爺様に仕込まれた露出癖 竜彦に見えるよう、男に与えていたピンクの、未だ閉じぬラビアを見せつける。
観てもらえることで、逆に燃える女だっている。
「オーナーが和子を囲うにしても、あのマンションで、あれほどの贅沢をさせるほど・・・」
出せるはずもなかった。
とすれば、
「和子が何らかの方法で稼いでいるに違いない」
最初こそ、スキャンダルの元凶が稼ぎの源と決めつけていた。
だが、それではつじつまが合わなかった。
竜彦が強請ったお金を全額使って遊びまわっている以上、和子にお金が回るはずもなかった。
「ということは、俺に知られたくない強請のネタが他にもある」
違う意味で、和子のマンションを見張り、人の出入りを監視してみるのも面白いと思った。
考えがまとまると、車に戻った竜彦は、全裸のまま座席に横たわる女に、
「今度オーナーに呼ばれているのは、何時だい?」
「どうしてそんなこと聴くの?オーナーに抱かれるあたしのこと、妬いてるの?」
「一度抱いた女を他の男に手渡す。そんな情けない男になりさがる気持ちにゃなれなくてね」
「そう、聴いてどうしようっていうのさ」
「その男をギャフンといわせてやりたいのさ」
情熱を込めて見つめる竜彦に女は、
「招かれたら、連絡入れるわ。それならいいでしょ?」
「ああ、頼むよ。用件はその時までに考えておく」
それで別れた。
竜彦の情熱をたっぷり体内に注ぎ込まれた女は、次に出会う約束を取り付けると、足取りも軽く帰って行った。
営業をしていた頃は、その整った風貌で女たちを散々泣かせた竜彦だった。
たまたま和子と出会い、すっかり尻に敷かれ生活が板についていたものの、もとをただせばホストみたいな性格。
一度寝ただけというのに、その気になって仕込むと、女はすっかり竜彦に夢中になって、男の言いつけを聞いたうえで帰って行った。
〈さてと、どうやってあの女に和子の部屋を見張らせよう・・・」
マンションのエレベーターの昇降口や、和子が住む部屋の廊下で見張りでもしたら、それだけでたちまち怪しまれる。
〈問題はどうやって調べるか・・・だな〉
それを確率しないうちに、和子が何をやってるか調べさせるのは神風特攻と同じ程度に無謀、
〈どうやって近づくか・・・〉
一刻でも早く和子の元に駆けつけ、開いて汚された場所をきれいに清めたかった。
それができないことに苛立ち、気が付けば股間は先走りで濡らす日が続いた。
和子が残して行ってくれた衣服の残り香を嗅ぎながら、右手を使う日が続いた。
それなのに、あれほど仕込んでおいた女から連絡は、待てど暮らせど来なかった。
〈自分で乗り込むしかないか・・・〉
本業の強請みたいな真似を、我慢が限界にきて始めた。
とは言っても、真っ向からマンションに忍び込むわけにもいかない。
そこまで考えたが、どうにも妙案が浮かばなかった。
陽はとっぷりと暮れていた。
見上げるマンションの、和子がおそらく住んでいるだろう部屋のベランダから、そこだけ薄明かりが漏れている。
〈あのやろう。この時間にもう男を咥え込んでいやがる・・・〉
一か八かで、竜彦はエレベーターを使い、目的の階のひとつ下で降りると和子の電話を鳴らした。
ゆうに10回以上鳴らすと、やっと電話を取った。
「もしもし、どなた?」
上気した時に発する、独特の声が電話口で聞こえた瞬間、切った。
急いで階段を駆け上がり、和子の部屋から誰かが出てくるのを待った。
待つこと5分、あたりを睥睨しオーナーが顔をだし、そのまま急ぎ足でエレベーターの中に消えた。
それから15分程度時間をつぶして和子へ再び電話を入れた。
「もしもし、寝てると思ったけど、今そちらに向かってるんだ。部屋に入れてもらっていいかな?」
「えっ、部屋に来るの?なにかあったの?」
微かに電話口で物音が聞こえたが、それは聞かないでおいた。
次に部屋から出てきたのは、すらりと背に高い女だった。
女がエレベーターに消えるのを待って、竜彦は和子の部屋のベルを押した。
