道路を竹箒で掃く敏江さん 知佳作
時の流れは不思議なもので、勲さんのいない間に入谷村の勢力図、いや、里も含めた勢力図は大いに変わりました。 あの隠居 (えんきょ) が突如として頭角を現したからです。
その一端を担ったのが青年団活動の延長上にあった情報戦でした。 隠居 (えんきょ) の進さんは時さんの差配で親戚縁者から多額の借金をしていました。 進さんはそん借金のカタに人身御供として多額の謝金した中の一軒の家に住み込んで身内ではなく一般の労働力としてこき使われることになりました。 上手 (かんて) の公則さんがやっていたような土工です。 その進さんを助けるべく団員のひとりがある情報を流します。 大規模な埋め立て工事に関するものでした。
当時とかく世間体を気にする地区でしたのでよその地区の開発のためにわざわざ土砂の採取に際し首を縦に振る地主がいなかったのです。
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長編官能小説『クロス・ラヴ』 第14話 Shyrock作
くちづけの味と言うものは、その時、その状況によって変わるものだ。
浩一は球の唇からアメリカンチェリーのような甘酸っぱさを感じた。
浩一「球、かわいいよ・・・」
球「あぁん、浩一・・・嬉しい・・・」
抱き合っていると球の腹部に硬いものが触れた。
球「にゃっ!もうこんなに大きくなってるぅ」
球はニッコリと微笑み反射的に成長した浩一のものを握りしめた。
浩一「うっ・・・」
球「うにゅ~、ちょっと舐めたかったりしてぇ~」
言うなり球はあんぐりと口を開き、怒張したものの先端を一気に咥え込んでしまった。
浩一「うわ~!」
(ジュパジュパジュパ・・・)
浩一「ううっ・・・球、すごく気持ちがいいよ・・・」
球「そう?じゃあ、この辺りはどうかな?」
球は先端を指で摘んで持ち上げると、亀頭裏側の段差部分に舌を這わせた。
(ペロペロペロ、ペロペロペロ・・・)
浩一「くはっ!うふぁふぁ、そ、そこはくすぐったいよぅ~」
球「我慢しなさ~い~」
(ペロペロペロ、ペロペロペロ・・・)
浩一「うっ、や、やめてくれ!そこはくすぐったくて我慢ができない!ひぃ~!やめろって言ってるのに~」
球「ん、もう、我慢のない人。じゃあ全部咥えちゃおうかな」
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隠居 (えんきょ) と豊里屋 左官屋の静かなる睨みあい 知佳作
豊里屋が所有する土地の全ては燐家 左官屋がかつて所有していた土地でした。 左官屋はその名の通り主な仕事は入谷村の外にあり極めて富裕でした。
隠居 (えんきょ) も閉鎖的な入谷村にあってその稼ぎを当てにしていたひとりでした。 中組 (なかぐん) は長の紙屋 (かみや) ではなく左官屋の威厳が行き渡り他からの侵入を防いでいた傾向がありました。 豊里屋は夜逃げしてここに辿り着き、物乞いと見せかけあっという間にその何もかもを恩義ある筈の左官屋から奪ったんです。
これに飽き足らず下組 (しもぐん) の下手 (しもて) の田も全て奪い取り長嶋益一さんマスヱさん夫婦を自分たちと同じ目に合わせました。 だから隠居 (えんきょ) も警戒心を怠らなかったんです。
左官屋に嫁いだ梅乃さんはかつては実家が喰うに困り旅館に下働きに出していました。 旅館が梅乃さんを買い受けた理由はもちろん客が望むなら夜伽をさせるためです。
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長編官能小説『クロス・ラヴ』 第13話 Shyrock作
浩一「本来はソープランド用でね、ソープ嬢がお客の大事な所を洗うためのものらしいんだ。ところが最近ではラブホにも置いているところが増えたって聞いたことがあるけど、実はオレ見るのは初めてなんだよ」
球「へ~、ソープランド用なんだ。じゃあ、わたしが浩一を洗ってあげなきゃ」
