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入谷村の悪しき淫習 ~我を忘れ美代子さんに群がる獣たち~

美代子さん 埼松家の風呂場で原釜 (はらがま) の足羽寛治さんが借金のカタと称し埼松昭義さんの妻 美代子さんを襲ってご主人の目の前でハメたという噂はあっという間に入谷村じゅうに広まりました。  しかも襲った理由たるや里ならともかく農村部で忌み嫌われる飢えに苦しむ人たちに牛馬の餌のようなものを報謝と見せかけ返せないと知って押し付け質草にした高利貸しほんの利息分を頂いただけだというじゃありませんか。  これには流石に温厚な村人たちも黙っちゃいませんでした。 特に中組 (なかぐん) と下組 (しもぐん) の人々は元々上組 (かみぐん) のことを好ましく思っていなかったので、その元凶である原釜 (はらがま) を村八分のように扱い始めたんです。  入谷村で起こるごくごく普通のことなら我関せずを貫き通す上薬研 (かんやげん) の村迫金兵衛さんまでも借金のカタに姦通と聞いて原釜 (はらがま) にはここに越してきたとき自分らも覚えがあったので烈火のごとく怒りだし村迫家の田んぼに隣接する土地がたまたま原釜 (はらがま) 家の所有地、つまり水利権で争っていたと言うこともあり上薬研 (かんやげん) の田んぼに出向く寛治さんの妻 美晴さんに例の鉞 (まさかり) を飛ばすが如くの剣幕で事あるごとに当たり散らすようになったんです。


 こうなると力で押さえつけられていた水呑みの集まりのような入谷村の人々も勢いづき、あるものは昼日中寛治さんの妻 美晴さんを物陰に潜み襲ったりするようになりました。 埼松家での出来事は入谷村を揺り動かし、いつしか上を下にひっくり返したような騒ぎに発展したんです。

 その事件は突然起こりました。

 上薬研 (かんやげん) の原釜 (はらがま) 家の飛び地にある田んぼに向かうには入谷川を越え隠居 (えんきょ) の墓地の脇を抜け下谷 (しもんたん) の真正面にそびえたつ山を越えなければなりません。 行程中どうしても中組 (なかぐん) を通る必要があるんです。

 「・・・ほんとにもう、あそこには行きたくないって言ったのに・・・」

ブツブツ言いながら美晴さんは上薬研 (かんやげん) に向かいました。 入谷川を渡ると程なくして本谷 (ほんだん) 川が流れていて渡り切ったところを右に行けば本谷 (ほんだん) の長嶋巌さん宅があり・・・ これは余談ですが更に家の脇を抜け獣道を進めばあの安達義道さん宅があるのです。

 上薬研 (かんやげん) に向かうには本谷 (ほんだん) 川を渡り路を左にとらなければなりません。 気の乗らない美晴さんはこの日どうしても上薬研 (かんやげん) に向う気になれず道を一旦右にとったんです。 何時もにこやかな笑顔で迎えてくれる長嶋巌さんに逢うためでした。

 巌さんは美晴さんより一回り年下で弟さんが重度の障害を持っていて未だ未婚。 その巌さんに美晴さん、ほのかな感情を抱いていましたので一度で良いから心の内を知ってもらい、出来ることなら野に潜み娶わせをと・・・先にも書いたように原釜 (はらがま) 家は入谷村でも殊の外権力を有していましたので美晴さんも権力的には入谷村のリーダー格でもあったんです。 その権利を使ってでもと淫らなことを考えていました。 

 かつて上組 (かみぐん) の元祖は本谷 (ほんだん) で原釜 (はらがま) は配下でしたがあの高利貸しで立場が一変してたのです。 正に美晴さん、権力の力を借りて本谷 (ほんだん) の巌さんを誑かしにかかったんです。