ドアが開くと、身をひるがえすように竜彦は部屋にとおった。
「なんだ、寝てたのかと思ったら、誰か客がいたみたいだな」
一瞬のためらいがあった。
まさかに備えてベランダの窓は僅かに開けてあるが、部屋に漂う高級な芳香剤の匂いに混じって、男女の匂いが、未だ残っていた。
「あの人たちが帰るのを見てて押しかけたのね。下手な芝居しなくてもいいわよ。その通りなんだから」
「なるほどな・・・つまり先ほどまで、あの男と寝たってことなんだ」
否定しようにも、奥にあるベッドの上は、その痕跡で満ちていた。
慌ててシャワーを浴びるまではなんとかなったが、ベッドメーキングするほど猶予を与えなかったのが良かった。
「それでどうしたいの?わたしとの関係を突き付けて彼を強請るつもり?」
鼻先でせせら笑っている。
「強請れないとでも、いうのか?」
「どうぞ、ご随意に」
隠しておいても仕方兄でしょうと言わんばかりに、身体にまとっていたナイト・ローブをハラリと床に落とした。
情交の興奮が冷めやらぬ身体は、乳首がツンと上を向き、首筋や微妙な膨らみには生々しいキスの痕が残り、こじ開けられ、乱暴に扱われたピンクのラビアは閉じきっていなかった。
「これが欲しかったんじゃなくて?」
ソファーに不器用に座り、竜彦に見えるよう、男に与えていたピンクの、未だ閉じぬラビアを見せつける。
竜彦が目をそらすと、
気を紛らすかのように、テーブルに置いてあった半分飲みかけのワインをグラスに注ぎ、
「あなたも、いかが?」
妖しげに差し出してきた。
「間に合ってる」
とても かつて同棲し、食事や洗濯を甲斐甲斐しく行い、強請りの情報を流してくれていた女の態度とは思えなかった。
昇天させてくれた男との情交を中断させられた恨みと、裏切られて憎しみが、その肢体に見て取れた。
「邪魔したな、ありがとよ。それだけ聞けば、十分だ」
踵を返すと、竜彦は元来た方法で階下に去った。
男から和子を寝取りたい嫉妬心で、全身が震えていた。
にもかかわらず、下半身は、その厭らしさに萎えたままだった。
それを知られたくなくて、急いで部屋を去った。
最初の数階を階段で降りたのは、あくまで和子を欺くためだった。
階下に部屋を用意し、そこから見張られている。
そう思わせたかった。
〈やつのことだ、エレベーターの動きを追い、出ていく姿を向く激したら部屋に帰るつもりだろう・・・〉
和子の住む部屋から見えない出口を使って、竜彦は数時間後、マンションを後にした。
目指すは出てきた女の追尾だった。
その女が、どんな目的で部屋に潜んでいたのか、それを知ることが強請の第一歩だった。
こういったことにかけて、強請のプロを自負する竜彦に抜かりはない。
女の姿を映した画像を引き伸ばし、翌日から目星を付けた隣町から密かに聞き込みを開始した。
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tag : ピンクラビア見せつける厭らしさに萎えたまま
爺様に仕込まれた露出癖 女はオーナーに弄ばれてから竜彦の元へ来ていた
腋に投げ出していた女のスマホが鳴った。
竜彦の知らない人物の名前がそこにあった。
そると、あれほど逝かせたはずの女が、
「ごめん、取ってくれない?」と
竜彦は慌てて挿し込んでいたものを引き抜こうとすると、女はギューッと締め付け抜かせまいとしてきた。
絡み合ったままの恰好で、竜彦は精一杯手を伸ばし、スマホを女に、
「・・・はい○○です。ごめんなさい、手が離せなくて・・はい、そうですか。わかりました」
とても逝っていたと思えないほど、ハキハキと受け答えしている。
〈これが電話をかけながらってやつか・・・〉
竜彦は女の期待に応えるように、肉襞の奥のペニスを蠢かした。
「何をしてたかって・・・彼とセックスしてる途中なの。ごめんなさいね・・・ああ・・そこ」
女は続きをせがむべく、腰をくねらせた。
竜彦は電話の向こうの相手に挑むような気持ちで腰を振りたてた。