浩一「いや、賭けは球が勝ったから、オレが洗ってやるよ」
球「にゃは、うまい事言ちゃって~。本当はわたしをスケベ椅子に座らせたいんでしょ?」
浩一「ありゃ、ばれたか!」
球「浩一のエッチ~!」
浩一「チェッ、よく言うよ。本当は洗って欲しいくせに~」
球「そんなことないもん!」
浩一「まあその話は置いといて、とにかく早く脱いで脱いで。湯が冷めちゃうぞ~」
球「にゃっ♪それじゃ脱いでくるね。湯を合わせておいてね~」
球が脱いでいる間、浩一は湯に温もり寛いでいた。
昼間の試合で酷使した筋肉がほぐれていく気がする。
アスリートにとって風呂は最も手軽な疲労回復薬だ。
来週からいよいよリーグ戦が始まる。
しっかりと筋肉疲労は取っておかなければならない。
浴室は少し湯気でかすんできた。
ぼんやりと湯気にかすんだ浴室で美しいシルエットを眺めるのもいいものだ。
球はまだ20才だが年齢以上に色っぽさのある女性だ。
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耕作放棄地を必死で守り抜いた 下薬研 (しもやげん) の女 知佳作
入谷村はこれまで何かにつけて下薬研 (しもやげん) の所属する地区に負けていました。 資源的には互角以上のものを持ってはいるんですが団結力では圧倒的に不利だったんです。 例えば左官屋など、かつては入谷村が所属する農協支所にほど近いところに本家があり営農指導のお蔭で栄えていました。 ところが欲が出た村人は本家に対し跡取りに酒と女をあてがい動けなくしたところを本来仲間であるはずの近所に片っ端から喰われ (喰わせて) てしまったんです。 これが上手くいくと同じようなことが村中で行われ入谷村の所属する地区は隣人同士疑心暗鬼に陥り崩壊の危機に瀕したのです。
これを救ったのが上 (うえ) の実さん、紙屋 (かみや) の真一さん、前田 (まえだ) の勲さん等からなる村の青年団でした。
下薬研 (しもやげん) の所属する地区が選挙運動で意見がふたつに割れ争うのを見た村の青年団は村民を結束させ里に対抗し里の議員ではなく村の代表を村挙げて推し町長選に打って出たんです。
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tag : 地権争い政権に加担酒と女をあてがい隣人同士疑心暗鬼選挙運動施政方針の大変換選挙に勝ち金権選挙賄賂の花盛り農作物で献金
長編官能小説『クロス・ラヴ』 第12話 Shyrock作
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人目も気にせず弾けたかった人妻の、他人棒への懇願フェラ 知佳作
何を信じようにも信じられる対象が思い浮かばず、ただひたすら世間から時さんの所業について迫られ逃げ回る日々。 見た目にも穏やかそうな性格に思われてるからでしょう。 取り立てにあって代々所有して来た土地も財産も全て裁判所を通じて差し押さえられ笑いたくも無いのに笑うことを強要される日々が続きました。 そして心が壊れたんです。
下薬研 (しもやげん) の莞爾さんに救われたような気がした小屋での一件も莞爾さんの妻 美澪さんの立ち働きで露と消えました。 あの木賃宿の女将が教えてくれた漢は仕事一筋に生きるもの、邪魔になるなら膿を抜けという教えを今度こそ忠実に守り莞爾さんをして敏江さんの躰欲しさのあまり入谷方面に向うということをさせなかったんです。
しかし一旦燃え上がった人妻の欲情の火がそう簡単に消えようはずがありません。 傍目にも漢を求め仮にも人妻が右往左往してしまう。 それは性欲旺盛な牡にとって心落ち着かざる光景でした。 ハメたくて日夜狂いまわったんです。
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長編官能小説『クロス・ラヴ』 第11話 Shyrock作
座位だと身体を寄せ合っていれば結合部は見えないものだが、少し上体を離して下方に目をやればはっきりと結合部が覗けてしまう。
