今日初めて乗せたお客さんから、突然『実は』と切り出された時、私は驚いてブレーキを踏みそうになりました。
そして、思わず
バックミラーに写った女性の顔を覗き込んでしまったのです。
女性もこちらを見ていたので偶然目が合ってしまい、きまりが悪くなった私はこちらから先に目を逸らしてしまいました。
目を逸らしはしましたが、はっとするようなその
優美な顔立ちが脳裏から離れませんでした。
透き通るように色が白く
目鼻立ちがよく整っていて、まるで
日本画から抜け出したような
美女と言っても過言ではなかったと思います。
「うち……困ってますねん……」
「え?どのようなことで?」
本来なら触れてはならないお客さんの私的なことに、つい首を突っ込みたくなりました。
「せやけどぉ……こないなこと、見ず知らずのお人に話してもええもんやろかぁ……」
おっとりとした京都特有の口調は、関東出身の私には少々焦れったくもありましたが、それよりも色っぽい言葉遣いの京女と会話が出来ることを愉しんでいたように思います。
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