渾身の力を込めて、子宮の奥をズーンッと突いてやった。
その態勢のまま、腰をグリグリと押し付けると、恥骨に向かって微妙な盛り上がりが一層せり上がり、タッチしてくるのがわかった。
「うっ、ああっ・・・気持ちよくなってきちゃった・・・あっ、あンンン、うっ・・・」
女は完全に出来上がっているのに、この場に至っても電話を切ろうとしない。
どうやら、ふたり同時に相手をしながら楽しんでいるようだった。
〈ちくしょう!襲ったのは俺の方なんだぞ・・・男を馬鹿にしやがって〉
腹立ちまぎれに竜彦はペニスを引き抜こうとした。
が、次の瞬間、女の襞がさらに強く竜彦のモノを締め付けてきた。
吸いこもうとするかのように、微妙に蠢き始めた。
「アッ、ああっ・・・切るわ、もうダメ・・・」
かすれ声でここまで言うと、電話を切ったそのままの姿勢で、大きくのけぞった。
女の襞のザワザワとした蠢きは一層強烈になり、竜彦はもう限界を感じ始めていた。
電話を切った瞬間から、女はオルガスムスに達し始めていた。
スマホを持ったまま、座席の上で大きくのけぞり、硬直したように動かない。
女の肌は朱に染まり、全身に汗が噴き出していている。
〈なんて女たちだ・・・〉
まだヒクついている女のソコから、既に委縮し始めているペニスを引き抜きながら、竜彦はつぶやいた。
「まるで、和子たち 女のやっていることは今朝のニュースと同じじゃないか」
既婚の女性警官、教祖級の人物に不妊相談。
教祖級の人物の教えに従ってペニスを受け入れ、子宮に胤を送り込まれるが、教祖側はその様子を撮影しネットに流していた。
相談に当たっては、既婚警官の同僚の女性が件の人物に、それと知っていて斡旋。
伝統的な信仰療法を用いる件の人物は、他にも複数の女性に対し、同様の姦通を行っていた。
驚くのは、同僚の女性警官が絡み合う様子を、自己の欲望の赴くままに撮影し、ネットに流したこと。
欲望はエスカレートし、所内の男性も交え、既婚の女性警官に胤を注がせ、これを撮影し、愉しんでいた。
そのやり方は、教祖級の人物との姦通を動画撮影、それをネタに脅し”複数の男性”と性行為を強要というもの。
既婚警官は、姦通の絡みの刺激の強さに”普通ではなかった”と、心ならずも逝ってしまい、熱烈に挿し込もうとする他人棒の虜になってしまっていたことを認めている。
女を車に残し、竜彦は車の外に出た。
物陰で蠢くものがいた。
いつの間に覗きに来ていたのか、一組のカップルが怯えたような顔をして物陰から飛び出し逃げて行った。
「あのアマ、覗き見されていることを知ったうえで楽しんでいやがったのか・・・」
電話の主が例のオーナーということは、竜彦が微妙な部分を刺激したから簡単に逝ったわけではないことはわかった。
女はここで竜彦に抱かれる前に、オーナーから散々微妙な膨らみを甚振られ、我慢できなくなったところで竜彦に抱かれに来た。
抜き差しならないところまで追い込んだのが教祖、つまりオーナーなら、種馬は同僚の男性警官、つまり竜彦ということになる。
和子の元へ駆けつけ、確かめるまでもなかった。
女はここに駆けつけるまでに、既に男ならだれでもいい状態にまで追い込まれ、来ていた。
だからこそ、覗き見されていることが、姦通の罪という刺激と相まって燃えたと思われた。
「まさか・・・・今覗き見していた奴ら、俺たちを動画に撮っていたんじゃあるまいな」
有り得ないことではない。
これまでの人生で、何があったかは知らないが、あの和子なら、金と欲望のため姦通を写す、これぐらいのことは朝飯前でやるだろう。
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爺様に仕込まれた露出癖 和子の姦通を脳裏に
婚外で肉体関係を結ぶことに対するもの。
これから言えば和子はそれに当てはまらないかもしれない。
それでも竜彦からすれば、女と見れば見境なく肉体関係を結ぼうとする男の舌偽に、和子が酔いしれているという事実こそ、姦通。