俊介「ありさ、ちょっと覗いてみろよ。オレの肉棒がありさの中にしっかりと食い込んでいるよ」
ありさ「や~ん、そんなの恥かしくて見れないよ~」
といいつつ、ありさは少し首をかしげてふたりの結合部を覗き込んだ。
薄っすらとした翳りの中に怒張したモノがズブリと突き刺さり律動している様は実に淫靡で蠱惑的だ。
ありさは結合部を見つめているうちに頬が桜色に変わっていった。
ありさ「あぁん・・・何かフランクフルトが食い込んでいるみたい・・・」
俊介「フランクフルトを自分で挿し込んだことあるの?」
ありさ「そんなのないよぉ~」
俊介「うそ、あるんだろう」
ありさ「ないってばぁ~・・・あぁん、恥ずかしい・・・」
俊介「よし、じゃあオレのフランクフルトでその恥かしい部分をもっと突いてやろうか」
ありさ「ああん、そんなことぉ・・・」
俊介「それそれそれ!それそれそれ!」
俊介はありさの臀部をしっかりと抱えて、太巻きのような肉棒を奥へ奥へと押し込んだ。
押し込むだけでなく、俊介得意の回転技も登場した。
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賢婦であるはずの下薬研 (しもやげん) の加納家の嫁 美澪さんが味わおうとした他人の棹 知佳作
下薬研 (しもやげん) の加納家では今俄かにそんな大それたことが起こり始めました。 家長であり下薬研 (しもやげん) の長でもある莞爾さんが長年の宿敵である入谷村の中組 (なかぐん) 隠居 (えんきょ) の嫁 敏江さんに欲情し入れあげ始めたからです。
美澪さんは口にこそ出さないものの莞爾さんにぞっこんでした。 入谷村と比べ物にならないほどの辺境の地でありながら莞爾さんの子を生し家庭を守り抜いてきたのも莞爾さんにぞっこんで莞爾さんあればこそでした。
この地区随一の知恵者であり分別に長けた莞爾さんならでは下薬研 (しもやげん) をして入谷村と対抗できたのです。 その夫がまさか年上の、しかも敵地である入谷の豊満な女性が好きだったなんて・・今の今まで知らずに添い遂げて来た美澪さん。
夫がそう出るなら自分だってと彼女は下薬研 (しもやげん) が本来属するいくつもの山を越えた地区にそれ目的で遊びに出かけたそうなんですが…
生物の世界で忘れてならないこと、それは子孫を残すべく契る性行為とは他に比べようもないほど気持ち良いものであるということ。 これに尽きます。
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長編官能小説『クロス・ラヴ』 第10話 Shyrock作
いつしか肉棒は怒張しまるで弓のような見事な反りを見せていた。
喘ぎながらもありさは彼の変化を見逃さなかった。
ありさ「きゃぁ~♪すごく大きくなってるう~」
俊介「うっ、ありさをしゃぶっているうちにオレ自身がおかしくなって来たよ」
ありさ「次はありさの番だよ~。俊介、バスタブに座って~」
俊介「うん、じゃあ、今度はその可愛いお口でしゃぶってもらおうかな?」
俊介がバスタブに座ると、即行ありさは怒張したものを握りしめた。
幹の中心部を軽く握り、上下に擦りながら舌先でチロチロと舐め始めた。
俊介「うううっ、あ、ありさ、それスゴイ効くよ・・・ううっ・・・」
ありさ「わたしのお口で俊介を気持ちよくしてあげるのお~」
(ペロペロペロ、ペロペロペロ)
俊介「うううっ・・・」
(パクリッ)
俊介「くぅっ!」
(ジュパジュパジュパ、ジュパジュパジュパ・・・)
俊介「す、すご~~~っ!」
舌と唇を駆使し懸命に奉仕するありさ。
俊介の反応が気になるのか、ときおり上目使いで彼の表情を窺う。
俊介がうめき声をあげると、にっこりと満足そうに笑みがこぼれる。
ありさが口淫している間、そのひた向きな姿がいとおしくなり俊介はありさの髪を撫でてやった。
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