 「こんにちは、巌さん」

「ああ、原釜 (はらがま) の。 いつもどうも」

本谷 (ほんだん) は川下になればなるほど開けていて、巌さんはたまたま一番分かれ道に近い田んぼで草取りをしておられたんです。

 「どうしたんですか? 今日は上薬研 (かんやげん) の田んぼじゃなかったんですか?」

「・・・ええ、行く気がしなくて。 あそこへ行こうとすると気が滅入るもんで・・・」

そこから先は言われなくても分かっていました。 今の時代にそぐわない、と言おうか まるで武士の栄えた時代のお百姓といった風情で生活しておられるんです。 例えば家なんか一見かやぶき屋根に見えますがよくよく見ると下地は藁で葺いてあり、その上にクマザサが載せてあると言った風に得体のしれない家なんです。

 家の周りで遊ぶ子供にしてもボロボロの服を、それでも足りなくて半裸状態・裸足で過ごしてるんです。

 「たったひと窪の田んぼの世話にあの山を越えなきゃならないなんて・・・」

「う~ん、そうか・・・ 待っとってください。 これが済んだら一緒に見に行ってみましょう」

美晴さん、そんなつもりで声を掛けたんじゃないのに思わないことでデート出来るようになったんです。

 「でも~ それじゃ巌さんに悪いから、ここが終わるまで私も手伝うわ」

頼まれもしないのに美晴さん、草鞋を脱いで田んぼに入っていきました。 巌さんの隣の畝を、しかも少し前を歩きながら稗 (ヒエ) を抜き始めました。 巌さんに尻の具合を魅せつけるためでした。 巌さん、婚期を逃し女に縁が無いことから溜まってるんじゃないかと思ったんです。

 「そんなに頑張ってもらわんでも、適当にヌイてもらえたらそれで十分ですから」

「うんわかった。 そうする」

美晴さん、巌さんからアレをヌイてくれないかとお願いされたような気がして益々張り切りお尻をフリフリしました。 女と言えば自宅に老いた母親しかいない巌さん、望んでも嗅ぐことのできない妖しげな香りが目の前に形となって漂うんです。 股間が漲り突っ張らかって歩くのに邪魔で我慢・辛抱出来なくなってしまいついつい早仕舞いを美晴さんに告げたんです。

 「ここいらはもうすっかり稗 (ヒエ) が片付いたようだから・・・」

休憩をと言い残し田んぼから上がると本谷 (ほんだん) 川で足を洗いついでに突っ張らかったモノをズボンの左太ももの方に追いやり表面上見えないようにして草鞋に履き替え畦道に戻りました。

 「あらっ お手間入れました」

畦道でしゃがみ込み何やらしていた美晴さん、慌てて身づくろいすると巌さんの後に続いて本谷 (ほんだん) 川の岸辺に立ちました。

「そこの石に座ってください」

巌さんは美晴さんに川岸の石に座るよう促し、自らは草鞋を脱ぎ川に入って美晴さんの足を洗い始めました。

 しゃがんで洗い始めたものだからズボンの尻が川の水で濡れてるのも気づかず、懸命に指先から脛へと洗い始めたんですが、当の美晴さん、洗い終わった足のつま先を使い器用に巌さんの左足の太股の膨らみをつま先で小突き始めました。

