敦子と清美の希望がかなう日
弥生はほとんど食べ物を口にできなかったし、心細くて眠りにつけなかった。
隣で気持ちよさそうに寝ている男の股間を見ると、異様に膨らんでいた。
弥生は醒めた気持ちでそれを見た。
男の股間は弥生を見て反応したわけではなく、意識しなくても溜まれば膨らんでしまうと思えた。
「別に私がいなくても良かったんだ」
幸せそうに眠る男をそのままにして弥生は男の元を離れ、恐らくこの方角がと思う方向を目指して歩み出した。
恭介と暮らした自宅に帰りたかった。
あの家に帰れば、また何事もなかったかのような生活が送れると思った。
家を出てこのかた、まともな食事も摂れなかった。
もちろん化粧などさせてもらえなかった。
いつもどこかで見張られていた。
そこまでして胤が欲しかったのかと言えば、今はそう思えなくなっていた。
手元に、多少の食べ物を買う程度のお金だけは残しておいた。
自宅の住所だけは覚えている。とにかく歩けるだけ歩いてみようと思った。
恭介が差し向けたメンバーは弥生の存在を見失っていた。
男と一緒に寝ているとばかり思って、明け方までその場を離れ休憩していて立ち返ったときには既に弥生の姿が消えていた。
八方手を尽くして探したが、丸一日かかっても足取りを掴むことすら出来なかった。
恭介もメンバーも、男と離れることがあったら、弥生は間違いなく恭介と住み慣れた場所に向かうだろうと高をくくっていた。
ところが方向音痴な弥生は、あらぬ方向を目指して歩を進めていた。
表面上は理解に富み、やさしげに見えた夫の恭介もふたを開けてみれば弥生のことは何も知らなかった。
必死だったのは仕事という名目の趣味の世界だけで、隠れ家を失ってみればアジト以外何も残らなかったことになる。
仕事にしても売れ行きが伸び悩んでいた。近頃ではメンバーに支払うお金の工面にも困っていた。
これといって技術も持たない底辺の輩が盛んに同じような動画を仲間を募って自撮りし安く配信しているためで、もはや甘い汁をすする時代は終わったかのように思えた。
裏の世界の隅々にまで手を広げ、情報を入手していた恭介は敦子と清美の事件に目を付けた。
「弥生を見失った今、即金になるのは敦子と清美だ。探し出して連れてこい」
女を売っていることが官憲に知れたら事務所はつぶされる。それでも当面しのぐしかなかった。
敦子と清美を探すのは実に簡単だった。
弥生が匿われていたデリにお世話になっていたメンバーからの情報で敦子と清美も損失補填のため働いていると聞かされたからだ。
早速恭介は敦子と清美をメンバー名で指名して事務所ではなく借り上げのラブホテルの部屋に呼び出した。
敦子と清美は気が重かった。
噂に聞くメンバーの男は中年女性のアソコをネチネチと弄るいけ好かない性癖を持つタイプだと聞かされていたからだ。
ところが到着した時に出迎えてくれたのは、あの憧れの恭介だったのだ。
敦子と清美、殊に敦子は喜んだ。
顔を見た瞬間飛びつき、押し倒し恭介の言葉をろくに聞きもせず下半身を脱がすと男根を摘まみだして咥えてしまった。
言葉で制止しようとすると、その口を清美の豊かな乳房が塞いだ。
押しのけようと手を蠢かすと、手首を清美に掴まれ蜜壺に導かれた。
空いている手と言えば男根を捉えられた敦子の頭を抱え込むのが精いっぱいになってしまっていた。
ネットリとしたしなやかな清美の指が恭介の全身を舐め回しはじめた。
目の前にはち切れんばかりの豊かな肉体を持つ美女ふたりが、よってたかって恭介を責め立てている。
弥生を抱く気になれなかったほど悩ましげな若い女ふたりを、恭介はあの日、彼女らの裸体を見せつけられ抱きたくて狂ったことを思い出していた。
