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入谷村の悪しき淫習 ~美代子さんの口淫~

美代子さん 美代子さんが生きてきたこの時代の女性はおおむね多産系で胤の仕込み~孕み~出産~授乳・子育てと年中躰が空かず、押しなべてサカリがつくのは生涯平均してもせいぜいひと年に片手までとなっていました。  それと言うのもサカリがつくのに合わせ周囲を取り巻く男どもが必ず胤を植え付け、或いは和合があったからで日も落ちると寝るかはたまた和合しかなく仕込み後から子育ての間は一方は家族を養うため、他方は家族を守るための生活に追われ多忙さに汲々としてしまい男も女も締め込む相手を必要としなかったのです。  このサカリ、近年はひと年におおよそ400回程度挨拶代わりに締め込みを行う。 というのと比べると回数から言えばこの時代の締め込みは比較になりませんがそれだけにお世話になれる相手方の数にも制限があり、女性が胤を受け取る準備ができない限り、或いは伝えない限り男性もまた濁流など溜まらず。 従って万が一秘めやかにサカリがついたとしても相手にそうと伝えない限り締め込みを行ってもらえなかったのです。  入谷村の物語を書くにあたり何故にこの地が特殊かと言うと生活に追われ楽しみの無い時代一体何が楽しみか、それは無料で出来る締め込み以外なかった。 気分を高揚させつつ相手の心の内を探る。 そして娶わせる。 それこそが至高だったのです。 入谷村はこの点だけは他と比べ長けていました。
 現代女性が口にする 『溜まり過ぎたアレを呑まされるなんて・・・匂い嗅いを嗅がされただだけで吐き気が・・・』 などなど。 美代子さんが生きて来た古の時代にもし男衆が迫ってくれるようなことがあったなら有難過ぎてそのようなことは到底言えるはずもなく、またそれだけ栄養に乏しい時代にあって濁流は貴重であっただけに愚鈍と言われた美代子さんも求められるとなると先にも述べたように拒むことなくむしろ満面の笑みを浮かべサカったものでした。
 以前このような唄を紹介したことがあります。
「籠の鳥めがひっくり返ってこれまた上手に腰使うな・・・」
横になっておれば殿方が万事うまく済ませてくれるということを唄ったものですが、よくよく聞いてみると決してそうではなかったようなのです。
 確かにそういう一面もありましたが一部で足入れだの寝取りだの、或いは誰の堕とし胤かわからないなどと騒がれる女性もおり、その最たる女性である美代子さんはレスで飢えるあまり男根にむしろ自分の方から奮いついていってました。 実に簡単な原理ながらそれが更なる締め込みに繋がっていったのです。
 「今度からここにしようね」
下薬研 (しもやげん) の釜跡でご主人の目を盗んで近親相姦を行っては見たものの上 (かみ) 隣の竹谷 (たけだん) の爺様に見つかりました。
 美代子さんは考えた挙句竹谷 (たけだん) の爺様が今の時期寄り付かない竹谷 (たけだん) の奥にある埼松家の墓所で締め込みを行うことにしたんです。 ここなら見つかったにしてもいい訳が立つからでした。 野良仕事の恰好をして家を出ましたので蓑や鎌を躰から外し地面に置きました。 そうしておいて息子の義男さんを手伝おうとすると
 「ねえお母さん、こないだの人は誰?」
突然問いかけてきたんです。
「えっ 何のこと?」
直ぐに問い返したんですが、息子さんの言っている意味がよく分かりません。
 「だ か ら~ あの事だよ」
美代子さん、これだけは口にしてはならないと最初っから心に決めていました。 下薬研 (しもやげん) の釜跡で竹谷 (たけだん) の爺様の棹に溺れたことだけは何度聞かれても口にしませんでした。 誠心誠意義男さんがマグマを放ってくれたのにそれじゃ物足りなかったなどと口が裂けても言えないからです。
 それだけならまだしも息子さんの追及に他にも思い当たることがあったのです。
 「変な格好したおじさんにさあ~」
よく聞けば田んぼで雑草取りをしているところを山から帰って来た長嶋公則さんに声を掛けられ大声を張り上げ世間話をしていて、どうやらそれに妬いているような・・・ と言うか実のところそこから先はよく覚えていないんです。
 「ああ・・・それなら縁遠谷 (えんどだん) の山路 (やまみち) から声かけてきた人がいて、顔はよくわからなかったから適当に・・・」
と、こう応えました。 ところが・・・
 「そうかな~ なんだか獣の唸り声に聞こえたんだけど」