 「あっ あっ そんなことをされては・・・」

足が上手く洗えないと言おうとして美晴さんと視線がぶつかってしまいました。

「そこっ 腫れ上がってる。 痛むんじゃない?」

「いやっ ここは!」

止めようとした巌さんでしたがそれより先に美晴さん、ズボンのファスナーを下ろし腫れ上がったモノを摘まみだしてしまったんです。

 稗 (ヒエ) を抜く作業中、隣の畝から散々尻を魅せつけられ先端から涙を流し始めていました。

「・・・こんなになって。 可愛そう」

言うが早いか切っ先をすっぽり唇で捉え含んでしゃぶり始めてしまった美晴さん。

「あああ、出る! やめてください!もうもう・・・」

巌さん、背筋を通りこし頭のてっぺんにツーンと電気のようなものが走りました。 ドクンドクンと脈打つ棹の根元を美晴さん、器用に握り締め射出を止めてくれました。

 「早く行ってくだされば・・・ 我慢しなくていいのよ」

妖艶に微笑んで美晴さん、同じその川の水でモンペをずり下げラビアを洗い始めました。 巌さんにはそれが自分と娶わせするための化粧に映ったんです。

 「昼になる前に峠を越しましょう」

ようやくそれだけ言うと巌さん、先に立って中組 (なかぐん) の方向に向かって本谷 (ほんだん) 川に沿って下りました。

 上組 (かみぐん) から上薬研 (かんやげん) に向うには中組 (なかぐん) を通らず隠居 (えんきょ) の墓を過ぎたところで中組 (なかぐん) から上薬研 (かんやげん) に行く道と合流できる別の道があるんです。

 「ここを通れば中組 (なかぐん) に何のかんのと言われれる筋合いはないから」

「はい」

美晴さんは返事だけして素直に後ろに従って登ってきます。 美晴さん、上薬研 (かんやげん) に向うにはいつもこの道を通っていましたが、つい先ほどのこともあり自信満々誘導してくれる巌さんに悪いからと黙って付き従って登りました。

 「ふ~ ここいらまで来ると もう上組 (かみぐん) も見えませんね」

「ほんにね」

後ろを振り返る美晴さん、そこからはもう先ほどまで巌さんと稗 (ヒエ) を抜いていたあの田んぼがほのかに見える程度で、あとは山山の連続。 ここまでくれば人の目に触れることなどほぼ無いに等しいんです。

 「疲れたでしょう。 少し休憩しません」

美晴さんが言うと

「そうですね。 でも念には念を入れてここから山に分け入り木立の中で・・・」

あとはもうふたり手に手を取って夢中で落ち葉を掻き分け登りました。

 「寛治さん、どうしておられます?」

「あの人のことは言わないで・・・」

「昨夜も・・・あったんでしょ?」

「あんなことを人様の家の風呂場でヤルなんて・・・」

「ほんじゃ昨夜はやってないんですね」

昨夜の夫婦間の和合が気になってそれをしつこく確認しようとすると巌さん、しかし今しかないチャンスも無駄にしたくなく美晴さんの手を引いて少し脇にそれました。

 幸い近くに大木が立っており、晴美さんはそので絣の胸を開け手ぬぐいで汗を拭きだしました。 真っ白なふたつの丘が汗で濡れ光ってました。

「ハアハア」

荒い息を吐きながら巌さん、美晴さんが晒してくれた乳房を両の掌で押し包み揉みしだきました。 そして慌てふためき先ほど本谷 (ほんだん) 川の岸辺で美晴さんが口に含んでくれた屹立を取り出しました。

 美晴さん、大木に寄り掛かりながら差し出されたギン勃ちを片手で握り扱き始めたんです。

「美晴さん、ハメさせてください」

「その言い方、女に飢えた牡犬。 私のこと気にしてくれてたんじゃなかったの?」

甘えでした。

 「私のこと、亭主に裏切られたバカな女って笑ってたんでしょ」

「そんなことない。 儂はいつも美晴さんのことを」

巌さん、とうとう我慢できなくなり美晴さんのモンペの上から太腿の内側に触り始めました。

 「あああん、ああ」

美晴さんの手の動きが早まったのを見届けた巌さんは美晴さんのモンペの紐をほどきにかかりました。

 現れたのは尻まで剛毛に覆われた香り漂うラビアでした。 巌さん、美晴さんに少し股を開かせ密林を撫でまわし、目標を定めると舌を這わせました。

 「急いでね。 誰か来ると困るから」

そう言い終わると美晴さん、自分から右足を高々と掲げてくれたんです。 巌さん、真下から見上げるような格好でクンニを始めました。

 何分にも足元が悪いうえに美晴さん、興奮し太股と言わず全身がブルブルと震えるんです。 

「あっ あっ あああ、まだなの?」

「あっ うん、今変わる」

交代しろと言われたような気がして巌さん、今度は自分が立ち木にもたれかけ屹立を美晴さんに預けました。

 よほど飢えてたんでしょう。 極上淫口が始まりました。 反り返った肉胴を摘まみ上げ裏筋を丁寧に舐めあげ睾丸と棹とが交わる部分を強く啜るんです。 濁流の通り道をより広げ勢いよく飛沫かせるためでした。 巌さん、目の前にある乳房に手を添え乳首を指で弾きました。

