私は惠を抱きしめながら達成感だけではなく至高の歓びに包まれていました。
あまりの心地よさから眠気が私を襲いました。
人は性的に満たされると精神的に安定し、ストレスからも解放され、深い睡眠に落ちていくと言われています。
ところが直ぐに惠が唇を重ねてきたため、私は突然やってきた睡魔から元の世界へと引き戻されました。
私は何気に壁の掛け時計にふと目が行きました。
暗くてはっきりとは確認できたわけではありませんが、どうやら針は午後10時を差しているようでした。
ふたりともたっぷり汗をかいていたので、惠を誘って
風呂に入ろうと思いました。
「汗を流しに行こうか?」
「そうどすなぁ、汗ごっつぅかいたし、お
風呂入りまひょか?」
「あ、そうそう。大浴場に行かなくても、内
風呂があったんだ」
「へぇ?そうどしたか?いっこも気ぃつかへんかったわぁ。おほほほ……」
「実は僕も大浴場から帰ってきてから気がついたんだよ」
「ふたりとものんきどすなぁ。おほほほほ……」
「まったくだ。ははははは~」
その時、ふたりとも裸でしたが、内
風呂なので着衣など必要ありません。
それでも惠は身体にバスタオル巻きつけおもむろに
風呂場へと向かいました。
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