勃起し、前が膨らんできたことを悟られぬよう、たまたま海に立ち寄る計画の段階で予め履いてきた厚手の海水パンツだったことを幸いに、男根を股の間に折り曲げはさみ隠し通した。
陰嚢を押さえつけるようにしていたから興奮の度合いが増し男根が怒張すると吐き気がした。
それを何食わぬ顔をしてふたりの若い女性にサービスし尽くした。
お返しは十分期待したが、弥生が俊介に抱かれるという計画が成功したため、心ならずも仕事優先になってしまい、彼女らの熱い気持ちを受け取れないでいた。
清美の乳首に夢中になっているうちに怒張の切っ先が敦子に導かれ蜜壺の肉壁を割って根元まで食い込んでいた。
ベッドに寝かされると敦子の尻がゆっくりとグラインドを繰り返し始めた。
途中で捻るようにしながら棹を搾り上げていく感覚が下半身を支配した。
肝心の顔はと言えば、清美が顔面騎乗でワレメを押し付けてきて、舌を這わすと興奮で割れた壺の奥からピンクの襞が蠢くのが見える。
溢れ出る愛液が口いっぱいに広がり、若い女の子特有のツンとしたおしっ子臭と相まって鼻腔をくすぐり、その甘酸っぱい香りで息が詰まりそうになっていた。
敦子の下半身の責めを忘れようと清美の肉襞を舌や唇で責めることに懸命になった。
指を使って押し開き、ザラザラした部分を責め始めると腹壁が痙攣し始めるのがわかった。
しゃくりあげ、何度も顔めがけワレメを押し付けられるたびに恭介の妄想も膨らみ怒張が子宮入口を激しく突く。敦子の燃え上がりを見せつけられたせいか清美の喘ぎが頂点に達した。
恭介の脳内が真っ白になりかけたとき、男根の根元を強く摘まむものがいた。
清美だった。
敦子の中に出させまいと、結合部に手を挿し込んで恭介の根元を押さえ発射を寸止めした。
出さないうちに変わってほしくて懸命に敦子が逝くのを待っていたようだった。
恭介は清美の気持ちが痛いほどわかった。
眼前に突き付けられた清美の秘部は潤みきって、まるで秘貝が悶え苦しむように先ほどからグニャリグニャリと形を変え続け男の侵入を待っている。
恭介の男根を受け入れなければ治まりがつかなくなっていた。
敦子に与えた棹は、敦子の所作に任せ切っていたが、これではいつまでも清美に待たせることになると悟った恭介は自ら腰を突き上げ始めた。
何度も脳天をツーンを快感が突き上げ発射しそうになったが、清美のワレメに神経を集中させることで乗り切った。
敦子が全身をしならせてのけぞり激しく逝った。
敦子の壺から棹を引き抜いてみるとふたりの熱気でヌラヌラと照り輝いていた。
懸命に手を伸ばしてそれを摘まもうとする清美を制して押さえ込み、太腿を深く割って芯に引き抜いたばかりの怒張を挿し込んだ。
「あっ、あああ・・・逝く!」
清美はシーツを握りしめ必死に逝くまいと耐えていた。
恭介を先に逝かせ、自分こそが恭介の放精を膣奥深く受け止めるんだと心に決めているようだった。
恭介を弥生から奪ってやるんだと顔面を跨ぎながら思った。必死だった。
豊かな乳房は恭介の掌で握りつぶされていた。
それでいて腰に手を廻し陰部を引き寄せ結合を深くしようと恭介は力んでいる。
清美はあらんかぎりの力を腹筋に集中させ膣壁を蠢かせ亀頭冠を肉球を使って何度も弄った。
大臀筋を使って棹を掴みにかかった。
尻の穴を懸命にすぼめ、壺の括約筋に助成した。
「ん、ああ、あ・・・ッ!」
「清美、いやらしい声」
ベッドのスプリングが軋むほど恭介は清美の奥深くを貫いた。
清美はいつしか夢中になって恭介にしがみついていた。
ポチッとお願い 知佳
恋愛・結婚ランキング
google51904d4c43421b58.html