしまう浩一とは違って、俊介の場合は太股に残しておくのが好みなのかも知れない。
俊介「こっちにおいで」
俊介がソファに座った状態で球を呼び寄せた。
膝の上に座れというのだ。
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