そこまで聞いてやっとわかりました。 山の中腹から確かに公則さんが声を掛けてきたんですが、そこには他に誰もいないかと聞かれ誰もいないと応えると急いで田んぼまで下りて来て棹を・・・ つまり挨拶代わりに出されたものを返礼として咥え、またそのお返しに指マンされ苦しみ抜いていた時の声だったんです。
 「あんたはそんなこと気にしないでいいの! 相手は下組 (しもぐん) の人なんだから」
ある意味敵対視している集落の人なんですと応えると
「唸り声のところだけでいいからもう一度やって魅せてくれる」
意地の悪いことに公則さんとの逢瀬を草陰に隠れてしっかり見ていて、それを今ここで再現しろと言うんです。
 「そう・・・あんたが観てたと言うんならこうこうしなさいと最初から言えばいいじゃない」
意地になって言い返すと息子さんの態度が一変しました。
 「あの時のように蟹股で開いて魅せてよ」
「お前どこまで・・・」
今更言ってみても始まりません。 美代子さんはモンペと腰巻を脱ぎ言われた通り蟹股になろうとしました。
 すると義男さん、そのモンペと腰巻を奪い取り鼻に当てたんです。
「これどうなってんだ。 汚れがたっぷりついて黄ばんでるじゃないか」
美代子さん慌てて奪い返そうとしますがモンペも腰巻も後ろに隠して返してくれません。
 グズグズしていると
「蟹股だよ蟹股。 どうしたの? 早くしてよ」
早くしないと父親に言いつけるとでも言いたげな口ぶりでした。 美代子さん、墓の脇に立っていた立ち木に背を預け股を開いて徐々に腰を落としていきました。
 正面から見ても大事なところは完全にくぱーっと開いてしまっています。 ところが・・・
 「もっと腰を落として! アソコを指で開いて あの人に魅せたように具までよく魅せてよ」
「ええっ!? あんたっ まさか・・・ う~ん、こうなの?」
精一杯開いたものですから陰唇は完全に入り口を隠す役割をなくし具が覗いてるんですが
 「もしかしてあの時の人にいつもここを使わせてたの?」
美代子さん首を激しく振りました。 息子にだけは入谷村の人々の言う肉便器になり下がりたくなかったんです。
 「もっともっと、あの時のようにもっと開いて。 そうだ、俺のも魅せるからさ、見てシルが流れ落ちるところを魅せてよ」
どうやら公則さんを興奮させるため指で開いて具まで魅せてた時の美代子さんのアソコの変化について言ってるようでした。
 「うわ~ たまんね。 俺こんなになっちゃった」
覚悟してたとはいえ下薬研 (しもやげん) で初めて童貞を奪ったと言おうか中に出させてあげ自信をつけさせてあげた時とは全く別の成長し始めた息子さんがそこにいたんです。
 昨日の今日のような気がしてたのに、もう義男さんの先端の皮は完全にめくれ恥じらうことなく母親の前で勃起したものを晒したんです。 この時になって美代子さん、目をそらそうとしますが息子さんの棹に何故か惹き付けられるんです。 グズグズ何かつぶやきながら肉胴を触る息子さんをつい、熱いまなざしで眺めてしまいました。
 「もしかしてあの時やってたこと、今日ここで俺にヤッテくれるんじゃなかったっけ」
石塔の影に隠れて締め込みをやろうと計画していた美代子さん、それが高台にある墓で周囲に晒すように開いてアソコを魅せつつ息子さんの肉胴を擦れというんです。 美也子さん、自分を睨みつけてくるソレに怖気を奮いました。 それでも息子さんは諦めてくれず、とうとう手首を掴まれ肉胴に導かれました。
 胸を開けられ乳首を指先で弾かれながら美代子さん、ご主人の昭義さんに見つかりませんようにと祈りつつ息子さんの棹を擦り上げました。
「ほらっ お母さんだって濡れて来たでしょう」
美代子さん、首を横に振りますが息子さんにしてみれば入谷村の大人の男どもに向かって挑戦する気持ちになってたんでしょう。 その気になって来たんじゃないと盛んに問いかけてくるんです。
 気が付けば棹を擦ってるのは義男さん自身で美代子さんはそんな義男さんの目を見つつ気づかぬうちに自分自身の花弁に指を忍ばせていたんです。 言われるまでもなく潤んできていました。
 「ほらっ あの時のように濡れて来たでしょ」
美代子さんが挿し込んでいた指をどけさせ息子さん、自分の指を挿し込み中の具合を確かめました。 そうしておいて
 「ちゃんと指にシルつけてコレ握ってよね。 あの時のように」
美代子さんの手首を握ると再び棹を指し示し握るように脅し上げてきたんです。
長嶋公則さんはどちらかと言えばうさぎ系でした。 そんな公則さんでも美代子さん、この時は逃すまいと愛液付きの指で握り擦ってあげてたんです。 それから比べると年端も行かぬとはいえ義男さんは野獣です。
 
