シチリアの熱い風 第9話“懐かしい感触” Shyrock作
俊介はそんな風に軽く流してくれた。 (どうして怒らないの?嫉妬してくれないの?私への心遣いで我慢しているの?) 激しく罵られることを覚悟していた私は、あまりの歯応えの無さに拍子抜けしてしまった。 その夜の俊介はすごかった。 風呂から上がった私に、待ちかねたように激しく抱きしめて、そのままベッドに押し倒した。 そして身体中にキスの雨。 「ああん!まだ髪も乾かしていないのに~」 「イヴ!君が欲しいんだ!今すぐに欲しいんだ」 「いやん!そんなに乱暴にしないで~」 俊介は乳房を揉み始めたが、おだやかに攻めてきたあの頃とは全く違う。 すごく激しいのだ。 「痛い!そんなに強く揉んじゃいや!もっと優しくして・・・」 俊介は早々と私の両足を開かせて、顔を近づけてきた。 「ねえ、イヴ、ここをどんな風にされたの?」 俊介は私の返事を待たずに、クリトリスの包皮を指で剥き出しにした。 「あぁん・・・いやぁ・・・」 「ねえ、ここをこんな具合にいじられたの?」 覆うものを失ったクリトリスを、俊介は指でクリュンクリュンと円を描き始めた。 「あ、そこ、だめ、そこ、だめ、感じちゃう!いやん!」 「それともこんな風に舐められたのか?」
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山姥のお世話になる 知佳作
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シチリアの熱い風 第8話“復活祭” Shyrock作
「クレモナのパスクァって知ってる?キリスト教の復活祭のことなんだけど」 「ええ、知ってるわ。でも確か4月20日頃じゃなかった?今はもう9月よ」 「うん、そのとおり。復活祭は4月19日、20日のヨーロッパ全土で行われるキリスト教の祭りなんだ。キリストが十字架に処刑され、埋葬された後、復活して甦ったとされる記念日なんだ。その日に親しい人に贈るのが、UOVA DI PASCUA・・・つまりパスクァの卵なんだ」 俊介はキリストの復活祭のことを説明し始めたが、私たちとどういう関係があるのだろうか。 チョコレートはとても大きくて、高さが60cmほどある。 俊介は説明を中断して、バッグから木のハンマーを取り出した。 「イヴ、このハンマーでチョコレートを割ってごらん」 「え?チョコレートを割るの?」 私は彼のいうままに、ハンマーを持ちチョコレートを割った。 卵形のチョコレートの中央には予め、割れ目が入っていたようで、いとも簡単に二つに割れてしまった。 そしてその中から透明の小さな箱が出てきた。 「その箱を開けてごらん」 私は小箱を手に取り、そっと開けてみた。 「えぇっ!なあに~!?これってダイアモンドの指輪じゃないの!?」
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寝取られないために妻を仕込む 知佳作
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シチリアの熱い風 第7話“卵形のチョコレート” Shyrock作
久しぶりに会うというのに、すっぴんのままなんて・・・ (少し早めに連絡をくれればいいのに) 私は大きく息を吸って、玄関ドアをノブを握った。 胸の鼓動が自分でも分かるほど、激しく脈を打ってる。 ドアを開けると、そこには懐かしい顔があった。 少し日に焼けたようだが、笑顔はあの時のままだ。 手にはラッピングをした大きな包みを持って立っている。 「イヴ、元気かい?マジで心配してたよ。ひとことぐらい言ってくれても良かったのに」 「そんなぁ~・・・。別れた人に行き先を言って旅立つ人なんていないわ~。でも嬉しいわ。よく来てくれたわね」 「イヴ・・・」 「なに?」 「相変わらずきれいだね」 「もう!急に来るから、化粧をする暇がなかったじゃないの~。ちょっと早めに電話をくれたらいいのに~」 「あぁ、そうだったね。ごめんね。でも・・・」 「でも?でもなあに?」 「君は化粧をしなくても充分に美しいよ」 「う、もう!口だけは上手いんだからぁ~」 「いや、お世辞じゃないよ」 「そうなんだ。嬉しい・・・」 「あの」 「なに?」 「あの、部屋に入れてくれない?立ち話もなんだし」 「あっ!ごめん!気が利かなくて。どうぞ、入って」
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亭主の留守に輪姦され逝く妻 知佳作
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シチリアの熱い風 第6話“予期せぬ訪問者” Shyrock作
「早乙女イヴサンデスネ?オキャク様ガコラレテマス。電話変ワリマス」 (お客様?一体誰だろう?イタリアに知り合いなんかいるはずがない。ジョルジョ??おかしいなあ・・・彼なら部屋に直接来るはずだし・・・) 私は訝しげに思いながら受話器を取ったそのとき、耳を疑う声が飛び込んできた。 「イヴっ!?」 「う、うそ!・・・俊介!?」 まさか・・・ 車野俊介なら日本にいるはずだ。 イタリアに来たなんて信じられない。 彼とは別れたはずだし。 「イヴ、急に海外旅行に行ってしまってずっと帰って来ないから心配してたんだよ~。君の居所を調べるのに苦労をしたよ。でも実家に教えてもらってやっと分かったんだ」 「俊介さん、会社はだいじょうぶなの?あれだけ忙しいと言っていたのに・・・」 「だいじょうぶ!ってか、あんまり大丈夫じゃないんだけどさ。ははは~。実は、年休をまとめて取ってきたんだ~。部長は長期休暇を認めないって言ってハンコを押してくれなかったんだけど、いいんだ、そんなこと。だってオレ、イヴに会いたかったんだから。ははは~」 (バカ・・・俊介のバカ・・・) 私は溢れ出した涙が止まらなかった。
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淡竹 (ハチク) の藪が御簾に思えて 知佳作
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シチリアの熱い風 第5話“街角のカフェ” Shyrock作
元々帰る時期など考えていなかったものの、経済的な問題もある。 帰国することも考えなければならない。 いっそ、イタリアで就職するのも方法だ。 看護師の資格を持っているのだから、仕事には困らないはずだ。 そんなことも考えながら、ついジョルジョとの蜜月のような日々の快楽にイヴは溺れてしまっていた。 ジョルジョとは毎日のように会う。 そして毎日のようにセックスをする。 「イヴ、コンニチワ!」 「ジョルジョ、ボン・ジョルノ!」 「うふふ」 「ドウシテ笑ウノ?」 「だって、二人の挨拶、全く逆じゃない~」 「ハッハッハ~!本当ダ。ネエ、ボク、日本語ウマクナッタダロウ?」 「ええ、すごい上達よ~。大したものだわ」 「イツモイヴニ、ベッドデオシエテモラッテルカラダヨ」 「そんなこと大きな声で言わないでよ~。恥ずかしいじゃないの~」 街角のカフェで待合わせをした二人は、早速会話に花が咲く。 言葉が通じにくければ分かり合えないと思っていた。 でも違う。 肌と肌を重ね合うだけで、心は通じ合う。 それって錯覚? いいえ、そんなことはないはず。 だって、ジョルジョのこと、間違いなく恋してる。 でもいつまでこうしていられるのかしら。
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野外で姦通中出しされそうになった妻を物陰に隠れて思いやる夫 知佳作
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