 締め込みは美晴さんが最初にとってくれた体勢である美晴さんの片足を巌さんが持ち上げパックリ開かせ挿し込む立位で始まりました。 

「あっ あっ あ~ん あああ」

「むん ふんふん」

物足りない気持ちを埋め合うように激しい挿し込みが続きました。 寛治さんとの夜伽を済ませ物足りなさを包み隠したその躰で求めに来ているのである。 怒り狂った棹が美晴さんのラビアをこれでもかと責めました。 美晴さんにしても久々の本気の挿し込み、しかも旦那と違い若い男とあって太股までをも濡らす程のめり込みました。 巌さんの肩口を妖し気に手でさすり興奮を呼び覚まそうとしたんです。 これに応えて巌さん、美晴さんの首筋に唇を這わせ暗黙のうちに自分の女になるよう迫りました。

 「イイ! すごくいい! あああ」

こんなことが見つかればと思うとどうしてよいやらわからず、さりとて立派な棹を諦めるわけにもいかず、その気持ち良さに目は宙を仰ぎました。

 そろそろ限界を迎えよとしたとき

「あ~ああ~ ほうほうほう」

ざわざわと木が揺れ何者かが山頂から駆けおりてきたんです。

 上薬研 (かんやげん) の村迫金兵衛さん宅の餓鬼大将たちでした。 金兵衛さん玉枝さん夫婦、子供たちにご飯の用意もせず炭焼き釜に出かけてしまい腹を減らした兄弟が山の中で口に入れるものを探してうろついていたんです。

 一気にふたりの近くまで下りて来た悪ガキどもはふたりが結合してることに気付き囃し立てました。 特に年長者の男の子は結合部がよく見える山の下方に下りてゆき覗き見ては冷やかすんです。

 「ヌイて! ハヤク!」

美晴さんは急かしますが巌さん、生まれて初めて女性の胎内に分身を埋めたものですから名残惜しく、このまま引き抜いたら次は無いと思ったらしく、しかも興奮した美晴さんが切っ先を肉球で扱き上げるものですから引き抜くに引き抜けません。

 ふたりはまるでヤブカを追っ払うようにしながら不貞を成就しました。 問題はここから勃発したんです。

 上薬研 (かんやげん) の村迫家、特に金兵衛さんは特殊な存在で入谷村どころか近隣近在から何かにつけて鼻つまみ者にされています。 子供たちもだから入谷村に住んでいながら交流が交流がほぼ無いものですからこの地の人々のことはほとんど知りません。 

 「この役立たずどもが大飯喰らいさがって!!」

夜になってまた例の如く焼酎を飲んだ金兵衛さんが日頃のうっ憤を晴らすべく暴れまわっていました。 それを妻の玉枝さんがなだめすかしていましたが、いつのまにやら夫婦和合が子供たちの目の前で始まったんです。 村迫家の何時もの行事でした。