その仕返しのつもりで、出会ったばかりの女を組み敷いていた。
口に含んだソレが、固く膨らんできているのがはっきりわかる。
同時に、花唇全体が潤み始め、繁みに潜ませた香水の香りと、女特有の匂いが入り混じり、オスの本能を煽った。
竜彦の下半身んが、嗅ぎつけた匂いに盛り上がる。
幸いにして女のソコは露わになっている。
だが、竜彦は未だ下半身に衣服を纏わせたままだった。
組み敷く女が、あの日男の元を逃げ出していたとなると、残るは和子のみ、
「ひょっとすると・・・」
そう考えただけでズボンの中が窮屈になった。
竜彦は、一旦花唇から顔を上げると、ズボンのファスナーを下ろそうとした。
「まだダメよ」
甘酸っぱいが、凛とした声が響いた。
たかが拾った女、ここまでくれば勢いで挿し込めると思った。
それが、この一言で竜彦の気持ちは変わった。
〈あのオーナーが舌戯の達人だと?ふざけるな、それならどうして拾って養ってやった俺に舐めさせず、金持ちというだけでオーナーに舐めさせるんだ・・・〉
さっきこの女が口走った、和子とオーナーの熱い関係のなんたるかをにおわせるような発言に、猛然と凌辱意欲が増した。
引き留めれれば、尚更引き下がれない。
ズボンをトランクスごと脱ぐと、まるでプロレスの股裂きの技でもかけるがごとく、女の両脚を持ち上げ、太腿を割った。
「あん、待って・・・」
媚びる女を無視して、いきり勃つものを花唇に押し付け、その先端で先ほどまで嬲っていた微妙な膨らみにグリグリと押し付け弄った。
「ううっ・・・うっ、うン・・・あああ・・・」
女は眉間にしわを寄せながら、喘ぎ声を洩らしている。
竜彦は持ち上げていた女の両脚を肩で担ぐようにすると、ペニスをそのままゆっくりと下方にずらし、襞のワレメに一気に押し込んでいた。
「ああっ、あうううっ・・・」
竜彦の先端が子宮を突き上げると同時に、女は猫が絞殺されるような声を上げ、大きくのけぞった。
出だしは小生意気な口をきいた。 が、 たったこれだけのことで逝った。
逝かされたことで女の襞が竜彦のモノを離すまいとするかのように、キューッと締め上げてきている。
それも肉胴全体を締めるのではなく、入り口付近と中心部の2ヶ所が交互に締まる感じで、更に先端が入っている奥の方は、まるで別の生き物がいてヒクヒクと蠢くような感覚を伝えてきている。
前戯と言っても、たかだか微妙な膨らみの脇を数分程度舐めてやっただけなのに、女の身体は十分すぎるほど昂まっていたようだ。
〈ちきしょう!!何故だ・・・〉
この女も、オーナーの手にかかったらしいと踏んで、和子のことが脳裏に過り、嫉妬に狂って挑んだだけだった。
組み敷く女の、
「まだよ・・・」という、
言葉を無視して前戯にほとんど時間をかけずに突っ込んだ。
その程度で簡単に逝ってしまう。
〈和子は俺のスケだ!〉
心の中で叫んでみた。
「あああン・・・もっと奥・・・突いて・・・」
ふいに、腰をくねらせながら、女がねだった。
腰がくねった瞬間、襞の締め付けが緩くなり、かわりにまるで温泉でも湧きだしたかのように、襞全体に愛液が溢れ出してきて、ペニスをやさしく包み込んだ。
〈うううっ、これは・・たまらん〉
頭の中が痺れてきそうになった。
「なぇ~・・・早くゥ~・・・ああっ、・・・あああン」
切ない声を洩らしながら、女は腰をせり上げる。
竜彦は、肩で担いでいた女の脚を一旦降ろし、屈曲位にした。
腰を使うのなら、この方がやりやすいし、女の襞の動きも、先ほどのように敏感に感じないですむ。
竜彦は目の前にある女の形の良い乳房を揉みあげながら、リズムを取って腰を突き動かし始めた。
女の身体が、小刻みに震え始めている。
さっきと違って、女はゆっくりと昇りつめようとしているようだ。
竜彦は、揉みあげた乳房の上にツンと突き出している乳首を吸い、舌先で嬲りながら、次第に腰の動きを激しくしていった。
とたん、ギューッと、女の襞が、前にもましてペニスを締め上げた。
