ありさ ブルースネイク 第2話 Shyrock作
しかし、ありさにはリーダーから強く信頼されているという自負があった。 (リーダーなら話せばきっと分かってくれるはず) ありさは今夜10時、ブルースネイクのアジトに行くことを約束していた。 雅治から「危険だから行くのはやめた方がよい」と諫言されたありさだったが…。 ありさとしては自分を心配してくれる雅治の気持ちは嬉しかったが、ブルースネイクを脱退するためのけじめはきっちりとつけなければならないと考えていた。 それは、ありさにとって、自分が新たに生まれ変わるための一種の禊(みそぎ)のようなものであった。 ありさは洋服を整え、洗面化粧台に向かった。 「ありさ、いくら言っても決心は変わらないようだね。仕方がないや。気をつけて行ってくるんだよ。終わったら必ず電話して。待っているから」 「うん、ごめんね。でも心配しないで。リーダーは物分りの良い人だし話せばきっと分かってくれるから。終わったら電話するから」 「ありさ、君の無事を祈っているよ」 「ありがとう・・・」 雅治はありさを抱きしめ熱いくちづけを交わした。 そして『ブルースネイク』に向かうありさの後姿をそっと見送った。
テーマ : 官能小説・エロノベル
ジャンル : アダルト
落日の長者~復讐心に燃えたハメ殺し~ 知佳作
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