 「シッ シッ 外へ行っとけ」

外に行けと言われても電気も通ってない山の中のこと、辺りは真っ暗で足元さえもおぼつきません。

「今日山ん中でこんなことしとるの観たよ」

何か面白いことを喋れば許してもらえると思って次男坊がついつい見てきたことを自慢げに喋り始めたんです。

 「あのな、う~ん・・・ 埼松のおっちゃんじゃなかったから・・・ いんや加納のおっちゃん? 山ん中でシテた」

「この腐れ餓鬼めがあ~ 知ったかぶりしくさって」

いきなり焼酎瓶が飛び三和土の沓脱石に当たって音を立てて割れました。

 「ほんで? 誰とシテたの? 女だよオンナ」

スキモノの玉枝さんが横合いからチャチャを入れました。

「原釜 (はらがま) 」

子供たちが一斉のこう叫んだのです。

 「美晴めがか! のぼせくさって~」

金兵衛さんいきなり立ち上がり家を出ようとしましたが、何しろ真っ暗闇。 玄関で躓いて顔を強か三和土の沓脱石に打ちつけ伸びてしまいました。

 翌朝になって玉枝さん、金兵衛さんを背負って山を越え埼松家に現れたんです。 そしてその話しをしだしました。 たまたまそこに風呂場のことで相談に来ていた定男さんが玄関の外で立ち聞きしていたんです。

 

 ところが定男さんはこの話しを一向に皆の衆に話そうとしませんでした。 幾日が過ぎました。

 「この夏は汗かくことが多かったのう」

村の衆でひしめく座敷の上座に陣取った定男さん、入谷村の長として何ぞこの際言うことはないかと水を向け

 そろそろ村の衆の記憶から消え去ろうとする晩秋の収穫祭の日の祝い膳で例の 『籠の鳥めが・・・』 にかこつけ酔ったふりしてポツリポツリと例の上薬研 (かんやげん) で起こった事件について話し始めたんです。 それも何処の誰それがと氏名を明かさないで矢鱈と卑猥な部分だけを誇張して話し始めました。

 「なんとのう、何人かそれを見ちょったというに離れるに離れられんかった・・・」

言葉尻を濁しましたが聞きようによっては犬同士がサカルが如くに聞こえたんです。

 上薬研 (かんやげん) と言う言い回しだけでその女が誰なのか集まってる人たちにもピンときました。 特に裏方の台所を任されている女どもは脇腹をつつき合って笑い転げました。

 「原釜 (はらがま) の美晴さんだ」

「ホント、普段澄まし切っていて裏に回れば・・・」

クスクスと笑う声が座敷にまで届き、場は一斉に妖しい雰囲気に包まれました。

 それから数日経ったある日の早朝、埼松美代子さんは竹谷 (たけだん) の奥の定男さんの田んぼ付近で複数の男に襲われ輪姦されました。

 襲ったのは原釜 (はらがま) 家を擁護する人々で定男さんに敵対視する男どもだったんですが、襲ってるうちに上薬研 (かんやげん) の悪ガキどもが語った部分が思い出されいよいよ欲情してしまったんです。

 「ひっ そこは・・」

下谷 (しもんたん) の足羽英雄さんに騎乗させられているうちに欲情しきってホトホトになってしまって隙が出来た孔に誰かが挿し込んできたんです。

「むぐぐ・・・かなわん。 締め上げて来やがる。 抜くに抜けん」

挿し込んでおいて音を上げる男をよそに美代子さん、いい声で鳴き始めました。

 女とは悲しいもので貫く男が多ければ多いほど他の男を呼び寄せようと声を限りに鳴きます。 復讐で締め込みが始まった筈なのにいつの間にか美代子さんの気持ちを独り占めしようと男たちが彼女に群がるようになったんです。

 その中のひとりに、あの上薬研 (かんやげん) で美晴さんを貫いた巌さんも何故か混じってたんです。

 原釜 (はらがま) の寛治さん、噂の元凶は妻の美晴さんではないかと一応疑ってはみましたが、普段自分がやらかしてることを追及されたくなく黙って見過ごし、代わりに事件の発端となった美代子さんに執着し始めました。

 よせばいいのに美晴さん、レスを巌さんの屹立で埋めようとしたばかりにとうとう巌さんどころかご主人にまで使ってもらえなくなったんです。

 この日を境に美晴さん、まるで狂ったように男漁りを始めるようになったんです。

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