同時に、亀頭冠の周囲の襞のひとつひとつが絡みつくようにザワザワと蠢き始めた。
「むっ、くうううっ・・・」
竜彦は思わず声を洩らした。
奥歯を懸命にかみしめ、やっとのおもいで射精を押しとどめた。
女は、のけぞった身体をブルブル震わせている。
おそらく、今回は一段と深く逝ったようだった。
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tag : 姦通
爺様に仕込まれた露出癖 和子の住むマンションの秘密
川で初めて出合って竜彦と暮らし始めたのが市内中心部にあるマンションだが、和子の住まいと比べると古びて、その広さも2DK。
「本当は、竜彦さんと住むつもりで探してたのよ。一流に見られるためには住まいも一流でなくちゃね」
どこからこれだけの住まいを持てる費用を捻出したか知らない。
和子が云い出し、別れて数ヶ月、竜彦はもう和子の足元にも及ばないが、相変わらず仕事の世話になるため、そのマンションの見える場所まで通っている。
竜彦の姿をマンションから認めると、和子は用意しておいた情報を、非通知の電話で知らせてくれた。
情報に基づいて探索し、証拠を見つけ、強請るのが最も主だった収入になっていた。
それ以外の、いわゆる隠れサラ金の取り立てみたいなものが時折舞い込み、それが喰いっぱぐれた時のツナギになった。
そんな関係をズルズル引きずっていることに、竜彦は焦りを感じていた。
どう間違っても、和子のやっていることは高級娼婦。
若い間ならいざ知らず、年齢とともに収入は激減するのがその世界だ。
「一見の強請を続けていたら、俺も近いうちに・・・」
仕事が仕事なら、遊びも派手な竜彦は、どんな無理難題を吹っ掛け強請っても、そのお金はあっという間に消えた。
「おいっ、頼むぜ、和子さんよ。お前さんの情報が入らなかったら、おまんまの食い上げ、干からびてしまう」
粘るだけ粘って、陽が暮れ、竜彦は仕方なく引き返そうと、車で和子のマンション前を市の中心部方向に向かった。
小雨が降り始めていた。
その、小雨の中にすらりとしてモデル風の女がマンションから飛び出してきた。
後を追って出てきたのが、過去に一度和子との関係をネタに強請った、ある会社のオーナーだった。
どうやら、あれだけ派手に強請ってやったのに、相変わらず女癖が悪く、今度も歳から言えば自分の子供みたいな女を追っていた。
仕事柄、助手席にはいつでも撮影できるようにカメラを乗せ、シャッターをいつでも切れる状態にしている。
「和子はやっぱり福の神だぜ」
竜彦は夢中でシャッターを切っていた。
しばらく、ふたりに気づかれないよう追跡を続けた。
ふたりが別れたと言おうか、離れ離れになったのは、あるビルの前だった。
そこには小さいながら芸能事務所がある。
モデル風の女は、どうやらそこの所属らしく、諦めて会社のオーナーは引き返していく。
その、引き返した先が、和子の住むマンションだった。
「・・・ということは、和子はあの助兵衛爺と・・・」
数日後竜彦は、今度は車を駐車場に入れ、芸能事務所からあの女が出てくるのを待った。
「すみません、ちょっとお尋ねしたいんですが・・」
言葉尻は丁寧だが、目は相手を睨みつけ、
「こちらの方を、ご存知ですか?」
引き延ばした写真を女に見せつけ尋ねた。
「あんた、だれ?」
女が怯んだ。
「立ち話もなんだから、ちょっと場所を変えて話そうか」
芸能事務所は目の前にある。
逃げ出そうと思えば、いつでも逃げだせる。
それなのに、女はすごすごと竜彦の後に従って付いてきた。
芸能プロダクションは、竜彦の睨んだ通り、一方で表業界のモデル斡旋をしていたが、裏に回れば個人に向かって派遣もしていた。
モデルだけでは食っていけない彼女は、それと知りながらマンションに出向いたという。
「ということはだな、事務所ではしょっちゅう入れ代わり立ち代わり、女を派遣してるていうことだな?」
「よくは知らないけど、知ってる女の子も何人か行ってたみたい」
