僕は確かに彼女のことが好きだった。だが心の奥底では憎んでもいた。決して僕の存在に気付かず、もしかしたら蔑んでいるかも知れない彼女を、夢の中では、何度も何度も
支配した。それは誰にも言えないような夢だった。その夢と同じことが、現実に目の前で起こっていることへの好奇心。自分には絶対に出来ないことを誰かが実現していることへの興味。そして
彼女の肉体への憧憬。
僕は息を殺して茂みに身を隠した。幸い彼女が抵抗する物音で、僕が茂みに身を沈めた音はかき消された。
僕はただひたすらその行為を凝視し続けた。もっと月が明るくなってくれないかとさえ思った。
ほの白い彼女の長い足は、うっすらとした月明かりの中でひときわ白く浮かび上がって見えた。彼女は口を何かで押さえられているらしく、叫ぼうとしても隠ったうめき声しか出ない。その声は見事なまでに
官能的なものだった。
僕の位置からは、彼女の足しか見えなかった。誰かの黒い陰によって大きく開かされた形のよい足が、もがいて暴れる。清楚な白いソックスと、片方だけ脱げてしまった靴が艶めかしい。
僕の下半身は、既にどうしようもなく昂っていた。
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