 美代子さん、高台で手取り足取り女について教え込もうとしてたんですが、いつの間にか攻守交替になり息子さんに命じられるまま周囲に魅せつけながらお互い自慰を魅せ合うことになり、その興奮からつい息子さんの肉胴に手を伸ばし擦り始めたんです。 その間にも乳首を弄られ・・・最初は顔を背けつつ擦っていましたが喘ぎ声を発し始めたのを機にしゃがまされ咥えさせられました。
 最初は舌先でチロチロ舐めていましたが義男さんの腰ふりが始まると本格的に扱き始めてしまいました。 義男さん、だらしない母親を凌辱してやろうと向かったのに、何時の間にか熟し切った躰に夢中になり眼下に豊かなお母さんの乳房が揺れているのを見て興奮してしまってたんです。 
 「気持ちいい~」
美代子さんの頭を押さえるようにして義男さん、お母さんのお口の中にギン勃ちになった逸物を送り込みます。
あまりの大きさに嘔吐しそうになりながらも妖しげな視線を息子さんに送り自らも自慰を繰り返すお母さん。
 「ああああ う~む いけない・・・出そう」
慌てて引き抜いた瞬間 美代子さんの胸に向かって飛沫いてしまいました。
 若さゆえかそれでも棹は萎えませんでした。 
「お母さん、これっ 綺麗にして」
半勃ちの棹を差し出す義男さんに美代子さん、中にわずかに残っていた白濁液を飲み干し義男さんの棹も舐めあげました。 これに満足した義男さんはお母さんを墓に残し帰って行ったのです。
 義男さんが帰った後美代子さんは墓の向かいにある山の頂上目指して登りました。 何処やら~覗き見されてるような気がしたからです。 義男さんがお母さんのいけないところを見たというのはこの竹谷 (たけだん) の奥に広がる紙屋 (かみや) の田んぼでのことだったのですが覗き見てたのは当の定男さんでした。
 「最前世話してやったアレな、返してもらおうか」
世話したとは竹谷 (たけだん) の爺様の棹に溺れ逆夜這いを仕掛けあわやご主人の昭義さんに見つかりそうになり庇ってもらったことを言うんです。 
 「お前下薬研 (しもやげん) の釜に行っとったんだってな」
なんであんなところにと聞かれたんですが、それについては答えませんでした。 ところが・・・
「竹谷 (たけだん) のに惚れたんか」
ズバリと聞いてきたんです。 まさか締め込みにヨガってのたうち回ったなどと言えるはずもありません。
「杉タケの生える場所を教えてくれると言われて・・・」
そう言ってごまかしましたが案の定全てバレていて広げさせられ棹で奥の方まで調べ上げられたんです。
 竹谷 (たけだん) の爺様の棹が恋しく夜這いを仕掛けるほどですから胎内は男根が欲しくて狂いまわっています。 それを知っていて締め込みを図って来たんです。 中に出しさえしなければサカリの付いた女ほど具合の良いのもはありません。 逝かしてくれそうになっては止め堕ちそうになっては止めを繰り返され、とうとう美代子さん、定男さんにしがみつき懇願し始めたんです。
 挿し込んで十分掻き回し引き抜かれた棹に、美代子さんはしがみつき懸命に口でご奉仕を繰り返しました。 乳房を揉まれ乳首を転がされ、ベロチューをされ悩乱しているにもかかわらず引き抜いたそれを今一度花弁に押し付けてくれようとはしないんです。 理由を正せば下の者 (しものもん) が、つまり下々の者が利いた風なと言うんです。
 確かに庇ってはもらいましたが庇ってくれた場所というのが厩だったのです。 積み上げられた藁の中で定男さんによって散々弄ばれ、アソコが擦りむけて痛くなって初めて解放してくれたんです。
 意地悪な定男さん、美代子さんにお礼として稲田に生えた雑草を抜けと言ってきたんです。 切り図のことなど聞かされてない美代子さんはその田んぼが誰の持ち物かも知らずその草を抜くことが埼松家の繁栄につながると思い込み懸命に抜きました。 そんな時声を掛けてきたのが下組 (しもぐん) の上手 (かんて) の長嶋公則さんでした。
 奥さんが中 (なか) のご主人と良い仲になって家の裏にある祭神の杜で睦み合うようになってたんです。 それに気づいた公則さんは墓参りを装い後をつけましたが、ふたりを見つけた時にはすでに遅く下半身だけ衣服を脱ぎ捨てお互いの下腹部がぴっちりと密着してしまっていました。
 公則さん、何処をどうやって歩いたのか覚えがないまま縁遠谷 (えんどだん) の山路 (やまみち) に現れ美代子さんに声を掛けてきたと、こういうわけなんです。 下組 (しもぐん) としては珍しくこの時期に元の原因が妻の不貞とは言いながら公則さん、越境してまでハメたくなるほど美代子さんに欲情してしまったようで、その恩恵を美代子さんが受けたと、こういういうわけだったそうなんです。
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