安心したのか、先ほどからリラックスした座り方になっている。
竜彦が裏業界の人間じゃないことがわかると、女は饒舌になった。
「あのオーナー、相当な歳の癖に、来る女すべてとやってたのか?」
「そりゃあ、やってるでしょう。なんてったって凄いんだから、 確かにスタミナでは若い男に勝てないわ。でも、舌戯は抜群・・・ どんな女だって逃れることなんて不可能よ」
ふふっと笑うと、女は挑発するように、白い太腿をわざと見せる格好で脚を組んでいる。
「あんちくしょうが・・・」
和子とオーナーは同じマンションにいる。
竜彦の脳裏に、オーナーの舌戯に苦悶の色を浮かべる和子の姿が浮かんだ。
「だれか、知り合いの女の人が、あのマンションに出入りしてるのね」
組んでいた脚をグッと広げ、その奥に潜むピンクのラビアが見えるようにした。
竜彦は抑えきれぬ嫉妬から、助手席の女のソコにしゃぶりついていた。
嫉妬する方がどうかしているかもしれない。
だが、寝取られてしまったという負け犬の感情は抑えきれず、竜彦はまるでゴウカンでもするかのような勢いで女を組み敷くと、花唇にいきなり唇を押し付けた。
「あっ、あン、乱暴しないで・・・」
鼻にかかった声を発しながらも、抵抗はしない。
むしろ、待ってましたとでもいう風に、腰を浮かし脚を広げてくれている。
ラビアに舌を這わせている竜彦の鼻腔に、甘い香りが漂ってきた。
どこかに、派遣される途中、竜彦に呼び止められたのかもしれない。
クンニされることを計算に入れ、下のヘアにも香水が振りかけられていた。
〈ちくしょう! あの男と出会う女は、みんなこうやったのか・・・〉
抑えようにも抑えきれない嫉妬が、竜彦を揺り動かしていた。
湧き上がる嫉妬に、股間ははち切れんばかりになってテントを張っていた。
花唇の上の敏感な膨らみを、思いっきり吸うと、舌の先で突くように舐めはじめた。
「ンンン・・・あうううっ・・・」
女は、竜彦の頭を両手で包むと、大きくのけぞった。
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爺様に仕込まれた露出癖 カメラのレンズの中で悶える和子
普段はだから、ひたすらスキャンダルを追っている。
風采の良かった彼は、一時期は某商社の営業マンをしていたこともあったが、元来女好き。
それがもとで、その会社を去らなければならなくなった。
会社を辞めた当初は、入れあげた女に食わせてもらっていた。
それがいつの間にか、役立たずを見るような目つきをされ、自分からひっそりと離れた。
それ以来、その手の男女の、特に奥様のスキャンダルを嗅ぎつけては、ゆすりを繰り返した。
ゆする女を求め、さ迷い歩いているうちに見つけたのが、一時期同棲した和子だった。
入るときはドンッと入るが、入らないとなると、何ヶ月もひたすら追うだけで、一向に収穫にならない時もある。
その間、不平不満を、何一つ口にせず食わせ、小遣いも不自由なく与えてくれたのが和子だった。
本人いわく、某会社の重役の秘書をしていると言った。
だが、彼女はその会社名を明かさないどころか、ビジネススーツで出かけるところを見たことがなかった。
出かけると言えば、派手な服に身を包み、いずことなく、まるで幽霊のように姿を消すばかり。
それゆえ、竜彦は営業マンだったころに立ち返ったように女にうつつをぬかし、ほとんど遊んで暮らしていた。
高木竜彦が和子と出会ったのは、商社をクビになり、行き場を失って酒におぼれ、河原で寝転がっているときだった。
耳元でバシャバシャッという音がした。
何処から現れたのか、和子はまるでひと世代前の映画にでも出ていた風のいでたちで、寝ころんでいた川の中から、ずぶ濡れになって現れた。
「そんなところで、なにやってんだ?」
「みりゃわかるでしょ?それとも足が生えていないとでも?」
撮影現場から、舞台衣装のまま逃げ出してきたような美女は、この日を境に竜彦の部屋で同居することになる。
ふたりで生活を始めた頃こそ、生活費を含め、なにもかも竜彦の財布から出た。
だが、ある日を境に和子は見たこともないほどの大金を持ち帰り、無職の竜彦の面倒を見てくれるようになっていった。
世を斜に渡れる女。
セックスはめっぽう強かった。
竜彦は、ジゴロの愛称で呼ばれるほど精力旺盛で、求められれば毎晩でも可能だった。
求めに応じて竜彦は、和子を飽くことなく責めた。
なにかにつけ、竜彦との結合部を見たがる和子。
そのうちに絡み合う前から竜彦は食傷気味になっていった。
「ねぇ~・・・ここってどうなの?」
妖しげにソレを開かれるたびに、何かと理由をつけ、その場から離れた。
それがいけなかったかもしれない。
仕事と称し、出かけて行った先で、あちこちの男をつまみ食いし始めていた。
「あらっ、いいところで出会ったわ。ねぇ、うちのひと、知ってるでしょ?ちょいと調べてほしいのよ。変な女にひっかかってるらしいの、ああ嫌だ!汚らしい」
とてもスキャンダルなどという言葉が似あいそうにない、教授夫人からの依頼だった。
「わかりました。ひとり心当たりがるので、調べてみましょう」
調べるも何もない。
竜彦の目の前を、これ見よがしに腕を取って歩いていたのが和子、場所はいかがわしいホテルが立ち並ぶ一角、その中のひとつに消えていったからだ。
同棲中の女の後を追って不貞を働く現場を目撃することほど、惨めなことはなかったが、後を追わなくてはいられなかった。
和子という女が、なぜ川の中から現れ、一緒に住むようになったか、それすらわからない。
記憶喪失の女優のような、たかだかろくに名前も知られていない会社の重役の秘書にしておくには勿体無い女だった。
街で、一声かければ男なんていくらでも寄ってくる。
同棲中の女に浮気されるほど惨めなことはない。
不似合いなほど落ちぶれ、役立たずの竜彦は、和子に何も言えなかった。
男達の間をひらひらと舞い踊る間に、和子の身体は見事に華開いた。
それを毎夜、目の当たりにする。
打ちひしがれ、萎えていくのがわかった。
「竜彦、わたしたち、別れた方がいいみたいね」
和子の方から先に口をきいた。
「夫婦の真似事なんか、する必要ないわ」
これまでと同じように、身にあった女を抱けば、それでいいじゃない、
「そのかわり、お金に困ったときのサポートは、してあげる」
もはやインポになった男など無用と言わんばかりだった。
「そうか・・・元気でやれよ」
今宵だけは泊まって行けと、どうしても言えなかった。
和子は律義で、何処からどうやって仕入れるのか、スキャンダルを持ち込んでは竜彦を喜ばせた。
その全ての情報が番号非通知の電話で知らされる。
聴きながら書き留めた手帳は、びっしり埋まっていった。
そして今日も、その電話がかかってきた。
情報にあるホテルの、部屋を見下ろせる位置にあるビルの屋上で、巨大なレンズを取り付けた、超高感度カメラを構え、その時を待った。
和子の情交は、電話で聴いたところによると、窓のカーテンが、時には窓そのものが開け放たれた空間で行われるはず。
男からなにかを受け取るための和子の演技が始まった。
妖艶な仕草に堪えきれなくなった男が和子に襲いかかり、組み伏せ、執拗な愛撫を繰り返し始めていた。
その、なにもかもが開け放たれた部屋で行われた。
「ちゃんと、目を開いて、観るのよ」
その言葉の示す通り、男は和子を責め、隠すところがないほどに開き始め、
これも和子の癖なのか、結合部が窓に向かって大きく開かれた。
欲情し切ってそそり勃つ男根が、それでも隠そうと必死に拒む和子に向かって執拗に肉襞を割り、貫いていた。
ライバルの男達に見せつけながらとでもいうのか、その凌辱の中、ついに和子は明け渡し、頂点に向かって昇りつめていく。
和子に言われるまでもなく竜彦は、カメラのレンズの中で悶える和子の動きに合わせ、己の股間を慰めつつ、夢中でシャッターを切った。
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